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ちょっと気まずいあした

 自分は今日が夏休み最終日、明日から学校だ。なんかテストもあるらしいけど何もしていないし、宿題も昨日はやるとか言っておきながら一つも進んでいない。小一から毎年同じ終わり方だ。バッドエンドだけど思い出がある分、昔の方がいいように思える。今年はゲーム以外の記憶がないからね。

 自分が現実で求めているのは可愛い女の子との思い出。無知と興味が作りだす綺麗な思い出。今日までそれは何一つ叶っちゃいない。原因は自分から絡みにいかないからなんだけど。コミュ障で何も話さないせいで、男友達伝いで女子が自分のことを怖がっていると一年に5回ぐらいは言われる。昔は普通じゃないことに憧れていたからそれを言われると少しうれしかった。しかしそれは他の男に女を取られるということ。自分に待つのは孤独だけなんだということ。尖った上に出番もない奴はメインキャラになれないことをガキの頃に気づいてほしかった。

 自分にとって天使みたいな子がいればどんなにいいか。場所も目的も性格もどうだっていい。すべて捧げれるような人がいればよかった。まあ三次元は怖いからもう無理かもね。それに自分は老いが嫌いだ。

 いくら綺麗な物を求めた所で時間は過ぎていく。そして高校生の今、確実にクラスの誰かはヤっている。というかこの夏休みで半数は終わっている可能性すらある。まだ早いとか言っておきながら済ましていると思うとムカつくぜ。まあ自分ももう女性を性的な目でしか見れないだろうから一度死んでやり直すぐらいじゃないと叶わないだろうね。

 人間は僕が知らない内に少しづつ変わっていく。ピアスの跡ができていたり、少し違う表情を見せたり、待ち合わせ場所ができたり。どうせ明日も何か変わるんだろうね。そんな状況に自分は何を言えばいいんだろう。変に祝福するのは自分らしくないな。変わらぬ日常を演じるのはアニメだろうと現実だろうと同じ。いつも通り冗談を交えたどうでもいい話でもするかな。それにしても宿題が終わってない…

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