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携帯を無くしていた日記2024.5.4

携帯をなくした。
夜勤明けの帰り道、電車の中に置いてってしまったらしい。
改札の出口の前で無くしたことに気づき、立ち尽くした。
眠気が一瞬で飛んでいって、冷や汗がでた。

今までの人生の中で携帯電話や財布などの貴重品を無くしたことはなかった。
なんなら、そういうもの無くす人を若干、軽蔑してたところがある。深く反省。人間失敗はある。

急いで駅員さんに説明して、探してもらうが、すぐには出てこない。
ちょうどその日は、家族を焼肉に連れて行く約束をしていたので、集合時間の連絡をしないといけない。とりあえず、必要な書類を書き、家に帰る。

家に帰ると、ほどなくして彼氏が帰ってきた。彼氏の携帯で母の携帯に電話するも繋がらない。実家の電話番号を久しぶりに押すが、正確な番号が押せない。人間って焦るとミスが増える生き物なのね、、、、と呆然とする。何とか、正しい番号を押すことができ、兄が電話に出てくれた。
なんと、母も自宅に携帯を忘れていっていた。
彼氏に「親子だね、、」と笑われた。しょうがない。血は水よりも濃いのだ。
集合時間を決めて、電話を切った。

次の日には、警察署に行き、人生で初めて遺失届というものを出した。本当に人に迷惑かけてるなぁって実感した。でも、夜勤明けで疲れてたんだもん。しょーがないやんって言い訳しながら、警察署の中では、落ち込んでるフリしといた。

携帯電話がない日々、とんでもなく暇になるのかと身構えていたが、案外そうでもない。家でやることはたくさんあるし、携帯をいじっていた時間を昼寝やテレビ、漫画に費やして、あっという間に時間が過ぎていった。
携帯電話が勝手に売られたり、連絡先などを抜き取られて知り合いに迷惑をかけたりしたらどうしようっていう不安はあったけど。
でも、たった2日で見つかって、手元に帰ってくるなんて、さすが日本としか言いようがない。

携帯電が帰ってきたら、忙しくなった。急いで連絡しなくてもいいことをわざわざメールやらLINEやらでやりとりするから。
会った時でいいのにね。
いかに普段、携帯電話に時間を溶かしているかよく分かった。
もっと文化的な生活を送った方がいいんじゃない?って思う。

友だちからLINEは全然来てなかったし、ほとんど公式LINEからのお知らせだったけど、人との繋がりを感じられるものって大切なものだよなって思った。
とりあえず、肩からかけるストラップを買って、手から滑り落ちてもくっついてくるようにした。
お前を一生離さないよ♡

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