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サマースキーに行ってきた

群馬県にある丸沼高原にて,サマースキーをしました。初のサマースキーとなった2日間の記録を書いていきます。


 言うまでもないが,スキーはウインタースポーツである。それゆえ,夏はなかなかスキーらしいことができず,基本的な体づくりがメインの活動となってくる。

 しかし,それでも私はスキーがしたい!
 スキーがしたいのである。

 そんなことを考えていたとき,先輩と友人からサマースキーのお誘いが来た。まさにナイスタイミングであった。これは乗るしかない。二つ返事で日程を調整し,先日,丸沼高原にて数か月ぶりのスキーをした。

 板はサマースキー用のものをレンタルした。冬場に使うものと比べると,板のエッジがきつく研がれており,さながら包丁のようであった。
 取扱いに注意しながら板を履くと,久しぶりの感覚に心が躍った。ブーツのせいですねが痛くなる感じや,リフトに乗ったときの浮遊感などに,いちいち声を漏らしていた。
 まだ滑走していないのに気分が上がりまくっている自分に気が付き,少々恥ずかしくなった。


 サマースキーは金曜と土曜の2日間にかけて行われた。
 1日目はスキーの基本的な動作を思い出しつつ,骨盤の位置を意識してひたすら練習した。
 練習中は,滑っている様子をカメラで撮ってもらっていた。どこを改善すれば良いか,いつでも見返せるようにするためだ。撮った動画はリフトに乗っているときや,休憩しているときなどに友人と見て,互いに問題点を挙げるなどした。

 1日目は曇天模様の天気が続き,時々雨も降っていた。しかし,プラスノーにとっては寧ろ相性が良いらしい。定期的に表面が濡れることで滑りやすくなるとのこと。
 私はその辺りに関する知識が無く,ただただ暑くなくて心地よいとだけ思っていた。このことを友人に話すと,それも大事だよねと同情してくれた。

1日目の天気。滑っていて眩しくないのも良かった

 2日目。
 この日は1日目と対照的に,青空が広がっていた。
 確かに,2日間で比べると少々滑りづらかったように思える。やはり雪上よりも摩擦が強くかかるのだろう。

2日目の天気。"映え"的には最高

 1日目は平日ということもあり,空いていてやり易かった。しかし,2日目は週末(しかも3連休)ということで大変混雑していた。周囲との衝突がないように注意しつつ,引き続きロングターンの練習を行った。

 カーブ時の姿勢と,ニュートラルの姿勢との切り替えを素早く行うよう意識した。滑り出しで腰を落とす癖があり,上半身が潰れたように滑ってしまうことが何度もあった。これは最後まで改善されなかった課題であり,冬場ではまずこの点を直せるようにしたいと考えている。
 より勢いのある滑りにしていくために,まずは正しい姿勢を維持できるよう練習を重ねていきたい。


 こうして2日間のスキーが終わった。深夜0時ごろに帰宅し片づけを済ませると,途端に眠気が襲ってきた。非日常を楽しんだ後に爆睡を決める様は,さながら遊び帰りの子供のようであった。

 冬のスキーでの目標もあらかた定まったことだし,それに向けて体をつくっていこう。冬まで生きていようと思った。


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