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先日、キャンプに行ってきました。

前々から行きたかったキャンプ場。

独立して自由になったら、まず行こうと決めていたキャンプ場。

平日じゃないとなかなか予約が取れないキャンプ場。

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早くから予約を入れていたんですが…

なんて僕はバカなんでしょう。

早く予約を入れてしまうと、準備する時間を与えてしまう…ってことを忘れていました。


誰に?


「雨雲」管理協会です。


そうなんです。

早く予約しすぎると、雨雲を集めてくる猶予を与えてしまうんです。

「お?マツダが久しぶりにキャンプしよるぞ。雨雲!集合!」

と号令がかかり、ピンポイントで僕の行く2日間だけ土砂降りの予報をぶつけてきました。


しまった。


久しぶりだったので油断しちゃいました。



ま、しかし初めから雨降ると分かっていれば、対策すればいいだけのこと。

急に降ってくるパターンより全然OKってことです。



1日目は思ったほどの降雨は受けなくて、むしろ風が難敵ではありましたが、ペグダウンを厳重に施すことでリスクは回避。

長年の経験値がありますからロープワークはお手の物。

むしろ、雨が降る前にテントを設営できたことはとてもとても楽でした。



実は最近、新しいテントを購入していて、今回デビューさせるつもりでキャンプ場を予約したんですが、雨が降るとなると、おnewを雨にさらすには忍びなくて、これまで20数年愛用してきたコールマンのタフワイドドームに雨水をかぶってもらうことにしました。


「ごめんね、でもお前、雨キャン慣れてるやん、今回が最後や、がんばってな」

と声をかけつつテントを張りました。


ただ雨漏りするんですよね。

長年、雨にさらされてきたので、布は劣化しています。

なので、テントの上にさらにこれまた烈火の激しいヘキサタープを張って、フライシートとタープで雨漏りを防ぐ作戦を敢行しました。

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(ポイントはしっかりインナーテントとフライシートの間の隙間を確保すること。さらにリビングを捨てタープでテントを守り、雨の侵入を防ぐ。その際にフライシートとタープが接触しないように設営すること)



夜になると、予報通り雨と降ってきて、風も出てきました。

なので、焚き火や炭火を焚くわけにもいかず、コンロで焼きそば。

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暗くなってきたので、ランタンを出すとなんとホヤが割れているではありませんか!

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不吉な…

と思いつつ、割れたまま点火

当然、風のあおりを受けますから、最後はマントルも粉々に朽ち果てました。


そして、早めにテント内へ


楽しみにしていた雨音…

風の轟音…


ヒューヒュー

ヒューヒュー

バシャバシャバシャバシャバシャバシャ…


テント全体が大揺れに揺れます。


これまで何度も聞いてきたテント内での嵐の音


落ち着くわぁ・・・


落ち着きすぎて、即寝落ちしました・・・


もちろん、外の大自然の音がうるさすぎて、何度も夜中に目覚めましたが・・・



おはよう!

朝は、案の定

大雨です。

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風が強いので、火を使うわけにいかず、コーヒーも淹れられません。

しばらくはテントの中で止み間を待って、カッパを着込んでの撤収作業。

こんな撤収が楽なこともありません。

畳まなくていいんですもの。

でっかいビニル袋に丸めて放り込むだけです。


明日は晴れるでしょうから、家で干す作業が大変ですが・・・


それもひっくるめて、楽しい・・・



帰ってきて、タープを干すと、風にあおられて、ただそれだけで布が真っ二つに引き裂かれました。


あらららら


なんとあっけないご臨終の瞬間…


最後の最後に、僕のキャンプに付き合ってくれて、最後の天寿を全うしてくれました。


今まで本当によく頑張ってくれた。

僕たち家族の雨除けとして、大車輪の活躍、獅子奮迅の働きをしてくれたヘキサちゃん。


ありがとうございました😢


テントくんもよく頑張ってくれたね。

ランタンのホヤもそうだったね。

道具たちみんなが家族です。



キャンプ行くと、温かい気持ちになるわぁ・・・




あ、ちなみに僕はキャンプインストラクターです。

キャンプを始めてみたいけれど、何から始めたらいいか分からないという方はこちら



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