通院生活

私はサッカーを始めた頃、病院にも通っていた。。元々福岡にいた時も通っていたのだが引っ越して通う病院が変わった。私が通っている病院は普通の整形外科でもスポーツ整形でもない。心身障がい児医療センターという何かしら身体に障がいを持っている方が通う病院だ。

この当時は週に1回、診察とリハビリPT(理学療法)、OT(作業療法)をしていた。PTでは右足の機能を少しでも向上させるためにストレッチや足首の運動などを簡単に行い、OTでは塗り絵や折り紙などで手の運動をしていた。なぜOTも行っていたのかというと当時若干ではあったが右手にも麻痺があった。私は物心つく前は利き手が左だったと両親に言われた。右手の麻痺を克服するために食事やお絵かきをするときに母親がいつも右手に持ち直していたという。おかげで右手の麻痺は完全に克服することができた。これに対しては両親にすごく感謝している。

当時私は通院がすごく嫌いだった。まず三鷹の家から病院のある板橋まで電車で1時間半かかる。母親は私のためを思い運動になるので交通機関を使って通っていた。電車に乗ると装具をつけている私は少なからずいろいろな人に見られる。小さいなりにもその視線がとても嫌だったのを覚えている。

唯一の楽しみはセンター内の売店の出張パン屋さんだった。お昼時になるといつも母親に卵サンドを買ってもらっていた。このパン屋さんは今でも病院に行くといつも食べている。

そして通い始めて1年がたった時私は人生で初めての経験をすることになる。これは次に書くことにする。  

                       

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?