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ダークファンタジー小説 奈落の王

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ダークファンタジーの小説、「奈落の王」のまとめ記事です。
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#貴族

(一次小説 ・ ダークファンタジー )奈落の王 その二十七 敵襲

──それは黒い森から湧き出てきた。 雄叫びを上げて、一番乗りを競うかのように、森の出口か…

燈夜(燈耶)
9か月前
3

(一次小説 ・ ダークファンタジー )奈落の王 その二十六 急使

──ッシュ! 窓から首を出した一人、ロランは風の音を聞く。 「危ない!」 と、隣のタスク…

燈夜(燈耶)
9か月前

(一次小説 ・ ダークファンタジー )奈落の王 その二十五 犬頭の軍勢。迫る妖魔。

アリアがいる地下へと向かおうとした、銀仮面卿ことロランとタスクラン公子に、砦の兵士が急報…

燈夜(燈耶)
9か月前
1

(一次小説 ・ ダークファンタジー )奈落の王 その二十 貴族の食事

キノコとコーンのスープである。  ホワイトソースに芋がゴロゴロ浮いている。  そしてその…

燈夜(燈耶)
9か月前

(一次小説 ・ ダークファンタジー )奈落の王 その十七 深き森の砦。照葉樹林も深…

木々が密集している。 昼間でもなお、暗い森。 森が動く。 道の悪さのためでなく、明らかに森…

燈夜(燈耶)
9か月前

(一次小説 ・ ダークファンタジー )奈落の王 その十六 兵站こそ戦の生命線。主計…

馬車がギリギリ通れるほどの道なき道。 土は剥き出し、しかも岩の合間に木々の根が伸びていて…

燈夜(燈耶)
9か月前

(ダークファンタジー) 奈落の王   その十五 銀仮面卿の初仕事

そして次の日の朝。 ロランの部屋にハルフレッドがやってきて、言うのだ。 そう、何度も言うが当然ハルフレッドの方が身分は上だ。 ロランはサマンサから教えられたばかりの、ぎこちない礼をハルフレッドに返す。 「早いな」 「ああ、おはよう『銀仮面卿』」 朝一番に自らのお出ましなのだ。 なにか火急の用でもあるのだろうか、いや、あるに決まっている。 と、ロランは思い、眠気眼を擦っては、姿勢を無理にピンと伸ばし彼の顔を見た。 うん、何度見ても彼の顔も体つきも自分そっくり。 ただ違う

(ダークファンタジー) 奈落の王   その十四 伯爵公子閣下の望み

 ハルフレッドのテンションはまだまだ上がる。 ロランはそんな彼……実質的な主人の……姿と…

燈夜(燈耶)
9か月前

(ダークファンタジー) 奈落の王   その十三 銀仮面卿と伯爵公子閣下の密談

 石造りの部屋。『銀仮面卿』ことロランにあてがわれた一室だ。 今ここに、影ではなく表、つ…

燈夜(燈耶)
10か月前
1

(ダークファンタジー)奈落の王 その七 道とは何か。

 騎馬のハルフレッドとライルの主従は時々後ろを振り返り、この仲のよさそうな兄妹の仕草や会…

燈夜(燈耶)
10か月前
2

(ダークファンタジー)奈落の王 その六 転機。神の悪戯

ロラン似の、いや、顔立ちや体格までそっくりの、偉そうに見える若者が口を開く。 そして彼は…

燈夜(燈耶)
10か月前
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