リアル脱出ゲームとの出会い、とか。2

それからというもの、リアル脱出ゲームに魅了されてしまった僕はできる限り参加していきました。

次に参加したのは山口公演での「摩天楼からの脱出」、名探偵コナンとのコラボ第1弾です(その間に、REGAME vol3もありましたけど)。この時もまだ純粋に謎解きを楽しんでいました。結果は、(スタッフの暗躍もあってか)脱出成功。早くも前回の雪辱を晴らしたわけです。

そして、その年の夏にはまさかまさかの東京遠征。ここでの出会いも素晴らしいものばかりでした。詳しい話は割愛します。またいつか語る機会に恵まれれば。

と、リアル脱出ゲームにこんな感じではまりにはまってしまったわけです。

で、僕の考え方、というか目線が変わったのが、「マグノリア銀行からの脱出」山口公演でボランティアスタッフをしたことがきっかけでした。

それまでも、加藤○生さんとか、ふじ○○まみ(現・かわか○○まみ)さんのインタビューを読んだりして、SC○AP的な考え方は少しずつ養っていたわけですけれども。

山口って都会ではないですし、ぶっちゃけ田舎なわけです。車がないと不便なところも多いんです。テレビも都会に比べればチャンネル数は少ないですし。なので、リアル脱出ゲームの認知度って高くはないんですね。たまたまCMやってるの見て興味もってくださった方も多くて。もちろん、常連といいますか、前から参加されていた方もいらっしゃるんですけど、やっぱり初めての方は多い。そんな中、スタッフとしては、リアル脱出ゲームにお金を払って参加していただいている以上、その楽しさをぜひ体験してほしいと思うわけです。ゲーム中の参加者の集中している顔とか、解説の時の悔しそうな顔というのは、楽しめてもらえたのかな、という問いに対する一つの答えのような感じもしました。自分なりに一生懸命考えて、この物語感、雰囲気をスタッフとしてどうやって作り出すのか努力したりもしました。

客案内からその世界に入り込めるように。会話が弾まないチームには、自分がしていただいたように、アイスブレイクを促してみたり。チェックポイントでは、なりきってセリフを言ってみたり。

初めてのスタッフで何をしていいのかわからないながらも、一生懸命やりました。

そして、毎回山口公演でボランティアスタッフとして参加するうち、自分の人生で5本の指に入る、大事件が起きたわけです。

(続く)

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