京都ジャンプステークス 回顧と反省

一年を通して無事で走る というのは改めて難しい事なんだなと感じた

一着 ケンホファヴァルト 3:28.3
二着 タガノエスプレッソ 3:28.5     3/4差
三着 ホッコーメヴィウス 3:29.1   3  1/2差

スタートを決めたホッコーメヴィウスがすんなりハナへ
二番手を追走したのがケンホファヴァルト
その後にタガノエスプレッソ クラウンディバイダ ビッグスモーキー等が追走する形
前半のペースはそれなりに流れていて馬群は縦長に
道中でマサハヤドリームとクラウンディバイダが上がっていったがホッコーメヴィウスを突っつくような事はなく 気持ちよく逃げていた
ここで馬群はおおよそ三つに分かれ 中団と後方の後ろはこの時点でもう届かないだろうな…と

連続障害の二つ目の生け垣でケンホファヴァルトがホッコーメヴィウスを捉えペースアップ
後ろは既にペースアップに着いていけておらず二強の争いに

最終障害後一度はタガノエスプレッソはケンホファヴァルトを捉えたが再び盛り返したケンホファヴァルトが脚を伸ばして差し返して勝利
最後はやや力尽きたがビッグスモーキーは抑えきって三着にはホッコーメヴィウスが入った

一着 ケンホファヴァルト
非常に強い内容の競馬だったなと思う
生け垣ではホッコーメヴィウスが空けた内を見事に急襲しインコースを確保 結果としてメヴィウスは外を回らざるを得ない形に持ち込ませ
最終直線では馬場の真ん中を気持ちよく走らせる見事な騎乗 パーフェクトだった
小倉SJでもそうなのだが前にいる熊沢騎手は非常に進路を潰すのが上手いなと思う
相手に不利な選択肢を選ばせる騎乗は長年乗っているベテランの勝負師な部分が見えて格好いい

スタミナタイプのジャンパー と評価しているので年末は本命のつもりだったのだが…怪我で休養に…非常に残念である…熊沢騎手はアサクサゲンキでの参戦もあり得ることに

二着 タガノエスプレッソ
前に行かせた時点で負けかなあ と思っていたが本当にそのまま負けてしまった…
持ち味のスピードを活かす積極的な競馬を見たかったのだがケンホファヴァルトを待つような騎乗で少し不満はあるが年末に向けて という事なら仕方がないかなと納得はした
スピードジャンパー気質の馬なのでJGIではやや軽視するつもりではある

三着 ホッコーメヴィウス
現時点での実力はここなのかな と思う
水ごうで派手に水しぶきを上げていたが特に気にする事もなくガンガンと逃げて最後は実力馬に捕まって…というのは力負けかなと
楽逃げ出来るかは微妙 と考えていたが普通に出来たのが予想外ではあったがかなり頑張ったと思う
ハナじゃないこの馬の強さは結局分からないので次も評価に困る所である…
ラヴアンドポップの時もそうだがインを抜かれているので黒岩騎手はもう少し強気に乗ってみても面白いのかなとも
戒告を取られない範囲で というのは当然ではあるけど

四着 ビッグスモーキー
上がりは使っているが中団から突っ込んで四着
植野騎手はインをかなり突く騎手だが今回は完全に裏目に出た
途中でポジションを下げた分は結局取り戻せず
ざっくり言うと脚を余す形になったなあと
中山で狙える馬では無いだけにここで結果を出して欲しかった…

マサハヤドリームは3000を越えてから集中力がやはり課題だと思うが本当に中山に行くのだろうか…?
マイネルプロンプトは現状で出来る競馬はした
全盛期からは衰えた と断言出来るが頑張っていたし偉い
それ以外の馬からはニシノベイオウルフが頑張っていた 通常オープンでならそれなりにやれそうで楽しみ

今年の勝ち上がり馬からのイチオシだったタマモナセバナルも怪我で引退してしまったし「一年無事」は本当に難しい…
年末は混戦になるだろうし有力各馬の陣営の動きにも注視したい

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