あなたはどっち?マナー美学派VS全駒勝負派
度々Twitterで議題にあがる「全駒」
ルールだからいい、投了しない方が悪い、弱いのが悪い、という全駒教の意見
マナーとして悪い、人としての心がない、スパッと決めるのが格上というものだ、というマナー教の意見
果たしてどちらが正しいのか、僕なりの意見を中立で書いていくね
① ルール的には問題ないに対する意見
ルールとは何か言わなくても分かると思うんだけど簡単に言えば決まり事だよね
決まり事を守れば何をしてもいいというのがルールの穴というかルールの持ち味。
基本的にそういう穴は埋めていかれて「やってはいけないこと」に分類されていく
だから今のところ全駒はルール上してもいいってことになる。
投了しない方が悪いってのもここに含まれる、自分の手番であればいつでも投了する権利があるからね。
②マナーとして悪い
将棋は文化的なゲームであり芸事に含まれる、つまりマナーを守るというのが必要なゲームだ。
よろしくお願いします・ありがとうございましたと礼に始まり礼に終わる。この観点から言うとマナーを重視したものという言い方ができるよね
問題は「盤上でのマナーは必要か」という点だ。駒を綺麗に並べる・カラ打ちしないなどは相手の集中力などを阻害する点など相手を尊敬する念が失われているためマナー違反だ。
じゃあ全駒は?ということになるよね、これは将棋をどう「捉えているか」による。
将棋を文化的で礼節を重んじるものと捉えているなら全駒などありえない行為だ。相手を痛ぶるだけで美しさ等は感じられない。
将棋を戦争や戦いとしてみるなら全駒は全然OKだ、自分と同じ量の武器(駒)を持っている相手に情けをかける必要は無いという考えだ美しさとか礼節より勝つこそ全てだという人は全駒をして相手の心まで折りに行き、苦手意識を作ったりする
なので結論はでない、なぜなら宗教と同じで正解がないから。
ちなみに僕は全駒はどっちでもいい派だ。相手のマナーが悪ければするし、マナーのいい相手にはしない。
練習ではしないが大会ではするといったのもあるかな、練習は礼儀と自分の将棋に対する美学を整えるもので大会は勝負だから。
結局のところ、この議論に正しい答えを出せる人はいないだろう。
将棋を楽しんでいる人はしない派が多いとだけ言っておく。