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【振り返る 真夜中のプラネタリウム‐Midnight Planetarium Live- ×堂珍嘉邦(CHEMISTRY)】

このライブは、元々『Now What Can I see? 〜Drunk Garden〜』開催決定の後に、『LIVE in the DARK』のプロデューサーS氏のお声掛けで決定しました。時系列的に言うと、『RENT』出演の話も出ていない段階です。誘い文句の中に「いつもより明るいので演奏しやすいとは思います」とあり、それだけで即決したような気さえします(笑)。

“プラネタリウムでのライブを配信する”という試み、S氏の並々ならぬ想いもあり、時間の無い中、新たなスタッフを交え、何度も会場の視察、考えうる演出と空間の事情など、やり取りを重ねました。カメラの機種による個体差の映り具合、何しろ暗闇を撮影する難しさ(質感)、特に星空のみの情景からグラフィックでの動きのある場面に移るときのカメラの絞り調整など、個人的には、専門レベルでの見解のやり取りを直接聞ける貴重な経験となりました。

ソロとして初の配信、すべてのスタッフが初の試みというイベント、打合せ~リハーサル~本番~放送までの緊張感は、配信日から、みなさんのSNSの投稿や、ファンクラブ“Drunkboat”へ寄せられるQ&Aを読む事で、やっと溶けた気がします。

『LIVE in the DARK』でも定番のナンバーが映える空間でしたが、そこは踏襲しつつ、堂珍自身また違うテーマで取り組んだセトリとなりました。特に「RAINBOW」を挙げてきたとき、コロナ禍でみなさんと空間を共有する事が、なかなか叶わない状況の中、我々スタッフもグッとくる瞬間でした。更にこの曲に掛けるS氏の想いも素晴らしく、モニター画面の映像が最後の最後まで星空のみと思いきや、あの星座達が登場した瞬間は、配信セクションエリア(ステージは直接見えないのです)が、S氏の表情含め、とても幸せに満ちた空間となりました。

-Set List-
1.Reflexion
2.evergrey
3.アンドロメダ
4.HEAVENLY (ohana Cover)
5.Lasers
6.LILAC WINE(Cover)
7.RAINBOW
8.My Angel
9.How I love you so
10.BIRDY

【BAND】
Guitar, Backing Vocal 石井マサユキ
Keyboards, Backing Vocal Dr.kyOn

ライブレポートはこちら
https://spice.eplus.jp/articles/277063

写真:Staff

S氏との共通した考えで、“プラネタリウムから配信してるライブ”ではなく“プラネタリウムライブを配信”するという事がありました。2ヶ月連続で配信視聴された方はお気づきかもしれませんが『Now What Can I see? 〜Drunk Garden〜』より、画面全体の明度は明らかに暗いです。明るくするとプラネタリウムの星と暗闇が綺麗に出ないので、カメラチームから「これじゃ、ご本人暗くて見え難いと思うのですが、大丈夫ですか?」と聞かれましたが、S氏も僕も「大丈夫です、いつもはまったく観えない時もあるので」と『LIVE in the DARK』と比較して会話するようになっていました(笑)。それでも配信というメディアでの“放送事故”はキチンとわきまえて、ギリギリのとこまでは明るくしましたので、是非ご理解ください!

写真:柴田恵理

『LIVE in the DARK』同様、また是非出演したいです。他のアーティストさんのライブも観ましたが、それぞれの特色を活かした演出なんだと改めて丁重なお仕事に感謝です。
堂珍嘉邦Staff

#真夜プラ
#liveinthedark
#ケミストリー
#堂珍嘉邦

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