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犬とクレートの真実!

みなさんのおウチにはクレートはありますか?最近だとケージやサークルと言われるものが主流になっているように感じます。なのでクレートのないおウチもあるかもしれません。

インターネット上にはクレートに関する色んな考えが飛び交っているのも事実です。そのような情報が色々あって実際どうしたら良いのかわからない方もおられるのではないでしょうか。

という事で今回は、クレートに関して解説していこうと思います。

1.クレートってそもそも必要?

そもそもクレートって必要なのでしょうか?結論を先に言うと

絶対に必要です!

その理由としてもっとも大きな理由は、万が一災害が起こった時の避難時にクレートが必要となるからです。

地震などで避難所に避難する必要がでてきたときに、ほとんどの避難所では同行避難となります。

同行避難については別の記事で解説しますが、簡単にいうと避難所でワンちゃんは飼主さんとは別のエリアでクレート内での管理となります。

このような状況になった時のためにも、1匹につき1つはクレートを用意してあげましょう。

他にも犬にとってクレートは、

落ち着いてリラックスできる場所

怖いときに逃げ込む場所

自分だけのプライベート空間

としての意味合いを持たせてあげる事ができます。上手にクレートを利用して、ワンちゃんにとって素敵な空間を作ってあげたいですね。

2.犬はクレートが好き??

インターネットでよく見かけるのが

『犬は元々狭くて暗い穴の中で過ごしていたので、暗くて狭いところが落ち着く』

というものです。これは果たして本当なのでしょうか?

これは本当だと思います。

しかし生まれた時からずっと室内で過ごしていて、あまり狭いところに行かないようになっているという報告もあるようです。

これも事実だと思います。

わが家には獅子丸くんとマチューくんという2匹のワンコがいます。

マチューくんは元野犬です。ずっと外で暮らしていたためかクレートが大好きです。1日の大半をクレートの中で過ごしています。

獅子丸くんはペットショップからのペキニーズです。この子もたまにはクレートに入りますが、基本的には広いところにいます。

このように生まれ育った環境などでクレートの好き加減はかわってくると思います。

ただ好き具合は違えど、クレートで落ち着いて過ごせるようになる事が必要なのは変わりません。ぜひクレートに慣れさせてあげて、落ち着いていれるようにしてあげましょう!

3.クレートに慣れさせるために!

それではクレートで落ち着いて過ごしてもらうための方法をご紹介します。

①私のオススメの方法

私のオススメの方法は、ワンちゃんを完全室内フリーにしてあげた上でクレートをできるだけ部屋の隅に置いてあげる事!です。

え?それだけ?って思われました?

実は私はあえてクレートに入るようにしつける必要はないかなぁと思っています。

もちろんクレートの置き場所として、できるだけ静かで暗めの場所を選んであげる事や、ワンちゃんのお気に入りのタオルケットなどがあればクレートの中に入れてあげる事などの工夫はとても大切なポイントになります。

時間はかかりますが、これだけで犬は自然とクレートで落ち着くようになってくれると思いますよ!

②少し急ぎたい場合

それでもどこかに連れて行きたいなどの少し急ぎたい場合もありますよね。

そんな時にはクレートトレーニングをしてあげましょう!

方法としては、

1️⃣オヤツなどのモチベーションをあげる物(モチベーター)を使って犬をクレート内に誘導します。

2️⃣クレートに入ったらしっかりと褒めてご褒美をあげます。

3️⃣犬がクレートの中はいい事がある!と思うように上の方法を繰り返します。

以上がクレートに慣れるための方法になります。クレートに入れる時に『ハウス』などの合図をかけてあげると、その言葉でクレートに入るという事を覚えてくれるので良いかもしれません。

ただオヤツなどのモチベーターを使うことは、クレートに入ってもらうために犬の興奮を上げています。

私としてはクレートの中でリラックスして欲しいので、クレートを犬が自然とくつろげるような環境にしてあげて犬が自らくつろぐためにクレートに入ってくれるのを待つ方法をオススメしています。

4.クレート嫌いにつながる勘違い!

次に犬がクレートを嫌いになってしまわないように、よくある勘違いをご紹介したいと思います。

①犬は暗くて狭いところが好きだから、、、

よくあるのは、犬が暗くて狭いところが好きだという情報を聞いてクレートの中に閉じ込めてしまう事です。

犬がクレートのような環境を好むのは、その環境に自由に出入りできるからです。

例えば人の子どもで押入れの中が好きな子がいたとします。そんな子でも押入れから出ようとした時にドアが開かなくなっていたら不安になりませんか?

これと同じで閉じ込められた犬は不安になります。このような心境になってしまうと、クレートが嫌いになる事もあります。

基本的にクレートのドア(?)は外しておいてあげましょう!

②オヤツで誘導して閉じ込める

モチベーターを使ってクレートに慣れさせようとした時に、中に入ったからと言って閉じ込めてしまう方もいます。

これもワンちゃんからすると①と同じような心理が働いてクレート嫌いになってしまうかもしれません。

モチベーターで誘導するのはクレートに入ると良い事があると認識してもらうためです。

扉を閉めるのはもっと中でゆっくりとくつろげるようになってからなので、あわてずにゆっくり教えてあげましょう。

③強引に押し込む

なかなか犬が入ってくれないと、強引に犬をクレートに入れちゃう方もおられます。

これは完全に逆効果ですよね!

しつけの基本は犬の自主性なので、犬に自分から入ってもらうようにしていきましょう。

④明るく騒がしい場所にクレートを置く

クレートは犬にとってくつろげる場所でないといけません。

その場所をテレビの近くや、ライトの真下などの騒がしかったら明るい場所に置いてしまうのは逆効果です。

飼主さんがテレビを見てワイワイしている間に、少し離れてゆっくり寝れるような場所にクレートを置いてあげるようにしましょう。

5.まとめ

今回は犬のクレートについてお話しました。犬にとってクレートを安心できるマイルームにしてあげるのか、恐怖の牢獄にしてしまうのかは飼主さんの行動しだいです!

ぜひワンちゃんのためにもリラックスできるようなクレートにしてあげてくださいね!


それでは最後にわが家で使っているクレートをご紹介したいと思います。気になる方は読み進めてみてください😊

まずは獅子丸くんのクレートです。IRIS OHYAMAさんのクレートです。実は元々マチューが使用していた物を獅子丸くんにあげた形になるので、実際に使っている物はご紹介している物よりも1サイズ大きいサイズになります。

ドアが両開きで取り外しも簡単なのが凄く良いです!あまりヘビーな使い方をしてないからかもしれませんが、この記事を書いている2020年4月時点で2年9ヶ月以上使ってても問題なく使えているのでなかなか丈夫だと思っています。

ちなみにこれの色違い(レッド)のバージョンを使用しています。

次にマチューくんのクレートです。後ろにキャスターがついていて持ち運びが少しラクになります。

当然ですが、両開きでドアの取り外しも簡単です。これは必須条件ですね!

ちなみにこちらも本来マチューが使ってるのは1つ大きいサイズのXLになります。

色もダークブラウンという色違いのものです。

以上がわが家で使っているクレートです。何かの参考になったら嬉しく思います!

という事で今後も愛犬のためになる情報を発信していきたいと思いますので、これからも応援よろしくお願いします!

最後まで読んでいただき ありがとうございます。 これからも一緒に わんちゃんの勉強できたら嬉しいです😊 もしサポートいただけましたら すべてわんちゃんのために活かしていきます!