ド・日記〜夢編〜
また夢を見ました。怖くはないけどめちゃくちゃムカついていたのはよく覚えてる。
相性診断は何をやっても最もいいが出るのに私とアイツはめちゃくちゃ仲が悪くて、アイツはよく私のものを奪っていた。私が大事にしていたマスコットだったり、演劇の相手だったり。アイツはよく保健室で寝ていた。私の大事なマスコットがなくなった時は頭にきて校内放送をかけてやると職員室に向かった。職員室にパーテーションだけでわけられた保健室の方に放送の電話機がある。そっちに行くと、顔色の悪いアイツが怒った顔の私を見てベッドの中からニヤニヤ笑っていた。
「お前か」「そうだよ」
1発殴りたかったが保健医の前では出来ずにマスコットを無理やり奪って、演劇練習をしているひとけのない3階の空き教室に戻った。空き教室へ向かう廊下から相方の歌声が聞こえてきた。自分のパートで乱入しようと早足で戻る。教室へバッと飛び入り相方の隣へ座ってねちっこく彼(彼女?)の耳元で囁くように自分のパートを歌い上げた。相方と目を合わせめくすくす笑い合い、そうしていたら先程職員室に荷物を配達に来ていた背の高いヤマト運輸のお兄さんが窓際に立っていた。
「いいですねこの学校。教室、今度使わせてもらいます。」
とだけ言ってどろんと姿を消した。
おわり
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