寿命って後ろにのばせる
例えばフェルメールの
"窓辺で手紙を読む女"が
修復されて余白の部分に
天使の絵が出てきたっていう
今年の大事件
みんな知ってる
牛乳そそぎ娘の絵も
余白の部分に何かあるのが
X線検査でわかってるらしい
余白さいこうフェルメールの良さが
実はそうでなかった
ZANGNENG感
日本人の多くは
琳派的余白遣いを
フェルメールに感じてたと思う
しゃーないね
さて気になるのは
フェルメールのこの部分いらんなって
上塗りしたん誰?ってこと
そいつこそ
フェルメールをフェルメールたらしめた
名アレンジャー
このミステリーが今後
どう解き明かされていくか
楽しみ
こうやって過去の歴史に思いを馳せていると
その時代に行けてしまう
特に絵画なんかは
何百年も昔の映像へ
脳をリンクさせてくれるから
まるでその時代を生きた錯覚に陥る
もうこれは一種の麻薬のよう
寿命ってせいぜい80年〜100年やけど
こうやって歴史ダイブが癖になってくると
200年も300年も生きてるように
脳が騙される
そうなると
人生充分生きた感が出てきて
未来へ命を延ばす事に
必要性を感じなくなってくる
数字に騙されがちだが
同じ100年でも体感時間は
人それぞれ
切腹ができてしまう
お侍の心理が
分からんでも無い
仏壇や遺影が家の中に無くなった現代
死を感じるツールを置いて
死ぬ事をもっと身近に感じる
そんな生活を取り戻すべきかなって思う
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