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ダークファンタジー小説 奈落の王

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ダークファンタジーの小説、「奈落の王」のまとめ記事です。
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#成り上がり

(一次小説 ・ ダークファンタジー )奈落の王 その二十八 森の中で、光と闇に出会…

暗き森。 その森にたたずむ者がいる。 森に生き、森に住み、森を命の糧としてきた生き物が。 …

燈夜(燈耶)
9か月前
6

(一次小説 ・ ダークファンタジー )奈落の王 その二十七 敵襲

──それは黒い森から湧き出てきた。 雄叫びを上げて、一番乗りを競うかのように、森の出口か…

燈夜(燈耶)
9か月前
3

(一次小説 ・ ダークファンタジー )奈落の王 その二十六 急使

──ッシュ! 窓から首を出した一人、ロランは風の音を聞く。 「危ない!」 と、隣のタスク…

燈夜(燈耶)
9か月前

(一次小説 ・ ダークファンタジー )奈落の王 その二十五 犬頭の軍勢。迫る妖魔。

アリアがいる地下へと向かおうとした、銀仮面卿ことロランとタスクラン公子に、砦の兵士が急報…

燈夜(燈耶)
9か月前
1

(一次小説 ・ ダークファンタジー )奈落の王 その二十三 邂逅

アリアは洞窟のむき出しの岩肌に躓いて転んでいた。 「あ痛!」 あちこちさする、幸い強く打…

燈夜(燈耶)
9か月前
3

(一次小説 ・ ダークファンタジー )奈落の王 その二十二 遠見の水晶球

黒ドレスのアリアが所在もなしに、砦内をうろついていた──いや、ただ単に、迷っただけなのだ…

燈夜(燈耶)
9か月前
3

(一次小説 ・ ダークファンタジー )奈落の王 その十九 前線の伯爵公子。そして砦に入城する銀仮面卿

何人が人数を減らすことになったロラン達一行の前に、辺境伯の城に負けず劣らずの石壁とそれを覆う蔦に囲まれた、ずっしりとした石造りの砦が現れた。 屋上には見張り台がさらに増設されて、肉眼か魔術なのかはわからないが、物見らしき塔がある。 そしてその塔には三人、片手剣を腰につるしている他、弓や弩弓を持った兵士がいる。兵士の鎧はおそらく煮固めた革で、軽いなりにそれ相応の硬度を持つ品と見受けられた。  ロラン──銀仮面卿の一行を見、いつもの輸送隊であると気が緩みかけたところで、彼ら物

(一次小説 ・ ダークファンタジー )奈落の王 その十七 深き森の砦。照葉樹林も深…

木々が密集している。 昼間でもなお、暗い森。 森が動く。 道の悪さのためでなく、明らかに森…

燈夜(燈耶)
9か月前

(ダークファンタジー) 奈落の王   その十四 伯爵公子閣下の望み

 ハルフレッドのテンションはまだまだ上がる。 ロランはそんな彼……実質的な主人の……姿と…

燈夜(燈耶)
9か月前

(ダークファンタジー) 奈落の王   その九 それぞれの学び。それはまるで別世界

アリアは膨大な木製の食器を前に、頭を抱えていた。 洗うには水がいる。 でも水は井戸から汲ま…

燈夜(燈耶)
10か月前
1

(ダークファンタジー) 奈落の王   その八 辺境伯の城

兄妹が貴族ハルフレッドに導かれ、彼の城塞で暮らし始めて三日がたつ。 ロランの妹、アリアは…

燈夜(燈耶)
10か月前
3

(ダークファンタジー)奈落の王 その五  遭遇。出会いはいつも突然に

心臓が跳ねる。 そして鼻息も荒く。 口が自由であれば、荒々しい息をしていたであろう。 ロラ…

燈夜(燈耶)
10か月前
4

(ダークファンタジー)奈落の王 その四  深い森の中で

森の木々から零れ落ちる陽光。 それはより黄金に。そしてより赤みを帯び始めて。 そんな陽光が…

燈夜(燈耶)
10か月前
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