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無人島からの帰還。

どうも。
無人島で生き抜く能力ほぼゼロ。
椎名です。
無理よ。絶対生き残れない。もう。無理よ。芝居で本当によかった。

というわけでね。
先週になりますけれども。
ENG第16回公演『S.O.S〜save our souls〜』
無事に全ステージを終演いたしました。
ご来場の皆様、配信をご覧の皆様、応援してくれた皆様、本当に本当にありがとうございました。
※配信はまだやってるよ!金曜夜のスイッチング配信回と、千秋楽の定点配信回があるよ!ぜひ観てねーーーー!!!
えすおーえすのはいしんをみる

椎名は今回、辺見素子(へんみ・もとこ)さんという看護師の女性を演じました。
本編中では濁してたけど本当は35歳です。
イヤ別にそんな濁す年齢でもなくね?と、40歳の椎名は思いましたwww
おひとりさま。船旅も、一人旅でした。
遭難した人々はみんな誰かしらの連れがいましたが、素子さんは一人。
無人島遭難モノにおける看護師。しかもみんなよりちょっと年上。
そうです。超即戦力です。
例に漏れず面倒見の良い素敵なお姉さんで、いろんな人の怪我の手当てをしたり、喧嘩をとめたり、冷静な意見を言ったり、八面六臂のスーパーウーマンでした。
でもその実、子供が産めない身体であることを気にして、結婚を諦めている寂しい一面もありましてね。
途中、佛田親子とのシーンでそれが判明し、親子喧嘩の火種になってしまうのでありました。
でも、素子さん的には動かぬ事実を話しているだけで、これといって心の動きは大きくはなかったので、心持ちとしては全然穏やかでした。
この作品において穏やかって。でもそうです。
一番感情がアッパーになったのが
「いやアンダースローーーーーーーー!!!!!」の瞬間だったという事実が
穏やかの証拠かとwww
キャラバトルロイヤルみたいな面々の中でひたすら『普通』を担当するのは
なかなか難しかったような。
でも、台本の最後に、謎の見せ場をもらったりして。
あれは、扇田さんからのプレゼントだと思ってます。
ありがとうございました✨

千秋楽終演直後の楽屋で撮った集合写真さ。

とても優秀で素敵な座組でした。
いろんなピンチを実にクールにするりとクリアしていく精鋭たちでした。
本番の芝居の楽しかったこと楽しかったこと。

かわいいネガポジ女子ズ。真理と琴音。

一番最初に絡んだおふたり。
でも実は最初のシーンしか会話してないんじゃ…なんということ…
悠ちゃんとは3度目の共演。
やっぱり明るさで場を引っ張っていくチカラが抜群。
琴音が助けてと泣き叫ぶシーンは毎回心が痛かった。
華ちゃんとは今回が初共演。
初めて観た華ちゃんがまともな人の役(言い方)だったので、比較的真面目で素朴印象だったのですが、カラスカにいて、それだけなワケないか!www
塩梅がいいんだよね。やり過ぎない。でも爪痕は強烈に残す。
また一人、素敵な女優さんと出会った。

濃い。とにかく濃い。この3人を同じグループに据えるセンスあたおか。

マグロ漁船から逃げてきた、柑橘トリオのお三方。
3人の登場シーンはもう新喜劇だった。無人島に新喜劇って持ち込めるの。
特濃。それでいて3人とも持ち味が全然違って、シーン進行絶対難しかったはず。
ハッチとはめっちゃ久しぶりの共演だった模様。
さすがの存在感で、一人だけ軍人みたいな様相を呈していた。
通し稽古で張り切りすぎて喉をぶっ飛ばした日、声全然出てないことで笑いを取ってて、もう何なの。
金ちゃんとはちゃんと共演するのは初めてでした。予想以上に繊細な芝居構造の男だった。あと、ハイトーンボイスが美しい。性欲おばけの役であそこまで嫌われないのは金ちゃんの持つピュアな雰囲気のなせる技だと思った。
ことりは、何なの。何であのキャラクターで成立するの。すごない。
登場して5秒の「さっきも来たとこだ!」で笑いを取れるの何なの。すごない。
一番現実離れしたキャラ像を具現化するチカラに感服。

共演は『ももがたり』ぶりなのでは…の、なおくん。

目ヶ谷拓斗役のなおくん。劇中ほとんど会話できてない。
丸山さん演じる今岡さんとのシーンがとても楽しそうでした。
抑圧と爆発がとても心地よい。やはり素敵な役者。
兄との確執のとけかたが好き。結局兄弟って、そうよね、ってなる。
真っ向から思い切り突っ込んで行って思いっきり火傷する生き方の拓斗、愛おしい。推せる。
なおくんは目が肥えているので、なおくんに見捨てられないように頑張らないといけない気持ちが芽生える。

久々の揃い踏み。ずんずしあのん。

目ヶ谷安泰役のじゅんじゅん。
状況に逆らわない、もしくは裏で操っている、みたいな役が多い印象。
場に逆らっていく今回のスタンスがレアでよかった。
態度が悪い、大多数の流れに逆らう。つまり効率的でない佇まいが新鮮。
タカダの「おんぶ」にやられたお客さま!!!!わかりみ!!!!!
あれ罪深い。
あと個人的には「じめっとしてた。」の発音の仕方がとてもツボでした。
あのあと、夢が見つかってるといいなぁ。
仁科元気役の図師さん。愛されのチカラ。すさまじい。
そして、笑いを取るまで戻ってこないスタンス←
その場のライブを感じ取るセンサーどうなってんの。すごい。
この見た目であのキャラクター。台本の時点でのしかかってる期待値が大きすぎて私だったら吐く。ほんとすごい。
ずんずしあのん、また3人でガッツリ絡みたいねぃ。

みんなの女神・水崎綾。女神だけで終わらないのがいいところ。

若月里桜役のあやっちょ。
本編中、何でこの子はあんな彼氏と付き合い続けてるの?!何で?!
とずっと思わせておいて、最後の最後に
あ、なるほど貴様らお似合いだわお幸せに!!
と結論付けられる要素をぶち込んでくる恐ろしい女優。
歌ってる彼氏の背後で披露していたバンギャタイム。最強でした。
やはり水崎綾、タダモノではない。
今回は一度も会話を交わせませんでした。無念。
12月はどうかなぁ。しゃべれるかなぁ。
実はまだ舞台上ではあんまり喋ったことない我々。

砂瀬洋一役のよっち。
本編中、全くと言っていいほど絡んでいない我々なのですが、
もはや相棒と言っていい。
毎ステージ!日替わりで!アカペラで!歌を!一緒に歌ったから!!!!
本当にお世話になりました。
よっちはとにかく、華のかたまり。キラキラしてるんよ。ほんとに。
出会った時から私はよっちを『おひさまみたいな人』と称しているのですが、
ほんとにそれ。周りを照らす光。
また一緒に芝居したい。次はもっと、芝居で絡みたい。
あと、「砂瀬くん」っていう呼称が世界一呼びづらくて毎回噛みそうでした。
一回ぐらい実際噛んだ。

いがむーとは、なまくら娘以来3年ぶりの共演。

内山田幸太郎役のいがむー。
今回の推しキャラだ。
いがむーにしかできないキャラ構築!と思わせる説得力。パワー。技術。
いいよね。なんか、観に来てよかった!って思えるエネルギーをくれる人。
素子はなぜか幸太郎と行動をともにすることが多くて、芝居でも結構絡みました。
楽しかったー!
2人のシーンも、何も考えずにその場の空気でラクチンにやれた。ありがとう✨
今度いつか、めっちゃシリアスな芝居で絡んでみたい。

汐音かわいすぎか。25歳らしいんだけど15歳くらいから年齢止まってる疑惑。

佛田成美役の汐音。
いやもうほんとに。かわいいんだよ。どうやったらそうなるの。
初めて共演した『テノヒラサイズの人生大車輪』の時は10代だった汐音。
大人になるにつれて、表現できる幼さのレベルが上がってる気がしてる。
記念物モノ。
お父さんとケンカするシーンで、感情表現に苦しんでた時期があって、
汐音は意外と内に溜め込んで中で消化してしまうタイプ(オトナ…)だということがわかり、いろいろ話して共に対策を練ったこともありました。
12月も共演だ。次は絡みあるかな???

これまでで一番直情的で飾らない一本気なキャラだった石部ダディ。素敵か。

ダディこと佛田銀次役の石部さん。
今回素子さんの一番の相方と言っていい。石部さんには大変お世話になりました。
舞台上で石部さんとこんなに落ち着いて会話したの初めてで(笑)、
心地よい会話を楽しみました。ありがとうございました。
普段は父親感よりもガゼン「兄貴!」って感じの石部さんですが、
銀次の娘への愛を語るシーンに不器用な父性をビシバシ感じて唸りました。
あと、こんなにイカついのに、色気が失われないのがすごいところ。
期間中に、日頃あまり話さないようなことも話す機会があり、椎名の中で石部さんの株がまた上がりましたとさ。いい男すぎんだろ!!!

え、まって、写真…撮り忘れてる…じゃん…ね…え…うそ…。

今岡想太役のまるちゃん。
写真撮り忘れてるやないかーーーーーーーーい
この人はどこまでスーパーマンなのですか。
台本を噛み砕いて自分のモノにする速度がオバケ。異常な速さ。
今岡さんは文香のお父さんだったんですよね。
最後の二人のシーンは見ると泣いてしまうので、できるだけ見ないように聞かないようにしてました。
つよたべの時にTwitterにも書いたんですが、まるちゃんって、なぜかうちの父を思い出す要素があるんす。
全然似てないんですけど。顔も。声も。性格も。
なので、最後のシーン、いろいろ無駄に重なりすぎるので、視聴は無理でしたw
今回、ついに念願だった、舞台上で言葉を交わす、をついに達成しました。
主な交流は日替わりネタだったので(笑)、次こそは。ちゃんと絡めますように。
このあと11月も12月も一緒です。今度こそは。ね。

祝・ENG初主演。みんなあんたが大好きだよ。

主人公・有野伊吹役のわかは。今公演の主演女優です。
今回ついに彼女がピンで主演と聞いて、ワタシはとてもとても嬉しかったです。
ワタシたち、役者人生で歩んで来た道がちょっと似てまして、
大雑把に分類すると『トスを上げるのがうまい芸人』みたいな部署に属しているのですが、その我々が真ん中を担ったとき、
周りの華やかな面々に負けない爪痕を残すにはどうするか。
これは我々にとってはとても悩ましい事項です。
今回の伊吹=文香は、役柄の難易度的には、わかはには楽勝だったと思う。
そんくらい彼女には腕があります。
そこに『主演として』という命題が乗っかってきたとき、新たな課題が生まれるわけですが。
(本来はそんなことどうでもいいと思うんですけどね。主人公だろうがそうでなかろうが、物語を生きる一であることに変わりはないから。でも、公演全体を見渡した時、なぜか押し寄せてくるんですよ。主演、ていう二文字が。あれ何なんですかね。)
楽屋が一緒だったのでめっちゃいろいろ話しました。
今度、同じ属性のモノ同士、トークイベントでもやろうか、と話しましたwww
とにかく、ワタシは、わかはが主演の公演に出演できて、とても嬉しかったです。
ありがとう。

スーパーいい仕事する演出助手の瀬奈ちゃん。
稽古場でも劇場でもめっちゃ頑張ってくれたいっつみー。
同じくめっちゃ頑張ってくれた佳蹴と…写真撮り忘れた…嗚呼…!!


今回もお世話になりました。佐藤修幸P。11月は久々の共演です。よろしくお願いします✨

めっちゃ長くなった。
とにかく、無事に終わってよかった。
たくさんの人に支えられて、公演は幕を閉じました。
感謝。感謝。

あ、配信とグッズ、応援チケットの販売は、まだやってるんだぜ。
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どうぞよろしくお願いします✨

さらばエキサイティングな無人島。
また会う日まで。

あでゅう。

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