青南先生のヤバ女列伝記事を見て共感していること

青南先生が書いていらっしゃるサイコおん……マユミ列伝シリーズの最新記事を読ませていただきました。
このシリーズはだいたい共感できるのですが、中でも今回強く共感したのが、マユミが「出禁」という概念を持ち込んだ、というところです。
青南先生はそれまで出禁ということを考えたことがなく、マユミにそれを唆されてやってしまった、と書かれていらっしゃいました。
この辺がX(私の加害者)とよく似ている。Xの場合は「追放」でした。

Xが私にAという人物の悪口を吹聴した辺りで、「私ずっとAをサークルから追放しようと思ってたんだよね。協力してくれる?」と言われました。
それまで追放という思想がなかった私は、本当に驚きました。
普通は考えないです。出禁とか追放とか。
実際にやられたことがある人しか思いつかないことだと思います。普通はその前に話し合いとか注意とかありますもんね。
X、いったいどこで追放されたんだwww 知りたいwww

で、あのクソ女……失礼、Xについての話は置いておくとして
先生の記事の感想を言います。特にマユミについて。

マユミが出禁になって発狂したとありますが、理由はなんとなく推測できます。理由は「出禁にされたという現実が理想とかけ離れていたから」。
マユミは別にライブ空間に入りたくて入りたくて仕方ない、というわけじゃなかったと思うんです。
ただ「拒絶された」という事実に発狂してるんだと思います。

絶対自分を受け入れてくれるはずの相手に拒絶されたことが許せない。もっといえば、「拒絶された惨めな自分や現実」を認めたくない。
だって当然のように受け入れてくれると思っていたから。ライブハウスでどういう話をするかとかイメトレもしてたかもしれません。けど現実は出禁。
理想と現実とのギャップに耐えられなかったんですね。
欲しい玩具が店になくて「やーだー!! かうのー!!」って駄々こねる子供と同じです。

それに聞く限り、マユミは責任転嫁の天才です。
「行こうかどうか迷ってる」と送ったらしいメッセージ。あれは青南先生に「来ていいよ」って言われることを期待してのものだったんだと思います。「行こうと思う」でも「行く」でも「行きたい」でもなく、行こうかどうか迷ってる。
迷ってるからあなたが決めて、という意思表示でもあります。

迷っていると言いつつも、この時点でマユミは行くことを決めてたと思います。ただ、免罪符が欲しかったんだと思いますね。
マユミの性格なら、事前連絡なく無断で来ることもできたでしょう。
ただそこでトラブルになると、悪いのはマユミということになってしまう。ですがメッセージがあればこう言えます。
「だって元カレが来ていいって言ったから」。そうしたら、トラブルが起こったときの責任は元カレに押し付けられますよね。
「来るな」って言われたら言われたで、責任転嫁の材料にできます。
「私こんなこと言われたの」って、自分に都合の悪い場所は隠して、ね。

あとこれは余計な感想ですが、マユミがタゲっていたのは正確には青南先生のバンドだけではなかった気がします。
マユミが欲しかったのは恐らく「バンドマンの彼女」という肩書。小説家の彼女という肩書を欲しがっていたわけじゃないから離れたのかなと。会ったりしたわけではないのですべて推測ですが。
他人を肩書のために利用する人間、マジでいますからね……

ひとつ前の記事でも書きましたが、こういう人間は絶対に幸せになれないです。世界は自分の思い通りになることの方が少ないのに、その度に惨めだ酷い私は被害者だと叫んで回る。何かあれば責任転嫁。周囲に味方がいないとアイデンティティも保てない。
何かあるたびに人間関係を失うんです。自分も辛いし、周りの信用も失う。
最後は一人です。


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