どうか明日が来ませんように
まぶたが開くと、まずは絶望から始まる。
朝が来なければ良いと眠りに就く。毎日だ。
生き残るのは苦行だから。
子猫を飼いたい。
呆然と見上げる夕焼け空、
叫び出したくなるような真夜中、
泣きながら目が覚める朝、
子猫を抱きしめられたら私は楽になれるはずだ。人間は要らない。子猫にそばに居てほしい。
恵まれていない環境でも頑張っている人はたくさん居る。私はこの条件で生き残るしかない。
私、頑張ってるんだよ。でも全然足りないね。この先ももっと努力する。
恨んだりしない。自殺も絶対にしない。
安全な家も、優しい親も望まない。
だから、せめて子猫を。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?