英語とわたし

この投稿はWARPSPACE Advent Calendar 2020の2日目の記事です。

こつこつ地味な仕事もこなしている社内フルタイムメンバーの上から2番目の年配者です。どうぞよろしくおねがいします。

日本人なら、多かれ少なかれ英語に対するコンプレックスってみなさんあると思うけど、普段の仕事で差し迫られて勉強しないといけない人ってそんなに多くないと思う。多分英語話せる人のほとんどは、そんな環境に身がおかれたに違いなくて。普通なら、仕事につかれて家に帰ってきて、ご飯食べたり、子供の相手したり(ここは疲労ポイント)、なんだかんだしてると結局英語話すための動機を軽く凌駕する何かでやられてしまうのです。まぁそれでも自分は頑張って英語体得したよ、って人はもうゴッドですね。爪ください。そのあとは「×」押してタブ消してください。自分は現在英語をなんとか会得しようと日々頑張っているというところで、そんな徒然なる思いを綴ってみました。

大学はちなみに、もう随分と前に外国語大学ってとこに行ってました。なかなかスペシャルな環境でしたね。想像してたより英語使う環境が少なくって、週に2回ネイティブの先生と話す授業以外は、全部机上のお勉強でした。なんなら半分以上は物理や社会や数学や宗教や哲学やなんやらかんやら。いま考えるとそんなとこに年間150万も200万も払うシステムに倍率が5倍も10倍も入学競争があるなんてイカれてましたね。もちろん自分もイカれてたわけですが。もしこのような大学で話せる人が育てられていたとしたら、残念ながらそれは人のほうに問題があった(もちろんいい意味)ということです。つまり、半端な環境で英語は習得できないということでして、そう思ってる人のほうが限りなく多いと信じています。そして半端な(入学時よりも低い?)英語力をもって大学を去りました。

そして今現在44歳。正確に言うと43歳の時点で、英語準マスト環境が訪れました。完全に欧米諸国に自ら遷移したわけではなく、あくまで日本にいながらですので、準マストと書かせて頂きました。要は取引相手の大半が欧米という事態に陥ったわけです。これが難しい。テレカンでは英語で行うわけですが、英語ネイティブからそうでない環境の人々との会話が始まるわけです。普通に聞き取れない上に癖がすごい。マジで半分以上わからない会話を1時間続けるのは拷問ですね。さて、普段の生活はもちろん日本語環境です。そこらのコンビニに行こうが市役所に行こうが、どこにいっても日本語が通じます。振り返ると自宅には養うべきチビが3人。幸いですが上の2匹はまぁまぁ自走可能で、3匹目は少し大変な感じです。こりゃいかんというわけなので、早速ですが、勉強を開始しました。A〇ONに行ってみました。最初はめちゃくちゃ緊張しますよね。なんだかテストを受けさせられて診断されるわけです。「あなたはこの程度の戦闘力ですよ」と。まぁそんなことにはめげずに空いてる時間を〇EONのアプリ使いながら勉強しました。少なくとも家の生物たちが不活性化している土曜の午前はがっつりと。自分で話したい内容をあらかじめ英語で仕込んでおいて、それをさも自分の言葉として教室で話す、なんてことを半年間頑張りました。おかげで話すという力は少しずつ身に付いたようです。でもAEO〇は結構値段も高いんですよね。半年しっかりやろうと思うとやっぱり20万円ぐらい掛かる。ということで半年たった段階でAE〇Nを辞めて、駅前〇学に切り替えました。ここは最安で月1万円という安いのが魅力ということで、ちょっとお試しでやってみました。本来1万円コースのグループレッスンは5人ですが、コロナっていうこともあり、3人に縛られるので、ちょっと割高になってるようです。そんなグループレッスンの内容は、基本的にテキストベースなんですが、結構先生次第。先生の質的にいうと、〇EONの先生陣が丁寧かなって感じです。が、概ね私には関係ありません。どんな英語でもどんな人でも、対応しなくてはならないお仕事が待っていますから。

そして現在ちょうど毎週の日課にしている英会話スクールに通って1年が経ちました。結論的に言いますと、去年の自分と比較すると、かなりスピーキング能力が向上した気がしてます。リスニングは反面なかなか向上しないですね。やっぱ早い英語はまったく無理です。というわけで、駅前留〇に加えて、現在はYoutubeにいらっしゃるTEDのスピーカーを先生に、ディクテーションをこつこつやってます。そうすると、いかに適当に聞いていたかが分かるとともに、極めて地道な作業に精神が追い詰められてきます。本当にこの先にスーパースピードの英語を聞き取れる世界に浸れるのか。A〇ONのカウンセラーの方からは、まぁこつこつやるしかねーよ、という感じなので頑張って続けていこうと思ってるところです(N〇VAはこの程度の予算だからか、そんなカウンセリングはないので、自分で考えて行動できる人向け)。

しかしながら、あっという間の1年間だったのですが、思っている以上に能力向上に費やした時間に対するリターンが乏しい感じ。個人的に言いますと、ギターの早引き練習の成果率より乏しい感じ。そう考えると語学習得って、こんな環境に陥ってからやる程度では、所詮知れてると思うばかりですね。もし英語力も大してないのに海外赴任が決まったサラリー戦士がいるとしたらそれは確実にラッキーですが、すべての日本人がそんな境遇を体験できるわけではあるまい。遅々として能力が向上しない中で、結果的に思ったのは、まずは自分の得意なエリアから英語力伸ばしていくってことでした。英語の使い方になんのバラエティもなく、言い回しも一辺倒だけど、ただただそこから少しずつ拡張していくイメージが自身には合ってるぽい。「結果は出てないけどとりあえず何かを信じて勉強を続けなくてはならない地獄」にみなさん不安になるのでは?と思う次第ですが、あなたはいかがでしょうか。

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