苦しかったこと

久しぶりの人生のお話。
今回は、2歳から4歳にかけて一番苦しかった時の事。

私の家は、毎日のように両親が喧嘩をしてた。
父が母の知らないところで賭け事をしたり、クレジットカードの契約を勝手にしたり、そういうのが原因でお互いがすれ違うことが多かった。
小さいながらに、これは見てはいけないものだと思い、両親がいない場所に逃げて耳をふさいでいた。

でも、それで耐えれるレベルの喧嘩ではなくなって行った。徐々に大きくなる声、叫び声、泣き声…。聞いているだけで苦しかったし怖かった。
自分の大好きな両親が喧嘩しているところなんて見たくないし、毎日笑って居たいとずっと願いながら私は大きな声で泣いた。

さらに時間が経過しても喧嘩は終わらない。終わるどころかエスカレートする一方だった。
母は、過去に自分が経験したトラウマをフラッシュバックして泣き叫び、父を殴ったり、包丁を突きつけたり振り回したり、服を破ったりと何が何だか分からない状態だった。しばらくすると、警察に電話を入れ、家の前には警察が5,6人待機していた。
そんなの日常茶飯事だった。
怖いし、見たくも無いものを見せつけられてとても苦しかった。。

時間が経って母の精神状態も安定したところで、包丁を手にしながら私がいる部屋に入ってきて、床に包丁を置き私の後ろから抱き締め涙を流す。

これが、いつものルーティンだった。
苦しかったけど何とか乗り越えた。。
あの日にはもう戻りたくないとあの時のようにまた願った。

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