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暑い季節は要注意!!愛犬の命を守る脱水のホント

わんちゃんのために
色々と検索していただき
ありがとうございます。

ドッグライフサポーターの獅子パパです🦁


最近は暑くなってきましたね。

これから夏に向けて
ドンドン暑くなってきます。

多くのわんちゃんにとって
夏はニガテな季節。

気をつけないといけないことが
いっぱいです。

そんな注意事項の中でも
今回は『脱水』について
解説していきます。

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1.脱水とその症状

犬の体の60%は水分でできています。

これはヒトも同じですよね。

体の水分の
約10%を失うと
脱水症状がみられます。

脱水症状とは

・元気がなくなる
・食欲がない
・下痢
・嘔吐
・口の中のかわき
・ふるえ
・けいれん
・血尿
・血便

などなど
ほかにも色々な症状があります。

とくに初期症状として
元気がなく
ボーッとしているような感じになります。

脱水は重症化すると
最悪の場合
死んでしまうこともあります。

脱水の確認方法も
あとでご紹介しますので
様子がおかしければ
いちどチェックしてみてください。

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2.脱水になる原因

脱水は体内の水分不足で
おこってしまうことは
おわかりいただけたと思います。

それでは
なぜ体内の水分が
足りなくなってしまうのでしょうか。

①高温多湿による影響

脱水と聞くと
真夏を思い浮かべますよね?

わんちゃんもヒトと同じで
夏場におこりやすくなります。

ヒトは暑くなると
全身から汗をかきます。

汗は体内の水分を
外に出しているので

そのまま水分をとらずにいると
当然ですが
体の中の水分が足りなくなります。

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犬はヒトと違い
肉球からしか汗をかくことができません。

しかし
パンティング呼吸という
ハァハァと
あえぐような呼吸によって

汗のかわりに
口から体の外に
水分を出しているんです。

このときに
しっかりと水分をとっていないと
体内の水分が足りなくなり
脱水になってしまいます。

わんちゃんの
パンティング呼吸が
長く続くようであれば
少し脱水を
気にしてあげたほうが良いでしょう。

これだけ聞くと
脱水は夏場のものだと
感じてしまうかもしれません。

しかし
脱水は冬場にも起こるんです!

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冬場は寒いので
わんちゃんは
その寒さに耐えられるように
毛が冬用の被毛に生え変わります。

冬用の暖かい被毛になった状態で
暖房が効きすぎた部屋にいると
夏場と変わらない状況になってしまいます。

またよくあるのが
コタツによる脱水です。

コタツに潜り込むのが
好きなわんちゃんは
多いのではないでしょうか。

コタツの中はとても暖かく
わんちゃんも
ついつい寝てしまうことがあります。

この状態で
脱水に気づかずに
重傷になってしまうことも
よくあります。

夏場に限らず
どんなときでも
脱水には気をつけてあげましょう。

②下痢・嘔吐

高温多湿とともに
脱水の原因として多いのは

嘔吐・下痢によって
体内の水分が
ドンドン出ていってしまい
脱水になってしまうパターンです。

この場合は
何か別の病気が
隠れている場合もあるので

嘔吐・下痢が続くようであれば
動物病院を
受診するようにしてください。

3.脱水の確認方法

それでは
わんちゃんが
脱水になっているかどうか
確認する方法を2つご紹介します。

①首もとを引っ張る

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これが1番手軽に確認できる方法になります。

首もとの皮膚を
グッと引っ張りあげて離します。

大体3秒以内に戻れば
健康だと考えて良いでしょう。

時間がかかるようだと
脱水症状が疑われます。

これは水風船を
想像してもらえば
わかりやすいと思いますが

水がしっかりと入った水風船を
つまんで離すと
すぐに元どおりに戻ると思います。

しかし
水があまり入っていない水風船を
つまんで離すと
戻りが悪いですよね?

これと同じ反応が
わんちゃんのヒフの中でも
起こっているんですね。

②歯ぐきを押す

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犬の歯ぐきの一部を
指でグッと白くなるまで圧迫します。

指を離したときに
すぐに元どおりにになれば
健康だと考えて良いでしょう。

逆に
色がなかなか戻らなければ
脱水になっています。

この方法は
ヒトの脱水を確認する方法を
応用したもので

ヒトの場合は
指の爪を白くなるまで押して
離したときの
色の戻りで確認します。

豆知識として
ぜひ知っていると良いかもしれないですよ!

4.脱水の予防法

それでは
脱水にならないために
どうしたらいいかを解説していきます。

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①どのくらいの水分が必要?

まずわんちゃんにとって
1日に必要な水分の量が
どのくらいなのか
ご紹介します。

意外と知られていませんが
1日に必要な水分量(cc)は
1日の摂取エネルギー(kcal)と同じなんです。

1番簡単な確認方法は
いつもあげている
ドッグフードの量を確認してください。

1日にあげるフードの量の近くに
カロリーが表示されていると思います。

そのカロリーから
いつもあげている
1日のフードのカロリーがわかるので
同じ量の水分をあげる必要があります。

するどいヒトは
お気づきかもしれませんが
表記されているカロリーにも
いろんな種類がありますが
正直あまり気にしなくて大丈夫です。

なぜなら
必要な水分量のうち

わんちゃんが自分で飲んでいる水分の量は
全体量の5〜10%といわれています。

残りは食べ物の中から取っているんですね。

なので正確な量を測るのはとても難しいです。

なのでザックリとした量がわかれば
問題ありません。

②水分が取れるように

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まず予防で大切なのは
わんちゃん自身がいつでも
水分を取れる環境を
つくってあげることです。

そのためにも
お水入れには
しっかりとお水を
いれてあげるようにしましょう。

夏場は
水も傷みやすいので
定期的に新鮮なものに
変えてあげるようにしてくださいね。

そして意外と見落とされがちで
注意が必要なのが
ケージのアミ目などに取り付けるタイプで
舐めると水が出てくるタイプの水入れです。

飲むところの
ボールみたいなやつが
くっついてしまって
水が出にくくなることがあります。

わが家では
そのトラブルが
続いたため

今では水を器にいれて
置いてあげています。

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健康なわんちゃんであれば
キレイな水が
常に飲めるようになっていれば
自分自身で必要な量を
調整するといわれています。

しかし
実際は必要量を
みたせていない場合が多いことが
わかってきました。

とくにドライフードを
食べているわんちゃんに
その傾向が多くみられます。

なので夏場などの
脱水のリスクが大きい時期は
ウェットフードをあげることで
水分を補ってあげるという方法も効果的です。

わんちゃんが
あまり水分を取らないなぁ
と思われるような場合には
ぜひ試してみてくださいね!

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③温度管理をしっかりと

脱水予防は
水分補給と
高温多湿を避けることが大切です。

夏場は冷房で
快適な温度を保ってあげましょう。

冬場でも
室内の温度をあげすぎたり
コタツの電源を入れっぱなしにせず

暖房器具を使うときは
定期的にわんちゃんの様子を
確認してあげてくださいね。

5.脱水になってしまったら

それでも
もし脱水になってしまったら
迷わず病院にいきましょう。

脱水だからといって
水分を大量に飲ませることは
よくありません。

脱水は水分だけでなく
ナトリウムやカリウムといった
ミネラルも一緒に
不足してしまっています。

このミネラルも含めて
バランスよく補給してあげる必要があります。

症状が軽かったとしても
1度動物病院に電話で
どう対応したら良いかを
確認することをオススメします。

6.まとめ

今回は犬の脱水について解説しました。

ヒトも犬も
水分は体に必要不可欠なものです。

わんちゃんのためにも
脱水にならないような環境を
整えてあげて

それでもなってしまったら
すぐに病院にかかるようにしてくださいね。

という事で
今後も愛犬のためになる情報を
発信していきたいと思います。
これからも応援よろしくお願いします!

最後まで読んでいただき ありがとうございます。 これからも一緒に わんちゃんの勉強できたら嬉しいです😊 もしサポートいただけましたら すべてわんちゃんのために活かしていきます!