見出し画像

所有者不明土地の取り扱いについて、あるいは龍が如く0感想

雑感

文句なしに面白かった。
サブストーリー半分くらいやって、シノギもそこそこで45時間くらいでクリア。マネーアイランドは風俗王までクリア、水商売はマーズまで。シノギはこの先もやる予定。最強の肩パットキャバクラを作るぜ!

バブル期の景気がよくいかがわしい街並みが味わえるのが良かった。こんな下品な看板に溢れた世界を作っていいのか!?と驚く。よくこんなもん発売したなと感心する。この街並みを歩ける&眺められるだけでゲームとして価値があると思った。
序盤の敵が120円程度しかドロップしない7から入った者なので、バトルで万札が飛び交うのが非常に楽しかった。序盤の敵から50万くらい落とすうえ、物価が高いというわけでもない…バブル景気最高!

プレイスポットはテレクラが楽しかった。テレクラで勝っても待ち合わせで負けたりしてデートまで一度も漕ぎつけなかったが、桐生ちゃんがいい声で「優しい声だな…」とか言ってるのがとにかく面白かった。
その他は前々から遊んでみたかったファンタジーゾーンが遊べたのが爆アド。アウトランは一生クリアできないと思う。(電脳王の「アウトランで500万」とか嘘だろ!?さすが電脳王)

あとはディスコ!リズムゲーとしての完成度が普通に高くおもしろい…が、難しい。割とアレンジができる系のリズムゲームで独自アレンジやろうとすればするほど狂う。頭がおかしくなる。でも完成度高くていいと思った!

錦山を楽しむゲームだった。些細な発言が面白いし、極では見えてこない「桐生と仲が良かったんだ…」を感じた。学生時代の写真とか本当にダメ。

極の時は本当に誰が誰?という雑な認識だったのでちゃんと見直さないとだめだと思った。(人が再登場するたび「誰!?」になっていた/0は名前確認しながらやってたので大丈夫!)

踊ってる竹内力が可愛かった。一番好きなムービーはふぐ刺しを豪快に食べる嶋野の親父。ものを食べる様子だけで、圧倒的強者のオーラが出ている描写がいい。極も嶋野の剃毛シーンが好きだったが、嶋野はかなり製作陣の「強いヤクザ」像が投影されていると思われる。好き。

あと久瀬→閻魔!阿波野→桃太郎!でいいね~いいね~!渋澤は何なんだい!?が龍でガッカリした。
熱狂する桐生ちゃん。盛り下がるプレイヤー。
兄さんの般若もだけど、変化球っぽいのかっこいいよね。自分が背負うなら何がいいか考えたけど普通に虎にしそう。

細かいツッコミどころ
・マコトって兄さんが片目見えないの知ってるわけだから最後ピンとすら来てないのおかしくない?
・終盤の兄さんの「ピエロっちゅうことかいな」→「ピエロで結構」のスピード感がすごくて違和感(マジで即変わる)、この心理変化は何かしらイベント挟む必要があると思う
・0から入るとなぜか極の全ネタバレを食らう

土地争奪戦として見る龍が如く0

「絶好の立地の中にポツンと存在する所有者不明土地」というミステリーラインに引き込まれた。バブルといえば土地神話!という うってつけの話題だし、ゆくゆくはあの場所にミレニアムタワーが建つわけだ。最高。

しかしヤクザや不動産屋が絡んでなお所有者の特定が難しいとはどういうことなのか、相続人がたくさんいる?失踪者?海外異動者?どんなカラクリなんだ~!!!と民法を開いて進展を楽しみにしていた。それが全ての間違いだった。




まあ、そんな話を細かくやっても誰も喜ばないので雑に処理されて正解だったんだよね!!!
先にジャッジアイズ/ロストジャッジメントをやってしまったので、この題材を取り扱うということは拘りがあるんじゃないか?(不法占拠ビジネスの話が合間に入ってきたりして盛り上がった)と思っていたが、これはジャッジシリーズではない。ヤクザが暴力をふるうゲームだ。

土地所有者とマキムラマコトが繋がったのが盛り上がりの絶頂で、結局相続権があるのか相続登記まで行われているのかどっちなんだ、とか(さすがに相続登記はなされていないと思う)。
ここから立華の血縁絡めて来たら面白そうなのに、と思ったけどなんか普通に死んだ。あの時代で祖父の財産の被相続人が娘1人のその子供1人なんて事がありうるのか?など。

マコトがメタ読みで「まあ死なないだろうな」(失明の原因が心因性なので、治るのが予定調和であるため/心因性で全盲まで行くものなの?)というのが分かるので緊張感もない。
土地の売買契約どうするつもりなのか?マコトって印鑑作ってなさそうだし、作っていたとしてもあの場に絶対持ってきてないよね(拉致から移った先のほぐし快館にはないよね…)とか。日侠連と交わしたのはどういう土地の移転契約だったんだろうな。

所有者を殺すことにどんな利点があるんだろう(嶋野はもう一人の相続人を配下に置いているためマコトを殺害したいのか?)の答えが「どうせ真島は殺せないと思った」「愛を芽生えさせて譲渡させたかった」とかいうしょうもない答えだったのを知った瞬間にすべての希望は潰え、「誰がカラの一坪について一番面白いことを言えるか」バトルに変貌した。


エントリーナンバー1:マキムラマコト

「土地はお譲りします」

エントリーナンバー1:マキムラマコト

兄さんを欺いてこの場に立つ女が果たしてどんな策を抱えているのか見ものだが…。

「その代わり、あなたの部下3人の首をここに並べてください!」

エントリーナンバー1:マキムラマコト

!!!?

この女、武士か?????
ぜひ、なんか敵将の首を集めるのが好きな武将役として龍が如く維新に参戦して欲しいと思った。歴史に明るくないのでそんな武将がいるのかは知らない。

マキムラマコト、優勝。

エントリーナンバー2:堂島 宗兵

「皆カラの一坪を過大評価しすぎているんじゃないかと思っている」

エントリーナンバー2:堂島 宗兵

!!?

「自治体すら最近まで把握してなかった土地だ。気付かないフリで開発を進めてしまえばいい」

エントリーナンバー2:堂島 宗兵

!!!!!!?

そうだねw!!?

「所有者が権利を主張してきた時だけが厄介なので所有者を殺せばいいだけだ」

エントリーナンバー2:堂島 宗兵

そうだねwwww!!!!

なんでそんな簡単なことに気付かなかったのか。実際バブル期のいい加減な開発計画といい、彼らがヤクザであることといい、どう考えても堂島の判断が最適解だ。誰だ堂島は小物すぎて東城会を背負う器ではないとか言ってた節穴どもは!ちまちまとマコトの奪い合いをしている連中よりよっぽど現状把握ができてるじゃないか!

堂島 宗兵、優勝。



なんで殺し損ねてるんだよ…。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?