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14歳からの哲学 考えるための教科書 池田晶子


まずはあとがきから読んでみた。
道徳の教科書になっているそうだ、
道徳の時間きらいだったから、
あまり良くないイメージが先行しての出会い。

まずは、この本から何を学ぶか?
哲学というものがわからないので、
どんなものかを知る目的で読みます。

目次を開き、気になるのは以下の項目。

付箋をはって、池田さんとのティータイムスタート。

4、言葉(1)
5、言葉(2)
7、死をどう考えるか
18、品格と名誉
19、本物と偽物
23、善悪(1)
24、善悪(2)
25、自由

わたしが選んだ中で、
7、23は中学校の道徳の教科書の内容でもあるそう。

あとがき、とはじめにを読んで、
はじめっから考えるって何?
悩むと違うの?思うってことは考えている。と
あって、私って考えたことなかった〜ってびっくり‼️

哲学ってこういう感じなのですね。
目的を理解しつつ。読み進めていきます。

言葉

”美しい”ってみんなが美しさを共通で知っているから
美しいがわかるわけだけど、
みんなが同じものを美しいと思うわけではない。
そんな事、考えた事なくて、
それを言語化できるってすごいと思った。


これは、以前からよく考えていたテーマ。
死と死体が違うということで納得。
死=ない
ということでもない。

わたくしのなかでは、
死は魂と分離、と思っているけど、
そこまでは書いていなかった。

心臓などが動いていれば、
体は動くけど、心とか魂とか言われるものも
一緒でないと機能できないと思う。

なかなか面白い🤣。


品格と名誉

上品 じょうぼん
下品 げぼん

この読み方するとは初めて知った。
仏教用語。

表面を取り繕っても顔に
上品さ下品さと言うものが出てしまう。

鏡をチェックしてみないと。
たまには自撮りしてみるか、
自撮りでは出ないかも、キメ顔で。
誰かに知らずにとってもらう写真がいいのかも。

まずは自分を自覚し、
好きになって自分を尊敬する。
自己肯定感低めだと思うので、
そこから自分を大切に。
今年の誕生日から毎日質問動画を
インスタポスプラにアップしていて、
そこから、自分と向き合うことを実践しています。
自己肯定感は少しづつ上がってきたの。

自尊心があれば誰に何を言われようと
ぶれることはない。

命より精神が大切。

本物と偽物

絵を描くのに誰かの真似か、
自分が描きたように描くか、
心の構えが違う事に気づく。

すべての人には個性がある。
比較して、個性的になろうとしなくていい。

自分が本物になることで、
偽物を見分けることができるようになる。

北斎の絵をみて本当にそう思った

葛飾北斎 為朝図(ためともず)1811年

生活にために描いている絵でないから、
人の心を動かす本物になる。

善悪


殺された人をかわいそうと思うから
人を殺してはいけないのだろうか?
生きている人は死んだ人がどういう状態かは知らない。

戦争では人を殺すのは国にとっていいことと思っている。
(思い込み?)

いいと思われることと、いいことは違う。

悪いことを知っていないと、自分で判断がつかない。

善悪は外にはなくて内にある。

それがわかれば自分で考えて判断できる。

自由

制限があると自由ではない。

法律が悪いと決めて自由でなくしている。

自分にとっていけないことは自由とは違う。

自由は自分で気づくもの。

自由とは怖れがないこと。

思いこみは不自由。

自分で考えていないから思い込んでいると気づくべき。

感想

自由については、衝撃でした。

自分で思い込んで枠をつくっていて、
思い込みにに対しての怖れからの不自由である。

そして誰かのせい、
環境のせいにしていた自分に気づくことができた。

哲学に触れることがなかった私に、
初めの哲学書入門としては最高なものとなった。

14歳と題名にあるが、大人でも十分学びはある。
若くしてこの本にであったならば、幸運だと思う。

今の学校教育でここまで考えることは
できてないことが多いと思うので、
気になる題名のところだけでも、
読んでみるといいと思います。

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