生の大麻は次のスーパーフード?加熱しないことのメリット

ケールゴジベリー、サーモン(鮭)、チアシードアサイーなどなど。

スーパーフードは健康志向の食通の間で流行しています。

彼らが期待していることは、体に入れた製品からできるだけ多くの栄養と効果を得たいというものです。

先にあげたような未加工食品は、栄養価が高いだけでなく、心臓病のリスクやコレステロール値を下げる可能性があることも知られています。

では、より強力なスーパーフードがあり、予防効果だけでなく、治癒力や回復力もあるとしたらどうでしょう。

大麻の医学的な側面について、現在も多くの情報が公開されていますが、まだ多くの人が誤った情報を鵜呑みにしています。

実際、カンナビジオール(CBD)を効果的に体内へ入れる方法はいくつもありますが、喫煙が唯一の方法であるという印象を持っている人が多いようです。

大麻を吸うという選択肢は、昨今において実に一般的。

アメリカの複数の州やコロンビア特別区では現在、ガンやテンカン、緑内障を含む病気の治療法として、医療用大麻の使用許可カードを住民へ配布しています。

しかし残念なことに、各州では合法的にどのような病気が許容されるかが異なります。

テトラヒドロカンナビノール(THC)とCBDは、特に痛み、吐き気、痙攣(けいれん)、炎症に対処し体の機能を改善します。

また大麻は、精神的・心理的にも多くの効果があり、うつ病や不安、統合失調症に伴う症状を緩和するのにも役立ちます。

これは、体内の受容体に結合する化合物を多く含んでいるため、機能を調整するのに有用であるためです。

人間の体内には内在性カンナビノイドシステム(ECS)が備わっているため、CBDの摂取で体の機能を正常化できます。

大麻がこれほど効果的なのは、カンナビノイドが神経細胞間の双方向コミュニケーションを可能にしているからです。

生の大麻の芽や葉には、カンナビジオール酸(CBDa)とテトラヒドロカンナビノール酸(THCa)という非常に強力な栄養素と化合物が含まれています。

これらの化合物は、タバコ(ジョイント)として吸ったり、ボングで気化させたり、インフューズドオイルやバターを使った食品のようにハイな感覚を生み出しません。

CBDaとTHCaは加熱されると脱炭酸し、CBDとTHCへ変換されます。

大麻国際財団のウィリアム・コートニー医師は、生の大麻ある信じられないほどの利点を提唱してきました。

彼の研究は、大麻はCBDaとTHCaの形で、CBDとTHCの成分を高濃度で保持しているため、加熱しない方が本来の治癒効果が得られ、その効果は最大化されるというものです。

彼は、非加熱の大麻を、特に生の果物や野菜のようにジュースとして摂取した場合、どのような効果を生むのか研究している第一人者。

コートニー氏の短いドキュメンタリーによると、患者(女性)は、全身性狼瘡(ぜんしんせいろうそう)、関節リウマチ、間質性膀胱炎、低血糖症、貧血、慢性副鼻腔炎、慢性細菌感染症などを抱え、40の異なる処方薬を取っていても依然として衰弱症状であったそう。

医師であるコートニー氏の推薦で大麻ジュースを試してみると、彼女の症状はゆっくりと消え、病気は次第に治まっていったといいます。

癒しの秘密は、体が必要なものを吸収する際の免疫システムを高めるプロセスにあります。

果物や野菜など生の植物が液体の状態であれば、ビタミンや酵素が急速に血流へ浸透し、消化器官に休息の機会を与え、栄養素を効率よく摂取することができます。

コートニー氏によると、新鮮な生の大麻をジュースにして飲むと、その回復力が高まるそう。

大麻分野の専門家であるコートニー氏と助手のクリステン・ペスクスキ博士は、世界中のシンポジウムでケーススタディを発表し、マリファナの治癒力が広く普及する可能性について、娯楽用と医療用の両面で人々の認識を高めようとしています。

大麻に含まれる回復作用は、病気として症状に出ない人へも役立つ可能性があります。

ドイツのボン大学分子精神医学研究所が実施した研究では、アンドラス・バイオケイ・ゴルゾ氏が、カンナビノイドシステムを活性化することで、クレンジングとしても作用する抗酸化物質の放出を引き起こす可能性を示唆しました。

この成分は、内因性カンナビノイドシステムに関連する免疫系や神経機能、骨機能を調整するだけでなく、後押しすることもできます。

生の大麻ジュースに興味がある人は、ジューサーに最適な葉と芽を見つける必要があります。

喫煙用に乾燥された大麻株は、ジュースに適していません。

適切に体内へ取り込まれるためには、葉と芽が新鮮である必要があります。

コートニー博士は、最大15枚の葉と2つの大きな芽をジューサーに入れ、丸1日かけて飲むことを勧めています。

生の大麻ジュースはかなり苦味があるので、人参やリンゴなど他の野菜や果物と混ぜて飲むのも○。

純粋な麻オイルを飲んだことがある人は、苦味を想像できるはずです。

アメリカやカナダでは積極的に製品の開発が行われており、おそらく生の大麻ジュースはオイルやジョイントではない方法かつ、長期的な薬効を求める患者や、最高のものを手に入れようとする健康愛好家の間で、より一般的になるかもしれません。

なお、日本では大麻取締法(たいまとりしまりほう)で大麻の所持、栽培、譲渡等が禁じられているため、生の大麻ジュースを飲むことはできません。

参照:cannabisnow

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