あるオークション会場と5人の変態。

これは、とある日のとある出来事。
ただの思い出語りです。


2016年12月X日(土) あるオークション会場前。

2人の変態が邂逅を果たした。
山口の変態と、広島の変態、である。

無論、山口の変態は私、424@ichiであり、広島の変態はAQUIさんである。

この二人がなぜ変態なのか。

それは、「二人とも謎が解けすぎるから」である。
お互い、2015年全日本ナゾトキ団員決定戦、通称「団員謎」の年間成績2位同士。
Twitter上でやり取りしたことはあっても、実際に合間見えるのは初めてであった。

今回、私はあるオークション会場に参加者として訪れた。
かたやAQUIさんはオークション関係者だ。
お互いに相手の力量を図ろうと目に力が入っている。
「負けていられないな・・・」そう思った。

しかし、そんななか、同じ場所にさらなる変態がいたことに私は気がつかなかった。

一人はオークションの司会者として。
一人はオークションの案内人として。
一人はオークションの補佐役として。

それぞれ身を潜めていたわけである。


それはともかく、オークションがスタートした。
私はチームメイトとともに謎を解き明かし、見事、伝説の秘宝を落札することができた。

さて、お楽しみはこれからである。
懇意にしている司会者、ゆえさんとのお食事会である。

公演が終わり、近況報告から始まり、公演の裏話や今後の展望など様々な話をするこの時間が好きなのである。

せっかくの機会じゃないか。他の人も誘おう。
主催者ではなくとも、スタッフの労はねぎらっておくべきである。

AQUIさん、案内人、補佐役、それぞれに声をかけた。

そして、私を含めた5人で食事をすることとなった。


まずは、初めてお会いした人がどんな人か知る必要があるな。

最初は補佐役こと、しもきゅーさんである。
聞くところによると、彼もまたボランティアスタッフであるという。
それもまたかなり経験豊富な。
なかなかボランティアスタッフを続けられる人も少ない。
広島ではAQUIさんとしもきゅーさんくらいらしい。
やはり彼もまた変態なのだ。
謎が解けるとか解けないとかではない。
謎に自分の身を捧げているだけで十分変態である。

そうか、ボランティアスタッフがいる広島は羨ましいことだな。
そんな風に思った。

次に、案内人こと、とっしーさんである。女性だ。
ボランティアスタッフは今回が初めてとのこと。
色々あって応募してみたそうだ。
一人で東京遠征をするらしい。怖い。
一人でボランティアスタッフに応募している時点でもう怖い。
話を聞くと色々と頭おかしいことがうかがえた。怖い。
これで私と同い年らしい。怖い。
微塵も疑うことなく変態認定できる。怖い。

まだまだこんな素晴らしい逸材が居たとは。広島、怖い。
怖い。

食事会では様々な話が繰り広げられた。

今まで参加してきた謎解きコンテンツ。
あの時はああだったという思い出話。
今回の公演でのおもしろい出来事。
反対に中々見過ごせない裏事情。
今後のどの公演に参加するか。
各々の謎解きに対する想い。
広島と山口と福岡の違い。
遠征するときの諸事情。

などなど。
話はなかなか尽きなかった。

そして、もう一人、変態がいたことを忘れてはならない。

そう、司会者のゆえさんである。

彼がいかに変態であるかを説明することは非常に難しい。
筆舌に尽くしがたい程の人生を送っているのである。

一言で言えば「彼はもっている」のである。

普通の、平均的な、いわゆる一般人が、何回転生すれば経験できるのであろうか、という出来事を数え切れないほどに体験してきている。

それゆえ、変態なのである。

本人はいたって真面目に伝えようとしているのであろうが、その全てが面白おかしいという稀有な人生であった。

この文章を読んで彼に興味が出てきたのであれば、是非とも彼と知り合いになって聴きだすか、もしくは来年開催予定(というか開催したい)「ゆえ会(仮)」に参加できればするといい。
彼の、それはそれは素晴らしい体験談を思う存分楽しもうじゃないかという会である。
本当に開催するかどうかは未定であるが。。。

そう、この「ゆえ会(仮)」の開催を約束して僕らは解散した。

大いに笑った。
心の底から楽しいと言えるひとときであった。

これだから遠征はやめられない。

初対面の人との一期一会。

またお会いしたい。

できることならもっとゆっくりと同じ時間を共有したかった。


また会いに行こう。

せっかくの出会いだ。このまま終わらせるわけにはいかない。


また、会いに行こう。


(終)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?