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ご報告

昨年に引き続き、2023年もいわきFCのスプリントコーチとして契約を更新させていただきました。

改めてこのいわきFCというクラブでチャレンジできること本当に嬉しく思います。

1年前にJリーグで初めて僕自身が10年前に作った肩書き「スプリントコーチ」という役職で就任させていただいた、いわきFCというクラブには感謝しかありません。

1年前にも記事で書きましたが、大きな覚悟と決意を固めていわきに来ました。自分の役職であるスプリント能力の向上、最高速度、スプリント回数、走行距離、傷害予防。全要素を飛躍的に向上させるんだ、Jリーグに革命を起こすんだという気持ちで臨みました。

こちらの記事でも書きましたが、いわきFCが掲げる「90分止まらない、倒れない」こと、そしてクラブビジョンにもある「日本のフィジカルスタンダードを変える」ことにスプリントで貢献できたところもありましたが、個人的には課題の残るシーズンでした。

心残りの部分に来シーズンは妥協なく全力で選手と向き合っていきます。選手全員の足を速くすることは当然。いわきFCの目指すサッカーに直結する明確な成果を出します。

今年J3で戦ってきた我々はJ1、J2クラブよりも1ヶ月遅くシーズンが終了しています。そんな中、いわきFCは異例の12月26日からの年内始動となりました。Jリーグクラブとしては初めてのようです。全て2部練習。サッカーのトレーニングだけでなく、スプリントトレーニングから走りのトレーニング、ストレングストレーニングと午前午後びっちりです。

こういうことをすると、やりすぎなんじゃないか、飛ばしすぎなんじゃないかと懸念する声が聞こえてきそうです。なんでもそうです。今までに前例がないもの、誰もチャレンジしてこなかったものに対しての声は当たり前です。

僕自身もそうでした。スプリントコーチってなに?
必要ない。うまくいかない。失敗するのが目に見えてる。
見えるところで、見えないところでたくさん言われてきました。

ただ、そういった誰もやらなかったチャレンジに結果が伴ってきた時に、もしかして必要だったんじゃないか、うまくいくんんじゃないか、成功するんじゃないかという流れになってきます。僕自身がそれを強く感じています。

僕は常識を覆し世の中が変化していく瞬間がたまらなく好きです。
いわきFCがこれまで歩んできた歴史のように。

来年はJ2という舞台になります。新体制になり、まだほんの4日間ではありますが、昨年以上に確かな手応えを感じています。

1年間のスプリントトレーニングの成果は、新メンバーと一緒に行うとその差は一目瞭然です。ただ、これまでの選手の走りの「質」に新メンバー達が引っ張られるかのようにスプリントトレーニングをしている姿が印象的でした。

「ベンチプレスはこうやるんだよ」「スクワットはこうやるんだよ」

そんな光景がいわきでは当たり前に見ることができます。

「接地はこうだよ」「姿勢はこうだよ」「腕振りはこうだよ」

走りも同じような光景を見れる日は近いかもしれません。

走ることを考えることがチームの文化になれば、きっといわきFCのクラブビジョンである「フィジカルスタンダードを変える」こと、そしてその先に社会価値が創造される未来が見えてくるかもしれません。

最後にいわきFCを応援してくださるサポーターのみなさん。
改めて今年1年多大なる応援ならびにサポートありがとうございました。
来年はいわきFCはフィジカルだけじゃないんだ「スプリント」もすごいだよと皆さんが興奮していわきFC をまだ知らない方々にプレゼンできるようなチームになります。応援していただける皆さんに過去最高の魂の息吹くフットボールをお見せできるチームにします。来年度以降もいわきFCの「スプリント」により一層ご期待ください。


いわきFC スプリントコーチ
秋本真吾


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