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どうしたら良い?犬の避妊!徹底解説!!

みなさんのわんちゃんは去勢・避妊されてますか?

先日の去勢の記事でも少し触れましたが
去勢・避妊は国によっても考え方が異なります。

実際に

『避妊は大切っていうけど、よくわからない』
『避妊しちゃうなんて可哀想』
『避妊手術ってお値段が、、、』

などの声はよくあるものです。

またオスのわんちゃんの飼主さんと比べて
メスのわんちゃんの飼主さんのほうが
現実的なリスクが大きいからか
真剣に避妊について
考えておられるように感じます。

今回はそんな避妊について解説していきます。

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1.避妊手術ってなに??

それではまず避妊手術とは
どういったものなのかお話します。

避妊手術とは
メスのわんちゃんの
子宮・卵巣のどちらか
もしくは両方を
手術によって摘出するものになります。

2.避妊手術のメリット

避妊手術には色々なメリットがあります。
それをご紹介していきます。

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①のぞまない繁殖を防げる

日本では野犬問題や殺処分問題など
のぞまない繁殖のために起こる問題が
いまだにたくさん存在しています。

こういった問題を防ぐために
避妊はとても大切な選択肢になります。

②生殖器系の病気を予防できる

避妊の最大のメリットは病気の予防です。

乳腺腫瘍や子宮蓄膿症といった
生殖器系の病気を予防することができます。

とくに乳腺腫瘍にかんしては
最初の発情の前に避妊をすることで
99.9%以上の高確率で防ぐ
ことができます。

ただし発情を迎えるたびに
防げる確率は徐々に低下していくので
注意してください。

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③発情のストレスを減らせる

わんちゃんの発情は
ヒトの生理と同じような状態だと
思ってもらえば大きく間違ってはいません。

発情中のわんちゃんは
生理中の女性と同じような症状に
悩まされることがあります。

食欲がなくなった
神経質になった

ストレスを感じやすくなった

など色々な症状がみられます。

もちろんヒトと同じで
まったく症状のない子もいます
中にはぐったりして
寝込んでしまうわんちゃんもいるくらいです。

犬には生理痛はないといわれています。

ただこの症状をみると
はたしてどうなのか
犬でもメスでもない
わたしにはわかりません。

ただ避妊手術にかんしては
飼主さんの中でも
女性の意見を尊重する方が良いんじゃないかと
わたし個人は思っています。

またわんちゃんのストレスだけでなく
発情中の出血や
発情中のわんちゃんの行動などによる
飼主さんのストレスも軽減できることも
メリットの1つですね。

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3.避妊手術のデメリット

当然ですが避妊にもデメリットがあります。
避妊のデメリットについても解説していきますね。

①繁殖ができない

とうぜんですが避妊手術をしてしまうと
繁殖することができなくなります。

とはいえ一般の飼主さんだと
あまり気にしなくてもいいことですねw

②太りやすくなる

一般的によく言われることではありますが
肥満になるかならないかは飼主さん次第です。

適切な栄養管理適切な運動

肥満は飼主さんの管理で
解決できる項目になるので
わたしはあまりデメリットとして考えていないですね。

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③麻酔や手術のリスク

去勢は手術なので
麻酔を使うリスクや
手術によるリスクをともないます。

しかし現在の医療であれば
そこまで心配するような事態になることは
まずないでしょう。

心配であれば
手術前に担当の先生と
しっかりと話し合うようにしてください。

きっと納得いくように
説明してくれると思いますし
その対応も動物病院を判断する
基準にもなると思います。

4.避妊手術はいつやるの?

それでは避妊手術をうけるのは
いつが良いのでしょうか?

乳腺腫瘍の予防を考えると
できるだけ早い方が良いですが
早すぎると
手術に体が耐えられません。

なので適切な時期は
最初の発情期を迎える少し前
手術を受けることが最適なタイミングになります。

一般的には6ヶ月〜1年くらいで
最初の発情期を迎えるといわれており
大型犬になるほど遅くなる傾向にあります。

なので3〜4ヶ月くらいの時期に
1度獣医さんに相談するのをオススメします。

ただし獣医さんによっては
1回目の発情期を迎えてから
手術をされるところもあります。

その場合は発情が終わってから
1ヶ月以上あけての手術となります。

どちらにせよ早めに獣医さんに
相談してみてくださいね!

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5.避妊手術には助成金が出る!?

現在の日本では
のぞまない繁殖による
殺処分や野犬の問題がまだまだ残っています。

このため、去勢・避妊手術には
補助金を出している自治体が多くあります。

去勢に比べて避妊手術の方が
費用も高くなるため

気になるかたは
ぜひお住まいの市役所などに
問い合わせてみてください!
親切に教えてくれると思いますよ。

6.避妊手術はするべき??

ここまで避妊について解説してきました。

ここまで見て
『結局どうしたら良いの!?』
って思われる方も多いと思います。

わたしの結論としては

現在の日本であれば避妊した方がいい!

と思っています。

最初に去勢・避妊は国によって
考え方が違うことを少し触れました。

去勢・避妊に否定的な国にとしては
ヨーロッパなどのペット先進国に
多くみられます。

これはペット先進国として
ペットを飼っている人たちの
知識やモラルが高いから
成り立つことなんです。

残念なことに今の日本では
ペットに対する
法律、知識、モラルなど
到底ヨーロッパにはおよびません。

不幸なわんちゃんを増やさないためにも
日本において去勢手術は必要だと思っています。

わんちゃんに避妊・去勢などしなくても
しっかりと管理できるような環境になったらいいですね。

という事で
今後も愛犬のためになる情報を
発信していきたいと思います。
これからも応援よろしくお願いします!

最後まで読んでいただき ありがとうございます。 これからも一緒に わんちゃんの勉強できたら嬉しいです😊 もしサポートいただけましたら すべてわんちゃんのために活かしていきます!