見出し画像

あこがれの形

私が小学生くらいの時は
学校から帰ると
親は仕事でいなくて
祖父母は畑仕事でいなくて
家の鍵も閉まってなくて

学校から帰って
勝手に近所の家に遊びにいったり
自転車で習い事に行ったりしてて

なので習い事さぼって
道中にある公園であそんだりもしたし

近所の家も出入り自由な感じで
遊んでる途中やのに
腹立てて勝手に帰ったりもしたし
超、気楽な感じやった

子どもたちがわちゃわちゃ集まって
家族じゃないのに
大家族みたいな
そんな雰囲気

息子が幼稚園の時
周りの子たちが
幼稚園後の遊びのお約束をする

息子は「幼稚園で遊んだから、わざわざ幼稚園終わってからも遊ばない」という持論を展開
帰ってひとりで遊ぶ

わちゃわちゃ家を出入りする子たちを想像して
昔の自分の子どもの頃を思い出して
えーなー と思ふ

けど、実際に息子の他に男児が3人くらい遊びに帰た日には
あんなに待ちわびたわちゃわちゃデイだったのに
「もうええわ」とくたびれ果てた(笑)

今、息子が小学生になり
息子の友達も私の友達も来てくれて
わちゃわちゃできる日も増えて
待望の出入り自由な感じも
醸し出せたりして

むっちゃ嬉しいけど
疲れる(笑)

いろいろ愛想(サービス)したくなって
疲れる(笑)

小学生でこんな感じなら
幼稚園児が毎日わらわら来てたら
もう私、終わってたなーと

幼稚園後まで遊ばない宣言をしていた
あの頃の息子に感謝状だ

あこがれの形に
自分が合わない時もある

あこがれの形が
自分にベストじゃない時もある



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?