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ドブス・フィクション

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#眠たい

Chapter 3 「夢魔」 後編

車の中は清潔そうだった。少なくとも、目で見る分には。 男は、私を家まで送り返してくれると言ったが、車は私の家とは逆の方向へとドンドン進んでいった。 嫌な予感がしたが、私にもう、そこまで色々考える気力は無かった。 それどころか、あわよくば男の家で一晩寝てみてもいい... とまで思っていた。  馬鹿だった。 いつの間にか、車は高速道路の中へと入り、看板には "静岡" の文字が見えた。 流石に不審に思った私は、男にこう尋ねた。 「すみません、一体どこに向かってるんで