見出し画像

私が考える、作品鑑賞の感想文の書き方ポイント

"作品を見て感想を書きなさい"という鑑賞の授業はよくあると思います。

その時のちょっとしたコツを3つお伝えいたします。

まず1つ目のポイントはディスクリプションすること。ディスクリプションとは簡単に言うと描写です。そこの絵や作品がどんな様子かを言葉のみでか書き出すことが作品を見る(理解)につながります。

色、形、素材、場所などはどんなでしょう?

ラジオのパーソナリティになったつもりで作品を言葉だけで人に伝えてみましょう。

2つ目のポイントは自分の心がどう反応したか。楽しいか、ドキドキしたか、緊張したか、怖かったか、はたまた何にも反応しなかったか。それを書いてみると、感情や感性を確かめることができます。人の心を動かす作品というのはいわゆる傑作です。なかなか出会うことはないと思います。わたしも小さな頃にフランク・ステラの飛び出す作品を見た時は衝撃的な出会いで、今思うとあれが心動かされたと言うことかと、数十年越しに気づくこともあるくらいですので、感情を感じ取るってなかなか難しいことかもしれません。が、これを丁寧に自分から聞きとってみるといいと思います。

3つ目は自分が買うとしたら、いくら出して、どこに飾るのか想像して見ましょう。これは作品の価値を考えることになりますので、自分の価値観を表明することができるでしょう。

作品買ったことはありますか?私は2度目のボーナスで150✖️100㎝くらいの作品を購入しました。憧れのアーティストの作品で、将来家を建てたらこうゆう風に飾ろうとイメージをしていました。

是非表現を身近に感じるために、買うことを想定して見ると、リアリティをもって作品と仲良くなれると思います。

作品の歴史的背景や技術について語るのは専門家にお任せするとして、まずは目の前にある作品そのものを自分の目でみて、言葉にすることは楽しいことです。

ぜひ作品の感想文を書く時、あるいは感想を作家さんに伝えるときの材料にしてみてください。