見出し画像

初段を目指す人のために贈る少し新しい思考法3選

武芸には主に級位・段位というものがあるよね

他の界隈の初段のレベルというのがどれほどの難易度かは僕にはちょっと分からない、でも多分将棋と同じで誰でもなれるはず

将棋の初段はなにも漢検とか英検の1級のさらに上という難しい感じではなくて、ゲームのレベル上げくらいに考えて貰えると分かりやすいかな


まず初段にみんななんでなりたいのかと考えてみると「級位者のゴール」だからだ

初段を取れば一応は格好がつくよね、人に何級ですか?と聞かれて初段ですというのは気持ちがいいはずだ。

1番分かりやすく聞かれるのは将棋ウォーズの棋力だ。ちなみにウォーズの初段は並の道場で2級~4級くらいだと思ってもらえればいい

つまり初段を名乗ること自体は簡単なんだよね、3級くらいの力があればなれるから。

でもなんか納得いかないよね、借りてきた看板みたいなもんで3級の実力で初段を名乗るのはどうも気分がよくないなぁと思う人もいる。

なので本当(偽物はないはずなのだが)の初段になる方法を「3つ」考えてみたので述べていくね

①楽しむ

初心忘るべからずって言葉があるよね、今将棋をやっているのは最初が楽しかったからのはず。でも長く続けていくうちに「僕は才能がないんだ」「将棋の勉強をする時間が無いんだ」ってネガティブになっちゃったりすることもあると思う、俗に言うスランプってやつだ。

ただ、考えてみて欲しいんだけど将棋が楽しければ負けたことも喜べるはずなんだ。だって反省する材料が手に入るわけだし課題が見つかるから。勝つことはなんなら喜ばない方がいいくらいだけどそこは素直に喜ぶ方が楽しく続けられるから喜ぶことにしといてね。負けを楽しめるくらい将棋を楽しむのがまず第1歩だ。

② 感想戦をやる 

感想戦ができない人手を挙げてください

10人のうち4人~3人は手が挙がったと思う、なぜできないのか それは「自分の将棋に自信が無いから」

よく将棋道場で子供が大人に言い方はあれだけど講釈たれてる場面があるよね、その内容は間違っていても自分と違う意見を聞けるって言うのは大事なんだ

自分の将棋に自信を持ててないと読みに自信が持てなくなって内容があまり良くない将棋になってしまう。だからこそ将棋を楽しむのが第1のステップなんだ。

感想戦のやり方を軽く説明するね

まず勝ったときはなるべく相手の言葉を待ってあげて一緒に自分の意見を述べあって正解は出せなくても自分の読みを披露しよう。そうすることで自分の読みの穴が分かったり、気づかないことを気づけたりするから

負けたときは疑問に思ったことを聞いたり、相手にどこから良くなったと思ったかを聞いたりする。対局中に感じたこと、何だこの手は!?とかその手は両取りのかかるミスじゃないか?とかそういう局面を振り返ってみると自分の分からないが解消されていくはずだ

③ 定跡書は読まない

僕の本棚を見た事がある人からしたら何言ってるんだって思われるかもしれないけど本は詰将棋とかの問題集と考え方を教えてくれるほんと棋譜以外は必要ないと思う

まず本と同じ変化になることは少ない

そして本を読むと満足してしまう

同じ変化にならないのはよくわかっていると思うから省くけど読むと満足するってのはどういうことだろう?

例えばこれにて先手優勢って書いてある局面になったとするね、そこからみんな勝てる?10回中2回くらいはそこから負けるはずだ、それはそこで優勢だから勝てると思っちゃうから相手の手を甘く見てしまったり、相手の意外な手の対応が分からないからなんだ。

だから本を読むよりはプロの棋譜を見た方がいい、基本的にみんな同じ手順で進んでとこかで変化する。それを試して分からない変化の棋譜を見て学ぶ、それを試してまた…

っていうサイクルの方が僕としてはオススメだ。本は買いすぎてもいいことはないからとりあえずはプロの将棋を見て学ぼう

この方法たちで確実に初段になれるわけではないけどアドバイスとして役に立ててほしいな

このコラムを拡散してくれると上達に繋がるかもしれない、この文を読んだ人達同士で高め合う機会が出来るかもしれないし本当かどうかを知ることが出来るから。。。