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暴力と不平等の人類史 ウォルターシャデイル


分厚い彼に出会った〜。
自分で選ばない本に出会え、
イケハヤさんに感謝です。

タイトルからしてごついです👍
文は582ページ
注釈141ページ
この彼は一緒に出かけられないかも😗
ちょっと重い。

日本語では暴力と不平等の人類史とシンプルですが
英語見えますか?

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The great leveler 

violence and the history of inequality from the stone age to the 21st century

グレート・レベラー
暴力と石器時代から21世紀までの不平等の歴史

Levelerは平等主義者ですが
greatがつく事で
力で平等を作る感じがする。

調べたらgreat levelerは
遠回しに【死】という意味だった。

タイトルだけでとて深い。

オーディブルあったけれど17時間超え。
英語でそれだけ聞けたら素晴らしいと思います。

平等化の四騎士 ーー 戦争、革命、崩壊、疫病

余剰資源があることで不平等が生まれ、

社会制度で平等にすることなく、

少数のエリートによる余剰の占有が

国や権力で占有されてきた。

それらを平等化するには

戦争、革命、崩壊、疫病の四騎士

まさに今世界で地球で起きていることだと感じた。

世界大戦は所得と富の平等が減少した。

と書かれているが

今の世の中では戦争で二極化している気がするので

どの視点から見るかによるのかもしれない。

国家の破綻

国家と裕福な人たちがつながっていて

戦争で国家が破綻することで、

エリート集団を保護するものがなくなり、

平等化に近づくということを言っている。


感染爆発

伝染病で人口が減ると

賃金が上昇し土地の価値が下がる。

労働者は特をして、雇用主や地主が損をする。

まさにアメリカなどで

起こっている賃金インフレがそうだ。


国家の誕生


所得と富の不平等なアクセスにより国家形成

政治と密接に絡む商業活動を保護

物資的資源を少数の人間が握る。

国家が変動のないヒエラルキーを導入する限り

富の不平等は拡大する。

疫病の衝撃

1347年にヨーロッパと中東を襲った疫病で

人口が減り、労働人口も減ったので賃金上昇。

エリートの財産は縮小。

納税記録から富の不平が下がったことが窺える。

国家総戦力

日本はかつて最も不平等な国のひとつ

1938年に上位1%が
税金や社会保障が引かれる前の19.9%を
手にしていたが、1945年には6.4%に低下。

戦争による不平等を少しは解消。

病原菌と市場の連携による平等化

疫病により土地と労働者の比率がかわる

現在、スタバの賃金は
日本では1000円前後だが
アメリカでは17ドル2100円くらいになっている。

ベビーシッターさんは3800円の時給だ。

各企業が賃金あげても

労働者が選べるようになってきている。

求人数は1人に対して
1.9とのデータがある。


この本を読んでいると

まさに今起きていることが

歴史で繰り返されてきたとわかる。


教育からアプローチの限界

アメリカでの1980〜2012年の実質賃金
大卒男性 20〜56%増
高卒男性 11%減
高校中退 22%減

今はネットが普及し
賃金の面でみれば大学卒業など
関係無くなってきているような気がする。


今回の本はめっちゃ難しいので
かいつまんでもこれくらいしか
わたしの脳に入ってきていません。


もしチャレンジしたい場合は是非!

平等について戦争や疫病などによるものと
いうことがわかったので
誰かに仕掛けられるのか
何がきっかけなのかをしっかり見極めて
お金の流れを見て行くのが大切と感じています。

この彼とはゆっくり時間をかけるか
たまに少し話するくらいでいいかな〜。

Albrecht Durer, The Four Horsemen of the Apocalypse,fromThe Apocalypse 1497-1498


このイラストで世界を表していると感じた。



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