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登山部🌸

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私の好きな山『早池峰山』のお花を含めた登山記録や、歴史、宗教、文化、不思議な出来事など、自分で調べたことをこちらにまとめていきます。
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2023年11月の記事一覧

100年前・お花を巡る物語り

牧野富太郎のことは、多くの方がご存知のことと思います。 このnoteは、現在の岩手県紫波郡紫波町で生まれた農家の長男で、植物学者・マキシモビッチ(マクシモービチ)との運命的な出会いによって、植物界に大きな功績を残した「須川長之助」の物語です。 ■幕末・開国・明治維新〜激動の時代に マクシモービチというロシア人の植物学者は、牧野富太郎(以下、牧野)ら明治初期の日本の植物学者からとても慕われて、多くの人を育て、現代の植物相の礎を築いた方です。 時代は幕末・開国・明治維新。

1904-7-22 『早池峯山採集日記』 飯柴永吉先生

科学誌『理学學』への寄稿 「理學界」という明治38年8月5日発行の理学雑誌(一部15銭)に、早池峰山の紀行文があります。読みやすい文章に意訳してみました。 寄稿者である飯柴永吉先生は、明治6年に三重県で生まれ、私の母校、東北学院(当時の中学)で明治36年から33年間教鞭を執られた方です。 以下の紀行文は1904年、先生が31歳のときのものと思われます。 早池峯山採集日記 飯柴永吉 早池峰山は岩手県盛岡市の京都方面(方角を表すのに「京方」という言葉を使っていまし

2022-11-04 山の危機。その「執念の報告書」。

東北森林管理局のホームページをよく拝見させて頂いてます。 検索で山の名前などを入れてみると、さまざまな資料が閲覧できます。 私は早池峰山に関連するレポートは特に目を通すようにしてました。 外来植物の駆除や、携帯トイレ意識向上の取り組み、ニホンジカの食害対策…など、早池峰の自然を守るための取り組みを、こちらのサイトから学びました。 「お花がきれいだな」がキッカケで通わせてもらうようになった早池峰山。その影には、この自然を守ろうとする人たちのたゆまぬ努力があるんだなぁと、

2023-09-16 遠野郷の五芒星☆と直列現象

遠野郷八幡宮の宮司さんが長年コツコツと研究を重ねて2021年に発行された本「不思議の郷 遠野」、 『道の駅 遠野風の丘』で購入させて頂きました。遠野郷の「直列現象」や「五芒星」について記載があり、非常に興味深い研究内容です。 そして実際に今日、行ってみました。車で全部周るのに4時間弱、走行距離90km弱のドライブになりました。車を止めてからちょっと山を歩くので、熊鈴は必須です。 一部書きかけです。 ◆直列現象って何? 早池峰山を開山した四角藤藏の居住地にある伊豆神社

日曜朝は美味しいコーヒーで☕

山登りを初めてから、山頂でビールを飲むのが楽しみの1つになりました。帰りは、酒気帯びなんですよね🚙。時代じゃないと、今は反省です。。 そんな変化もあって、山頂での楽しみはビールからコーヒーに取って代わりました。最初はインスタント。やがてドリップパック、そして豆から挽くコーヒーへ。 Amazonでコーヒーミルを購入です。 豆を挽く粗さも調整できて、メンテナンスも楽なスグレモノ。 お山の山頂で、ガリガリと豆を引いて、遠くを眺めながら頂くコーヒーは、泣けるほどに贅沢で感動の

2022-09-11「お山の神様」?

2022年9月11日(土)、 早池峰山麓のある神社さんを目指して、子供と二人でサイクリングに出かけたときのことです。 神社さんは、宮沢賢治さんの『注文の多い料理店』『どんぐりと山猫』の舞台にもなった言われる集落にあります。 かつては街道がありましたが、ダムが出来て大きな道路が開通してからは、往来の少ない静かな集落になっています。 熊が出そうなので、手を叩いたり大声を出したりしながら、子供と賑々しく進みます。びっくりさせたらゴメンネ。 小さな集落の小さな神社には参道が2