最近カーテンを変えた。日当たりの良い部屋が大好きだったけれど、あまりにもカーテンが薄かった。夜に灯りの下で動く私が、きっと向かいの家の廊下からは見えていたと思う。カーテンを付け替えると、あまりにも光の入り具合が違って驚いた。絶対に透けない代わりに、朝の明るさがなくて寂しい。あまりにも光が入らないものだから、新しいカーテンを取り付けた翌朝は起きられるか不安だったけれど、いつも通りに起きられた。 どうにかなる。人生、どうにかなるのだ。 異性の場合、誰といても、何をやっているん
私は「悲しむ」ということが、苦手というか下手くそだ。そもそも人は誰だってできれば悲しみたくないだろうという意見は少しだけ待ってほしい。嫌なのは大前提として、悲しみ方が下手なのである。「下手」という表現が合っているのかわからないけれど、他の人と比べて悲しみ方がなんだか違う気がするのだ。 2022年9月に実家で飼っていた兄猫が亡くなり、今日、妹猫も亡くなった。兄猫が亡くなったとき、自分が記憶にある頃から飼い始めたペット(という言い方はあまり使いたくないけれど)が亡くなるという初
繊細なのにやんちゃなところが好きと言われた。そう。私って本当にそう。自分のそういうところが好きで、そういうところが大嫌い。つまりいい加減なのである。誠実でない。私はいつまでも自分本位で今のことばかりで、自分を責めるくせに直そうとはせず、直らないと嘆くばかりで実際は開き直っている大馬鹿者である。 ずっと「死にたい」と、死ねないくせに言っている。今この瞬間、もし誰かが襲いかかってきたら「死にたくない」と叫ぶと思う。実際に死が目の前に迫ってきて現実味を帯びたとしたら、怖くて逃げ出
気付いたら、あんなに憂鬱だった11月がいつの間にか終わっていた。ハロウィンで盛り上がっていた街は一気にクリスマスムードに変わり、コンビニにはデカデカと「クリマスケーキ、おせちの予約受付中!」の文字。 常に先取りをする世間に置いていかれ、私はいつまでも過去のことにばかりとらわれている。 時間の流れが本当に恐ろしいくらい一瞬で、数ヶ月前のこともはるか昔に感じる。記憶が頭の中で入り乱れている。あの思い出はいつの、あの会話は誰との。 高望みしないから、ずっとこんなのが続けばいい
節約ができない。積もり積もった引き落とし金額を見るたびに頭を抱えるくらい、毎月カツカツで生きている。先のことを考えたお金の使い方ができず、そのとき欲しいと思ったものを買い、食べたいと思ったものを食べ、楽しければ楽しいほど長い時間飲む。そんな風に欲望のままに生きていれば、お金が減る一方なのは当然のことだ。 いつも私にとっては今しかなくて、今のことしか考えられない。「将来どうなりたいか」という大きい単位だけでなく、数ヶ月後も数日後も、ましてや数時間後のことも考えられず、自分がそ
有名人の男性の死について思うことがあり、居ても立っても居られなくなったから勢いで書いている。まとまらないし、上手く言葉にできないし、色々な人に色々なことを言われるとわかっているのでTwitterには書かない。ただ、いつまでも頭の中で悶々と考えていても埒が開かないので、書き起こして整理したい。 こうあるべきだという世間体や一般論が怖い。知らない間に刷り込まれている当たり前が怖い。大体の人が「それ」を疑わずに生きている。こんなことを言っている私だって、当たり前をきっと沢山見過ご
ちゃんと生きてたよ^^
金曜日、いきなり体調が悪くなった。仕事中に嫌な寒気がしたと思ったらどんどん体がだるくなっていって、何故か背中や脇腹も痛くて、歩くのも辛いくらいだった。定時まで耐えて家に帰ってから熱を測ると38度。丁度一年前の夏にコロナに罹って以来の発熱だった。土曜日も日曜日も本当は仕事だったけれど、お休みをいただいて、家でゆっくりと休んだ。 土曜日。もう熱は下がっていたけれど、体の痛みだけ残っていた。ずっと横になっていて、ほとんど何もせず一日を終えた。食欲はあったので、食べるか寝るかの一日
依存する一途さも盲信する素直さもなく、根気強さも継続力もなく、一つのことを極める追求心もなく、すべてにおいて中途半端だけれど、行動力があり、譲れないものもある。気分屋だからこそ、すぐに立ち直る。何より私は運が良い。迷いながら生きていく。
尾道ひとり旅の動画をYouTubeに載せました。 よかったら観てください。
本当に誰からも興味を持ってもらえない人はそれすらもないだろうし、贅沢な悩みだと言われても仕方ないのかもしれないけれど、私のことを何も知らないくせに好きとか言ってんなよ、と思う。私に対する「好き」の軽さ。本当に軽い。軽すぎる。 ただ、相手からそう思われるのは、自分にも原因があるとわかっている。すべて自業自得なのに、自分から足を踏み入れているのに、毎回訪れる結果に勝手に傷付いて打ちひしがれている。「飛んで火に入る夏の虫」は、本当に私のことだ。それに、人の好きという気持ちを疑うと
尾道での一人旅を終えて東京に戻ってきて、建ち並ぶ高層マンションや綺麗に並んだ建物を見て悲しくなっている。すぐに慣れてこの風景が日常になってしまうことも含めて悲しい。慣れは怖い。尾道ではほとんどマスクを外した生活をしていたから、マスクが息苦しい。 旅って非日常だから、どうしてもその土地を特別に感じてしまう部分はやっぱりある。初めて訪れたときにしか見えないことや感じないこともあるだろうし、言ってしまえばそこまで大した出会いではないものを、大袈裟に感じている部分もあると思う。でも
さてさて。尾道一人旅も後半へ突入。 三日目 三日目の朝はゲストハウスの朝食を食べた。和食と洋食を選べたのだけど、昨日の朝にモーニングでパンを食べたこともあり、和食を選択。 Aさんと合流し、この日は車で色々と連れて行ってもらった。まずは渡船に乗り、向島へ。読み方は「むこうじま」でも「むかいじま」でもなく「むかいしま」。 思っていたよりもずっと海が綺麗で驚いた。人が少なくてとても気持ちが良い。そのあとはUSHIO CHOCOLATLに行ってお土産に尾道ブレンドを購入。デザ
4月29日から5月2日まで、3泊4日で尾道に行ってきた。初めての一人旅。あまりにも良い旅だったので、記録として残しておきたい。自己満足で書く長文の記録に、良ければお付き合いください。 普段から一人で行動することはよくあるけれど、一人旅というものはこれまでしたことがなかった。初めての一人旅に尾道を選んだのは、なんだか丁度良いと思ったから。京都や大阪、金沢なんかのいかにもな観光地に行っても、私は計画を立てるのが苦手なので上手く楽しめないだろうし、普段から人が多い場所にいるのに、
先日、世田谷ピンポンズさんのライブに行ってきた。文学フリマがきっかけで知った方。まず文学フリマについて少し書きたい。 文学フリマとは、ZINEや小説、エッセイなど、作り手が「自らが〈文学〉と信じるもの」を自らの手で販売する文学作品展示即売会のこと。高校の頃の現代文の先生が出店するとのことで足を運んだ。文学フリマの存在も、その先生のおかげで知ることができた。思い返すと、どんどんと出会いがつながっていっている感じがして嬉しい。 会場はとっても幸せな空間だった。出店している誰も
職場に向かって歩いていると、お腹に「小倉トースト」と書かれたモケケのストラップを、リュックにつけて歩いている高校生がいた。調べてみると、どうやら名古屋のご当地モケケらしい。Googleで「モケケ」と打って一度手が止まり、瞬時に「モケケ」という名前が出てきたことに驚く。モケケの正体は、モケケノケ星から突如地球にやってきた、ヘンテコなひょろなが宇宙人らしい。抱きつき癖があると書いてあり、だから腕が長いのねと納得する。2010年発売だそうで、確かに私が中学生の頃に割と流行っていたよ