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ペキニーズのなりやすい病気シリーズ!僧帽弁閉鎖不全症!!

わんちゃんのために
色々と検索していただき
ありがとうございます。

ドッグライフサポーターの獅子パパです🦁

今回はペキニーズに多い病気シリーズ!

『僧帽弁閉鎖不全症』

についてお話します!

この病気はペキニーズ以外にも
多くの小型犬で見られる病気です。

決して珍しい病気ではないので
わんちゃんのために
どんな病気なのか
一緒に勉強していきましょう!

なお
ペキニーズに多い病気の
一覧を下の記事で紹介していますので
気になる方は
そちらから見てもらえると嬉しいです😊

1.僧帽弁閉鎖不全症とは

イヌの心臓は
ヒトと同じく
4つの部屋があります。

右心房→全身から血液が戻ってくる部屋
右心室→肺に血液を送る部屋
左心房→肺から血液が戻ってくる部屋
左心室→全身に血液を送る部屋

という形になっており
流れとしては

全身からの血液

右心房

右心室



左心房

左心室

全身

というように血液は流れていきます。

そして
右心房と右心室
左心房と左心室
の間には血液の逆流を防ぐために
弁といわれるものが存在します。

この弁のうち

左心房と左心室の間にある弁が
僧帽弁です。

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血液を全身に送るために

しっかりと閉まるはずの僧帽弁が
しっかりと閉まらなくなる病気が
僧帽弁閉鎖不全症といわれます。

弁がしっかりと閉まらないため
本来なら
左心室から全身へ送られるハズの血液が
左心房へ逆流することになり
しっかりと血液を送り出すことができない
心不全といわれる状態になります。

2.原因

僧帽弁閉鎖不全症の原因は
歳をとることにより
僧帽弁自体が弱くなることです。

他にも
外傷などによるダメージで
起こることもあります。

他にもキャバリアなどの犬種では
遺伝的に起こりやすいと言われてきました。

しかし欧米などで
こういったわんちゃんを
繁殖に使わないようにしたところ
ほかの犬種と変わらなくなってきたそうです。

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3.症状

僧帽弁閉鎖不全症の場合
症状がみられない場合が多くあります。

症状がある場合でも
最初は

疲れやすくなる

のですが『原因』のところで書いたように
歳をとったことで発症するケースが多く

高齢になったから
疲れやすくなったのか
病気のせいで
疲れやすくなったのかの
判断が難しいため
気づかずに放置されるケースが多くあります。

次にセキをするようになってきます。
興奮したときや
運動のあと
水や食べ物を食べたあとに

ノドに何かがつまったようなセキをします。

ひどくなってくると

・運動を嫌う
・散歩を途中でやめる
・呼吸困難

なども見られます。

心雑音と言って
病院で聴診器を当てることで
みつけることができるので

ここまでに書いたような症状が見られる場合
一度
動物病院で診てもらうのが良いかもしれません。

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ちなみにペキニーズの場合
元気な状態でも
散歩を途中でやめちゃう子がいるようですw

これはしつけによる問題のこともあるので
病気じゃなければ
しっかりと歩くように
教えてあげる方が良いかもしれませんねw

4.治療法

現代の動物医療では
この病気にかかってしまうと
完治させたり
進行を止めることができない場合がほとんどです。

ほとんどの場合は
お薬による対症療法

運動や塩分の制限をして
寿命を伸ばしてあげるような形になってきます。

外科的な手術をすれば
完治を期待できますが
日本では限られた施設でしかできず
動物の医療は自由診療なので
莫大な費用がかかります。

ヒトの場合には
僧帽弁の手術や
人工弁を入れるような手術があります。

動物医療でも
いずれはそうなっていくかもしれませんが
現状は難しいですね...

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5.まとめ

今回はペキニーズに多い病気の
僧帽弁閉鎖不全症についてお話しました。

この病気は
ペキニーズ以外にも
・キャバリア
・ポメラニアン
・マルチーズ
・シー・ズー
・チワワ
・コッカースパニエル
・ヨークシャーテリア

などなど
いろんな犬種でみられる病気です。

完治は難しいかもしれませんが
早期に発見することで
予後も良くなってきています。

ぜひ症状を知って
少しでも気になったら
動物病院を受診するようにしましょう!

ということで
今後も愛犬のためになる情報を
発信していきたいと思います。
これからも応援よろしくお願いします!


最後まで読んでいただき ありがとうございます。 これからも一緒に わんちゃんの勉強できたら嬉しいです😊 もしサポートいただけましたら すべてわんちゃんのために活かしていきます!