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ペットフードの安全性と栄養基準

みなさんは愛犬にどんなドッグフードをあげていますか?愛犬のフードって自分の食べ物よりも気になったりしますよね!そんな愛犬のフードが果たして安全安心なのか気になりますよね!今回はペットフードの基準について解説していきます!

1.ペットフード安全法

みなさんは日本に『ペットフード安全法』という法律があるのをご存知でしょうか?

正式には『愛玩動物用飼料の安全性の確保に関する法律』と言いますが、一般的にはペットフード安全法と言われています。

この法律は、ペットフードの安全性を確保する事でペットの健康を守ろう!という趣旨の元に成立されました。

この法律により、国が定めた安全基準を満たしていないペットフードの製造・輸入・販売を禁止する事ができます。

国が設けている基準もかなり厳しく設定されているため、国内で販売されているフードに関しての安全性は心配ないと思って頂いて大丈夫です!

ただしここで1つ注意点があります。この法律ではペットの健康に害を及ぼす成分を完全になくすのではなく、死ぬまでに毎日食べ続けても問題がない量に抑えるように規定しています。それもかなりの余裕を持って規定しているので、基本的には問題はありません。

しかし、そのフードの想定している給餌料を遥かに超えて与え続けていると健康に害を及ぼす可能性があります。

つまり、そういった成分の入ったオヤツを主食のフードのように毎日大量に与えていると危険かもしれないという事です。

それぞれの商品は適切にあげるように与えるようにしてあげましょう!

2.ペットフードの分類

次にペットフードにはどんな物があるかご紹介します。先ほどご紹介したペットフード安全法で規制されているフードは以下の通りです。

・総合栄養食(主食となるフード)

・一般食(おかずとなるフード)

・おやつ、スナック、ガム

・生肉

・サプリメント

・ミネラルウォーター

私はペット初心者の方には、主食となるフード以外のおやつ等は特に必要ないと考えています。ペットとの生活になれてきたら、飼主さんの興味や向上心に応じて主食を減らしてオヤツをあげたり、手作りフードにしたりと徐々にステップアップしていくべきだと思っています。

ですので、今回の記事ではペットフードの総合栄養食についてご紹介したいと思います。

3.総合栄養食について

皆さんは総合栄養食という言葉をご存知ですか?私は犬の勉強を始めるまで全く知りませんでした!

それでは総合栄養食とは一体なんなのでしょうか?簡単に説明すると、そのフードと水さえあればペットに必要な栄養素を全てまかなえるという物が総合栄養食になります。それではその基準はどのように決まっているのでしょうか?


日本は欧米と比べてペットフードへの法的な対応が非常に遅れていました。そのため日本でも『ペットフードも安全でペットの健康を守れる物にしなければいけない!!』と思った時には、既に欧米ではそれぞれの栄養基準が出来上がっている状態でした。

アメリカではNRC(国立研究審議会)が犬猫の栄養学に関する研究結果などを評価し、栄養素の推奨値を示しています。それをもとにアメリカではAAFCO(米国飼料検査官協会)、ヨーロッパではFEDIAF(欧州ペットフード工業連合会)が独自に実用的な基準を設定しています。

日本ではこの、AAFCOの基準を満たしている物を『総合栄養食』として表記しています。ただしAAFCOは2016年にこの栄養基準の大幅な改正が行われました。日本ではこの記事を書いている2020年3月時点で、1997年版の基準が採用されているため、近い将来日本でも基準値の改正があるかもしれませんね。

ここで注意して頂きたい事があります。それは日本で『総合栄養食』とされるのはAAFCOの基準を満たした物だけである事です。つまり欧州の基準となっているFEDIAFの基準を満たしていても『総合栄養食』にはならないという事です!

ペットフードの中でもヨーロッパからのフードは総合栄養食の表記がない物も多数あります。表記がなくてもとても良いものは沢山ありますので、栄養の表記等を確認して頂き、愛犬に適切なフードを選んで頂けたらと思います!

それでも心配な方は、まず総合栄養食と記載のあるフードから始めてみて、状況に応じて変えていったら良いのではないかと思います!

4.まとめ

今回は犬のフードの安全性や栄養基準について解説しました。犬のフードは奥が深く、私も現在勉強中の分野です。犬の健康についてなので、どれだけ勉強しても結論は見えないかもしれません。

それでも私が学んだ事や印象に残った事をドンドンご紹介していこうと思いますので、皆さんも犬のために一緒に学んで頂けたら嬉しいです!

という事で今後も愛犬のためになる情報を発信していきたいと思いますので、これからも応援よろしくお願いします!

最後まで読んでいただき ありがとうございます。 これからも一緒に わんちゃんの勉強できたら嬉しいです😊 もしサポートいただけましたら すべてわんちゃんのために活かしていきます!