【感想】【雑感】ミッドサマー観た、白粥と揚げパン、砂ずり、等
台風が温帯低気圧に変わって雨が降ったり降らなかったりの1日だった。今日は完全に予定が無かったので遅めに起きて、ごろごろしている間に朝と昼ぐらいの中間になったので「もう文明に頼ろう」ということで出前館を利用。75-90分待ちの込み具合ながら実質60分で到着した。
こういう天候の時に頼むのは気が引けると思いつつ、いや今日みたいな日こそ稼ぎ時でもあろうよと意を決して注文して良かった。お届けいただいたドライバーさん、誠にありがとうございます。もちろん袋は濡れていて当たり前なのだが中身は全く問題なし。金額さえ度外視すれば本当にありがたいサービスです。
ミッドサマー観た
Netflixにミッドサマーが入ったので観たよミッドサマー。しかもシーンが増えたディレクターズカット版:以下DC版。劇場公開時も通常版とDC版が同時公開されていたそうで、今回観たようにあれもこれもモザイク無しで普通に映画館で上映されていたのだろうか。通常とDCの差異は下記サイトに詳細説明がネタバレありで解説されているが、全体的にストーリーの繋がりを丁寧にするための補強といったものでグロやセクシャルな表現が追加された訳ではないらしい。といってもDC版はNetflixではR18指定だった。劇場でもそうだったのかな?
大学院生4人組が論文執筆のため、うち1人の故郷であるスウェーデンの奥地に存在する山奥の村を訪れ夏至祭の期間を過ごすが、この村の夏至祭は普通の祝祭ではなく人身御供を求める儀式であり、白夜の明るさの中で一行は村人たちによって追い詰められてゆく。Wikipediaのあらすじを元に。
大自然や民族衣装の映像美、要所で挟まれる特殊なカメラワークと北欧らしい劇中歌やBGMが相まって幻想的な雰囲気に包まれるが、そこに絡みあう奇祭や風習、さらには若者らしい人間関係の葛藤が織り交ぜられており、起承転結も明確でひたすら物語に引き込まれる171分だった。171分。長過ぎると思ったが何とかなった。
物語の感想としてはとにかくクリスチャンがダメダメ過ぎる性格なのと、前述のサイトでも言及されているように双極性障害をもつ主人公ダニーが実は一番冷静に村の異様な雰囲気を見通せている点が対比されていて良かった。そりゃ最後は熊クリスチャンにされるよ。開始しばらくは衝撃的なシーンがいつ来るかいつ来るか...と身構えていたらアッテストゥパンの儀式で「ついに来たか」となってもう後戻りができない。途中で離脱できたように思えたサイモンとコニーもしっかり儀式されていて(コニーは解説サイトを読むまで分からなかったが)、全体的に納得がいく終わり方ではある。
それにしても公開当時はよくこの映画を大々的に宣伝していたものだなーと思う。結構宣伝されていた記憶がある。ダンサー・イン・ザ・ダークやミリオンダラー・ベイビーとまでは言わないけど、うっかり選んだら人によってはトラウマ製造機になるのでは...登場人物それぞれ途中から明らかにこの村はおかしいと気づきながらも、友達に誘われた手前なのか論文執筆の欲が勝ったのか、恋愛感情の影響か、最後の最後まで帰ろうとしない・帰ることができない状況に落ちていくのもリアルだった。171分は実際長いが、それだけ丁寧に描かれた映画なのは間違いない。時間があってちょっと衝撃的で不思議な映画でも観るか、となったらお勧めの作品。
雰囲気としてはアニャ・テイラー=ジョイ出演の「ウィッチ」に近いものがあるのでそういう作品が好きな人も是非。ウィッチは若かりし頃の(今でも充分に若いけど)アニャ・テイラー=ジョイのきれいさと、映画そのものが素晴らしい作品です。詳しくはキューライスさんのブログへ。
白粥と揚げパン
夕方前にミッドサマーが終わり、リフレッシュのためジムに行き、何か爽快で短めな映画でもと思って逆噴射映画祭で取り上げられてて前から気になっていたイップ・マン外伝 マスターZを夜に観る。あらすじはアマプラより。
イップ・マンに敗れて武術界を去ったチョン・ティンチだったが、犯罪組織から追われる女性を救ったことで、悪徳幹部キットから命を狙われてしまう。殺し屋の襲撃に遭い、恩人を謀殺され、怒りの頂点に達したティンチは、封印していた詠春拳を肉体に蘇らせ、悪の巣窟へと単身で挑む──!!
とにかくめちゃくちゃ面白かった!!!父と息子の質素な生活、そこに突然割り込んでくる悪党と美女と頼れる兄貴、あらすじにあるように謀殺によって義憤というか仁の心でばったばったと敵をなぎ倒していく!中国拳法!クンフー!理不尽な悪に立ち向かう!というストーリー。
アジア映画を見るのはちょっと記憶にないぐらい久しぶり、洋画のアクションならキアヌ・リーヴスの「ジョン・ウィック」シリーズが大好きだけど、このイップマンによって一気にアジアのアクションも好きになった。ジャッキーチェンとはまた全然違った迫力と疾走感のどこまでスタント無しなのか!?という格闘シーン、しっかり出てくるアジアっぽいコメディ要素、そして最終決戦前に流れ出すBGMの歌。少林サッカーが好きな人は間違いなくハマるはず。
イップマンのシリーズを知らなくても楽しめる内容。主人公のチョン・ティンチが外面も内面も格好良すぎる。谷原章介を鋭利にしたような風貌、息子を大切にしながら同時に抱く一度手放した詠春拳への哀切、道理や義を重んじて恩人の窮地に立ち上がる男気!あとフーのの兄貴も最高に良い漢でした...ご冥福をお祈りいたします...!
白粥と揚げパンは主人公親子が良く食べる朝ご飯で、ラストシーンもそれで締めるのが本当にグッとくる。あとエンドロールに流れるミニシーン、NG集ではなく、ちょっとした伏線回収もアジア映画みがあって良かった。
砂ずり
唐突に砂ずり。セブンイレブンの野菜と食べる砂ずりポン酢、これもカロリー:111kcal、たんぱく質:17.2g、脂質:1.6gという栄養素で明らかに狙ってきている。ファミマみたいにライザップとのコラボをしないでおきながら独自に高タンパク質製品を投入し続ける姿勢、やるじゃない。(by北斗の拳 アイン)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?