天安門関係の本の 感想

つい昨日、「八九六四 完全版「天安門事件」から香港デモへ」 という本を読み終わった。天安門事件についてその当時を経験した人たちに事件から25年経った今(この本が執筆された年度)インタビューをするとういう内容だ。天安門事件にそこまで興味のない自分が何故この本を借りてきたのかはわからない。

この本を読んだ感想
あまり天安門についての数字的な情報はない。その当時を生てきた人たちの経験がメインだからだろうか。時系列に関して詳しく書かれている訳でもない。でも、天安門事件の雰囲気は感じ取ることができた。

いろんな人にインタビューをするこの本だからたくさんの意見があった。それらの意見に触れた結果、自分もこの事件に対してどう考えるかについて向き合えたと思う。
天安門事件で完結している訳ではなく、当時を生きていた人たちが今をどう生ているか、2010年代に起きた、ヒマワリ学運、雨傘革命(うーん、名前がかっこいい)、2019に始まった香港デモについても触れていた。

自分の天安門事件に対する意見

北京市民が無差別に殺されたこの事件自体は風化させてはいけないと思う。しかし、僕はこの本を読んであまり血みどろさを感じることは無かった。だからか、どっちもどっちだと思う。学生運動が成功しなくて本当によかったという意見が本書にあったが、中国目線で見ると的を得ているようにも見える。実際、中国はこの事件の後ぐらいから急速に経済発展を始めたし、もし学生運動が成功したらさらなる混乱が招かれたかもしれない。そういうことを考えるとまあ仕方ないように思える。(しかし、もう少しふんわりとあまり暴力的にならずに解決した方がいいと思った)

ユーチューブで歴史を解説しているものやウィキペディアもいいかもしれないが、やはり本は全てが知識になるそんな気がする。面白いので、ぜひ。
https://www.kadokawa.co.jp/product/322008000508/

自分の振り返り
本の感想を書く時は書きたいことがたくさん出てきて最終的にはあんまりいい内容のものが書けないから、書くまえにマインドマップみたいなのを作ろう。


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