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首が痛そう!?ひょっとして環軸亜脱臼!?

わんちゃんのために
色々と検索していただき
ありがとうございます。

ドッグライフサポーターの獅子パパです🦁

今回は
ペキニーズのなりやすい病気シリーズ

『環軸亜脱臼』

についてお話します!

なお
ペキニーズに多い病気シリーズは
下の記事で
一覧にしてあります。
気になる方は
そちらも見てみてください😊

1.環軸亜脱臼とは

先日ご紹介した
幽門狭窄に続き
『環軸亜脱臼』
と言われても
どこの病気かわからない
という方も多いんじゃないでしょうか?

環軸亜脱臼とは
首の関節の病気になります。

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上図:IPCペットカレッジ 『TEXT BOOK』より引用

首の骨(頸椎)の

頭側から1つ目を『環椎』
頭側から2つ目を『軸椎』

と呼びます。

軸椎には
歯突起と言われる突起があります。
イメージとしては
👍のような形を
想像してもらえたらいいかもしれません。

環椎は
ウキワのように
輪っか状のカタチをしています。

この環椎の輪っかの中に
軸椎の歯突起が入って
その状態で
環椎が頭を支えているため
アタマが左右に大きく回るような
動きができているんです。

環軸亜脱臼とは
この環椎と軸椎のところが
なんらかの原因で
ハズレそうな状態になることで
起こる病気になります。

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2.原因

原因としては

・生まれつき歯突起がない(不完全)
・首を固定している靭帯がゆるい

などの
先天性の原因と

事故などにより

・歯突起の骨折
・靭帯の断裂

などが起こる
後天性の原因があります。

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3.症状

この病気になるとクビが痛くなるため

できるだけ
クビを動かさないようになります。

動くものを目だけで追うような
不自然なシグサは
要注意ですね。

それでも
動かしてしまうと
痛みのために

キャンッ!!

と叫ぶこともあります。

またクビには
アタマとカラダをつなぐ
とても重要な神経がたくさん走っています。

重症になってくると
この神経が傷付けられ

手足のマヒがみられたり
呼吸ができなくなることもあります。

ヒトでも同じですが

クビの損傷は
最悪の場合
命をもおびやかす状態になることがあるので
十分に注意が必要です。

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4.予防法

この病気の予防法は

クビへの負担を減らすことです。

首輪で思いっきり引っ張ったり
首輪で持ち上げるような行為は
避けるようにしてください。

もしも
先天性でわかっている場合には
クビへのにコルセットなどを巻いて
固定します。

5.治療法

治療法には
内科的治療と外科的治療があります。

内科的治療は
コルセットなどで固定して
鎮痛剤を使って痛みをやわらげることで
症状が改善するのを待ちますが

再発率が高く
完全に治ることは難しいです。

完全に治すのであれば
外科的にインプラントなどで
固定する手術が必要になります。

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6.まとめ

今回は環軸亜脱臼について
お話しました。

環軸亜脱臼は
ペキニーズにも多くみられますが
それ以外にも

・プードル
・ヨーキー
・チワワ

などの小型犬で
おおく見られます。

もちろん大型犬でも
見られる病気ですので
油断せずに

クビを痛そうにしてたら
早めに動物病院に
かかるようにしてください!

ということで
今後も愛犬のためになる情報を
発信していきたいと思います。
これからも応援よろしくお願いします!

最後まで読んでいただき ありがとうございます。 これからも一緒に わんちゃんの勉強できたら嬉しいです😊 もしサポートいただけましたら すべてわんちゃんのために活かしていきます!