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最強のエネルギー源!『脂質』 〜6大栄養素〜

わんちゃんのために
色々と検索していただき
ありがとうございます。

ドッグライフサポーターの獅子パパです🦁

今回は
わんちゃんに必要な
6大栄養素のうち
最強のエネルギー源である

『脂質』

についてお話していきます😊

6大栄養素については
下の記事でご紹介しています。
他の栄養素のことも
気になる方は
そちらから
見にいってもらえると嬉しいです😊

1.脂質の役割

脂質がエネルギー源として
とても重要な役割を持っていることは
よく知られています。

しかし
生命維持の上でも
とても重要な役割をはたしているんです!

ということで
まずは脂質の役割について
お話していきます。

①エネルギー源としての脂質

脂質はタンパク質や炭水化物と並んで
エネルギー源となる
3大栄養素の1つです。

エネルギー源としての効率が良く

タンパク質や炭水化物の
2倍以上のエネルギーを供給できます。

また一般的に嫌われ者の立場にある
『体脂肪』も
体に貯めておくエネルギー源として
重要な役割をもっています。

②生命維持機能としての脂質

脂質はエネルギー源として以外にも

・脂溶性ビタミンの吸収促進
・細胞膜をつくる
・ステロイドホルモンの合成
・体温調節

など
代謝やカラダをつくる成分として
とても重要な役割をはたしています。

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2.脂質の種類

①脂と油

まずはちょっとした雑学的な話から😌

『アブラ』とスマホに入力変換してみると

『脂』と『油』

という言葉がでてきます。
みなさんは
この違いをご存知ですか?

『脂』は

・体脂肪
・脂身
・カラダに余計な脂がついた!

などと使われるように
常温で個体の状態にある脂質のことをいい
動物性の食品に多く含まれています。

『油』は

・サラダ油
・ごま油

などのように
常温で液体の状態にある脂質のことをいい
植物性の食品に多く含まれています。

もちろん
いくつか例外もありますが
基本的には
この解釈で大丈夫です😊

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②飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸

ここからが
とても大切で
難しい話に入っていきます!

脂質はその分子結合の形によって

・飽和脂肪酸
・不飽和脂肪酸

に分けられます。

《飽和脂肪酸》

脂質の中でも
動物性の食品に多く含まれています。

植物性の食品の中でも
ココナツ油やヤシ油には
飽和脂肪酸が多く含まれています。

飽和脂肪酸は
とても重要なエネルギー源

であるとともに
バランスよく取らないと
重大な病気につながることが知られています。

飽和脂肪酸が不足すると
脳出血のリスクがあがります。

逆に
飽和脂肪酸をとりすぎると
・糖尿病
・肥満
・高脂血症
などの生活習慣病につながり
心筋梗塞などの
心臓の病気のリスクがあがります。

繰り返しになりますが
バランスよく
摂取することが
とっても大切になるんです。

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《不飽和脂肪酸》

不飽和脂肪酸は
植物性の食品に多く含まれています。

動物性の食品の中でも
『魚油』には
不飽和脂肪酸が多く含まれています。

不飽和脂肪酸は
これまた分子結合の形によって

・一価不飽和脂肪酸
・多価不飽和脂肪酸

にわけられます。

【一価不飽和脂肪酸】

おもにオレイン酸のことです。
n-9系脂肪酸、オメガ9系脂肪酸などとも呼ばれます。

・オリーブ油
・キャノーラ油
・なたね油

などに多く含まれており

血液中の
LDLコレステロールをさげる効果があります。

酸化しにくいことも
特徴の1つで
加熱して使われることにも向いています。

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【多価不飽和脂肪酸】

多価不飽和脂肪酸は

ヒトやイヌでは
体内で作ることができず
食事からしっかりと
摂取することが必要になります。

そのため
『必須脂肪酸』と言われています。

多価不飽和脂肪酸は
またまた分子結合のカタチによって

・n-6系脂肪酸
・n-3系脂肪酸

にわけられます。

〜n-6系脂肪酸〜

オメガ6系脂肪酸などとも呼ばれる
必須脂肪酸になります。

・リノール酸
・γ-リノレン酸
・アラキドン酸

があり
リノール酸がγ-リノレン酸へ
γ-リノレン酸がアラキドン酸へ
変換された後
いろいろな生理活性物質へと
使われていきます。

リノール酸は
・大豆油、
・コーン油
・べに花油

などの植物油に多く含まれています。

γ-リノレン酸は月見草油など
アラキドン酸は動物性の食品などに
含まれています。

n-6系脂肪酸は
血液中のコレステロールを減らす効果がありますが

炎症促進作用も持っており
取りすぎると
アレルギーなどの原因となります。

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〜n-3系脂肪酸〜

オメガ3系脂肪酸ともいわれる
必須脂肪酸です。

・α-リノレン酸
・EPA
・DHA

があり
α-リノレン酸から
EPAやDHAが合成されます。

α-リノレン酸は
植物油に多く含まれており
なかでも

えごま油には
多くのα-リノレン酸が含まれていることで
注目を集めています!

n-3系脂肪酸は
・血液をサラサラにする
・脳の働きを活性化する
・皮膚疾患の予防
・心臓病の予防
・関節疾患の予防

など
あらゆる病気の予防に効果が期待されています。

しかし
とりすぎることで
・血液凝固の異常
・傷の回復能力の低下
・免疫力の低下

などの副作用も懸念されています。

また
抗炎症作用も持っており

n-6系脂肪酸とのバランスも
とても大切になってきます。

ただし
成犬についての基準がないのが現状であり
一般のペットフードでは

n-6系:n-3系=5:1〜10:1

くらいが多いようです。

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3.なぜ悪いイメージ?

今回ご紹介したように
脂質はカラダにとって
とても大切な役割をはたしています。

しかし『脂質』と聞くと
なんとなくイヤなイメージがありますよね?

これは
脂質(特に飽和脂肪酸)が
簡単に摂取できる環境にあり

過剰に取りすぎることで
メタボリックシンドロームなどを引き起こす
カラダに悪い物というイメージが
できあがってしまったからに過ぎません。

しかもコレはヒトの話であり
イヌについては
決められた量を守ってあげていれば
問題になることはまずありません。

しかし
手作り食をあげようとされる方には

なんとなくのイメージで
脂質が不足しないように
調整してほしいと思います!

脂質は3大栄養素といわれるくらい
カラダにとって大切なものをであり
必要な栄養素であることを
忘れないようにしましょう!

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4.まとめ

今回は『脂質』について
お話しました。

脂質は
多過ぎても少な過ぎても
健康に害を及ぼします。

適切に摂取して
健康的な食生活にしていきたいですね😊

ということで
今後も愛犬のためになる情報を
発信していきたいと思います。
これからも応援よろしくお願いします!

最後まで読んでいただき ありがとうございます。 これからも一緒に わんちゃんの勉強できたら嬉しいです😊 もしサポートいただけましたら すべてわんちゃんのために活かしていきます!