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応援してね。地球に優しいお米作り(文章)

生きものいっぱいで地球に優しい米作りをしています。

中山間地域の限界集落です。

全国各地にある、小さな集落の一つです。放っておくと毎年少しずつ耕作放棄地が増えるのはどこでも同じ風景でしょう。

後継者不足に加え、猪や鹿といった大型動物の食害も深刻になっています。
そして段々になった棚田の美しい風景は、耕作放棄地が増えればすぐに無くなってしまうものです。

そんな風景を小さな生きものたちと一緒に育てていこうと、日々奮闘しています。


◎除草剤をはじめ、農薬を使わず育てています。

 田んぼの中の小さな虫たちを殺さずに生かし、ウンカ等のお米を食べる害虫被害を減らしています。生存競争です。

 草を野放しにすると稲が草たちに負けてしまいます。昔からある除草用器具はったん取りや、チェーン除草で苗の応援をしています。

 人力です。今年も草たちの勢いに負けてしまいました💦

 米粒の一部が黒くなることもあります。主にカメムシの食害で、人と虫とが生存競争をしています。

 一昨年は、信じられないくらいのウンカがやってきました。周りの田んぼの中には壊滅的な被害を受けたところもありました。家で食べる分が足りないほど。

 田んぼの中にいる蜘蛛の数が多かったこと、そして、肥料分が少ない田んぼだったからかもしれません。比較的軽微な被害ですみました。


◎地球に優しいお米作り

 化学肥料は田んぼに入れていません。化学肥料は確かに稲を大きくしますが、稲がすべての肥料を吸い込むわけではなく、大半が田んぼから流れだし、海へと流入します。
過剰な栄養は赤潮発生の原因のひとつ。これを少しでもなくすことで地球への負荷を減らしています。

 とはいえ、全く何も肥料を入れていないというわけではありません。
景観を意識して、蓮華畑にしている田んぼは、蓮華が緑肥となっています。
米ぬかや籾殻、稲藁が肥料になっている田んぼもあります。
イトミミズの糞が肥料になっている田んぼもあります。

 今年は、、、雑草管理が甘かったせいもあって、稲の穂色が明らかに薄いです💦ごめんね。体力が枯渇してました。


◎太陽の光を浴びてゆっくり乾燥


 昔ながらの方法で馬を立て、稲をじっくりと干して、乾燥させています。天日干しだからか?ざるのように水漏れしやすい構造の棚田だからか?甘くて美味しいと仰ってくださる方がいます。

 懐かしい味だ。と仰ってくれる方がいました。その方は山形に親の実家があり、休みには都内から山形に遊びに行ったと言います。帰りにお婆さんが作ってくれる塩おにぎりが美味しかった記憶。そしてお爺さんが亡くなって田んぼづくりもやめて、山形に行くこともなくなり、そのお米を食べる事もなくなって30年が経つそうです。美味しいと言われるブランド米は沢山あるけれど、懐かしいと感じさせてくれたのはこのお米だと大絶賛されました。

 送ったら、これは美味しいと言って20人以上の方に、まるでお歳暮のように送って下さる方もいました。有難いです。

◎これからも美味しいお米を

 もう一つの記事には、稲が植わっている田んぼの写真を掲載しています(一緒に掲載する技術が現時点ではありませんでした💦)。整地はされておらず、周りの山は雑木林が大きくなり、控えめに言っても営農向きの田畑ではありません。
そして、こんな田んぼだからかもしれません。かけ流しの田んぼで出来たお米がものすごく美味しい。

 昔昔からある、「朝日米」というブランドです。
この味と、そしてこの風景にはかなうものはないと思います。ぜひ一度、見に来て、一緒に土に触れて、稲と戯れてくれる方とつながりたいなぁと思い、noteをはじめています。

応援してね。

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