断乳? 卒乳? 離乳でお悩みのお母さんへ
質問:4歳の娘がいます。そろそろ断乳したいと思っています。でも娘は「もっとおっぱいを飲みたい」と言っています。すると、小学生の息子が「僕は本当はおっぱいをやめたくなかった。本当は今でも飲みたい」と言ってきました。どうしたらいいでしょうか?
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今月に入って、偶然にも、このような質問を3名の方から寄せられました。ひょっとしたら、割とよくあるお悩みなのかもしれません。
私の答えは「わかりません」です。
だって、お母さんが答えを見出すことですから。第三者の私が決めることではありません。でも、私は、この答えを見つけるために参考になればいいなと思って、次のような返事をこのお母さんにしました。
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離乳についてですが、先月、母乳について、
私は2時間にわたり、講座をしたばかりでした。
詳しいことはその講座を再度開催するときに
受けていただきたいのですが、
少し、要点をまとめてみようと思います。
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母乳には、母子を結びつける作用があります。
ですから、
母乳を飲んでいる限り、親子が母乳の力によって結ばれています。
夜、寝るときだけの母乳でもそうです。
そして、母乳を辞めたら、息子さんの自立への旅が始まります。
そこで、離乳後には、母乳に代わる親子の絆も必要になります。
母乳以外の親子の絆は築けそうですか?
お子さんが自立への一歩を踏み出すのはいつがいいと思っていますか?
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そして、お子さんの言葉を、
言葉通りに受け止めるべきかどうかを
考えてみるのはどうでしょうか。
例えば、小学生のお子さんの
「今もおっぱいを飲みたい。」
小さなお子さんの
「おっぱいをやめたくない。」
この発言の真意が何かを考えてみてください。
言葉通りなのかもしれませんが、
ひょっとしたら、それが、
「お母さん、自立へ向かって歩き始めたいけれど、
安心できるお母さんの温もりからも離れたくないよ」
という、アンビバレントな気持ちの現れなのかもしれません。
ひょっとしたら、それが、
「お母さん、おっぱいをやめるんだったら、
おっぱいに代わる安心できるものってあるの?」
なのかもしれません。
そして、大きくなったお子さんが、
「本当はおっぱいをやめたくなかった」という発言。
ここでの「おっぱい」は、母乳のことなのでしょうか?
それとも、母乳にまつわること、
例えば、お母さんとの肌の触れ合いや、
お母さんから愛情をもらっているという満足感などを
「おっぱい」という言葉で表現しているのでしょうか?
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また、お子さんの年齢にふさわしい、
愛情表現って、安心できる材料って、なんでしょうね?
母乳以外に、ふさわしいものありますか?
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また、お母さんがスマホをみながら授乳していたり、
授乳中にあたたかい「なまなざし」を向けられていなかったりする場合、
子どもの、おっぱいへの満足度が低く、
離乳を強く嫌がることがあります。
授乳を通して愛情のこもった交流ができていたのでしょうか?
と、自分の子育てを振り返るための、良いチャンスです。
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そして、お母さんがやめたいと思っているけれど、
子どもがやめたくないという気持ちに、
お母さんが揺れています。
自分の気持ちを我慢してしまいがちな時は、
・自分を見失うほど、子ども中心すぎる人生を送っていませんか?
・お母さんが、自分自身の人生をちゃんと歩んでいますか?
自分自身を振り返ってみてくださいね。
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そして、お母さんが子供から精神的に離れられない、とか、
お母さんが子供に精神的に依存しすぎている、とか、ならば、
子どもは自立への旅に出かけること(=離乳)を
ためらってしまうと思います。
だって、お母さんが引き止めているから。
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そんなことを、今一度、思い巡らしてみてはいかがでしょうか。
ぜひ、このようなことを参考にして、
いつやめたらいいのか、
どうやってやめたらいいのか、
それとも、このまま母乳を与え続けるべきか。
答えを、ご自身で見つけてくださいね。
※それではミルクで育てていると親子の絆はどうなんだ?と
憤慨される方もおられるかもしれませんが、
ここでは、母乳に関する質問なので、
今回の投稿では、ミルクについては触れていません。
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