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大谷翔平という男について

今や彼はアジアを代表するスポーツ選手、いや世界を代表する選手になったのではないだろうか。
2017年新人王に輝いてからパッとしない年が続いて打者専念を世間が推し始めた所に今年の大躍進がきた。特に前半戦の活躍は凄まじく打者として打率282 37本塁打、投手として防御率3.04と投打両方でMLB屈指の選手となった。なかでも今まで好不調の波が大きかったピッチングが飛躍的に向上したのが今年の大谷翔平MVP最有力候補としての評価をささえている。
近年MLBのMVPは選手がどれだけチームの勝利に貢献しているかを表すWARという数値で決まる事が多い。
これによりホームラン王や最多勝などだけではなく四球率や長打率そして守備率までもが無視できない要素となり、よりリアルなMVPが決まるようになった。大谷翔平のチームメイトで現在MLB最高の選手であるマイク・トラウトはこのWARの申し子と呼んでもいい存在でWARがなければ今ほどMVPは受賞できていなかっただろう。
こう考えると現役ア・リーグ3冠王に近づくブラディミール・ゲレーロよりWARで大きく上回る大谷翔平がMVPにふさわしいのは確実ではないだろうか。少なくともこの現代野球では大谷がMVPになるべきだと思う。
しかしゲレーロが本塁打ランキングトップとなり大谷の調子は下がり気味であるため印象的に五分五分というのも事実。しかしMLBにはここはしっかり目を背けずMLBに今後現れないような選手大谷翔平にさえ今後過ごす事ができないようなこの歴史的シーズンにMVPをプレゼントしてあげて欲しい。

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