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自分が遊んだボードゲームの感想を書く-202012(決定版)

先月までのnoteもお願いします。


ボドゲ部員になれたのでいっぱいボドゲできるんだろうなあ、と思いきや、下半期から突然機会が減ってしまい、なんだかなあ…と思った次の月の12月に遊んだボドゲの感想とかを書きます。

なんかの参考になれば嬉しいです。

12/23:短期間で結構な数を遊んだので一旦消化。
「お邪魔者」「ペンギンパーティ」「インヴィクタス(ファラオ)」
「ごきぶりポーカー」「5本のきゅうり」

12/30:遊びすぎ。
「ゴッズギャンビットG」以降


トリックテイキング…チキンレース!「ブードゥープリンス / Voodoo Prince」

2~5人/20分程度/トリックテイキング/1500円ぐらい

トリックテイキングについて説明すると長くなっちゃうので、
こちらの動画を見るとわかりやすいかと思います。
人数によって使うカードと細かいルールが違うらしいですが、
今回は5人用として説明します。

マストフォロー制・切り札有りのトリックテイキング。

切り札は「最初に色カードをランダムで引いて、同じ色のカードを切り札として扱う」というルール。
(2ラウンド目からは最後に残った人が手札を見て決める

ただのトリックテイキングではなく、3トリック取ると、他人が取ったトリック数を得点として受け取って、ラウンドから脱落してしまう。

このルールで得点を稼ぐためには、なるべく長く残ってから抜ける必要があるのだが、一番最後に残った人は自分が取ったトリック数のみでしか計算されない。なので、最後から2番目に3トリック取って抜けなければならない。

更に特殊カードが存在しており、

「5」「7」を出して勝った場合「2トリック分」として扱われるカード
(この時2トリック取っていれば、4トリック取った事になり、他人に入る得点が実質+1点される)

普通に出すと最弱の「0」だが、一番高い「15」が出ていれば最強になり、トリックを取れるカード

このカードを駆使することによって、相手にトリックを押し付けて抜けさせたり、自分が早く抜けられるようにすることができる。

といった、トリックテイキングの中ではわかりやすい部類のルール(といってもこれしかやったことないんだけど)。

トリックテイキングやったこと無い!という人には、ここから始めるのがわかりやすいかな?と感じた。

少し気になったのは、すべてのカードの枚数(15×5色=75枚)と配る枚数(13~14枚/人)が多すぎて、混ぜるのが少し大変という事ぐらい。


トンネル掘って、彫像運んで、埋もれた王国を掘り起こせ!「イン・ザ・ホール・オブ・ザ・マウンテン・キング / In the Hall of the Mountain King」

2~5人/75~90分/領地拡大・資材管理/7000円ぐらい

他部族との戦いで滅ぼされた後、火山の噴火でめちゃくちゃになってしまった、かつて王国があったはずの山を舞台に、トロール達がトンネルを掘っていくゲーム。

トロール達が持ってる資材を使って、テトリスみたいなトンネルタイルを並べていき、彫像を掘り返して台座に置いたり、大広間を作って彫像を置いたり…を繰り返して、得点の多い軍団がマウンテンキングとなる

資材を獲得するには、基本的にはトロールを雇って、自分の軍団が2体重なるように置くことで手に入るのだが、それぞれのトロールカードに載っている素材マークより多く持つ事ができないため、先にトロールの持つ資材を使ってから雇う必要がある。

…のだが、このゲームは1ターンごとに「トンネルを掘る」「トロールを雇う」をどちらか1つ必ず行う必要があるため、「資材を使いたいけど掘るには足りない…!」というジレンマと戦うことになる。

誰かが上限までトロールを雇うと、ゲームの終了が近づくので、思ってるより早く終了してしまう。
ガンガン雇用するとすぐ終わってしまうし、かといって雇用を抑えると資材が足りず動けなくなる。ではどうする…?といったゲーム。

ただし、このゲームはすべての情報が公開されている
手札の推測をする必要がない、わかりやすい作りになっている。

とはいえ、他人のトンネルとぶつかったところで、対して不利になることもなさそう?なので、パズルゲームとして楽しめそう。

このnoteを書くまで割と最近発売されたゲーム2019年~)だとは知らなかった。

どうでもいいんだけど、
「イン・ザ・ホール・オブ・ザ・マウンテン・キング」
って表記みると忍者が出てきそうでワクワクするよね。


ゲートを塞いで、邪神の復活を阻止せよ!パンデミック派生作品「パンデミック:クトゥルフの呼び声 / Pandemic: Reign of Cthulhu」

2~4人(協力)/40分前後/クトゥルフ+パンデミック/5000円ぐらい

初めてパンデミックをやるのが派生作品なのはどうかと思うが、
ウイルスの感染を防ぐ為に戦う「パンデミック:新たなる試練」に、クトゥルフの要素を加えたゲーム。

邪教徒とショゴスが暴れ回るニューイングランドの街を舞台に、ゲートを閉じて、旧支配者共の復活を防ぐ為に探索者たちが奔走する。
自分の正気度を犠牲にしながら

基本的なルールはパンデミックと同じで、
1マス移動する」「手がかりを捨ててバス停からバス停に移動する
同じ場所にいる人に手がかりを渡す
邪教徒を倒す」「ショゴスを倒す(同じ場所に入った時)」
遺物を使う()」「ゲートからゲートに移動する()」
手がかりを5枚捨ててゲートを閉じる
このアクションを4つ選んで実行する(5つできる探索者もいる)。

ただし、(※)がついてるアクションを行う為には、正気度チェックを行う必要がある。専用のダイスを振って、邪教徒の目が出たら今いる場所に邪教徒を配置し、正気度の目が出たら正気度マーカーを失う。

正気度が無くなった探索者は発狂してしまい、行えるアクションの数が減るほか、探索者達のアクションが弱体化したり、探索者側が不利になるものに変わってしまう。
ちなみに探索者全員が発狂すると敗北となる。

邪教徒が1つの場所に4人配置された時ショゴスがゲートを突破した時、手がかりカードを引く時に「邪悪の胎動」を引いた時(要はエピデミックカード)には、ボード上部にあるカードを左から1枚めくって、ハスターとかクトゥグアとかナイアルラトホテップとかの旧支配者たちが復活する。

彼らは特殊な能力を持っていて、「ゲート移動ができなくなる」「全員で正気度マーカーが5個になるように支払う」「ショゴスが出現して更にすべてのショゴスが移動する」等といった、復活すればするほど探索者側がかなり不利になってしまうものが揃っている。
ちなみに一番右の「クトゥルフが復活すると敗北する

探索者側の勝利条件は、4つそれぞれの街が書かれた「手がかりカード」を5枚集めて(旧支配者の効果で6枚になることもある)、ゲートにいる状態で5枚捨ててゲートを塞ぐことでのみ勝利することができる。

この時はショゴスの初期配置が悪すぎて、自分の手番が回る前に既に旧支配者が3体復活してしまうというスタートダッシュをされて敢え無く敗北してしまった。

しかし、あまりに無理ゲーに思える点を除けば比較的遊びやすかったと思う。いつか通常のパンデミックで遊びたい。


種をやり取りしてお金を稼ごう!ただし手札は固定!「ボーナンザ / Bohnanza」

3~5人/45分前後/取引交渉・ハンドマネージメント・手札固定/1500円ぐらい

自分の畑に同じ種を植えて、重ねた枚数に応じて売値を稼ぐゲーム。

このゲームの特徴は「手札の順番を入れ替えてはいけない」という点。

手札から出せる種が決まっており、更に手番ごとに必ず1個は植える必要があったり、新しい種を植える場合一番多く重なってる畑を優先で植えられたり、といったルールがあるため、簡単に同じ種を重ねられるわけではない。

手札から種を1,2個植えた後、山札から2枚公開して、他プレイヤーとの取引を行うことが出来る。
これらの種は必ず自分の畑に植えられるため、欲しそうなプレイヤーに渡さないと最悪自分が育てた種が破壊される事になる。
この取引で受け取った種はすべて自分の畑に植える。

植えた種は、重ねた数に応じて売値が変わる
例えば20の種(数字分だけ枚数がある)なら、3枚重ねて売れば1金6枚重ねて売れば2金…となる。ちなみに裏面はすべてコインの絵柄になっているので、売った時は裏にして手元に置く事になる。

この2枚の種の処理が終わった後、山札から3枚引いて、手札の後ろに入れる。これを山札が3回無くなるまで繰り返し、一番金貨を稼いだ者勝利する。

初めて取引交渉を行うのにはこれがわかりやすいかな?と感じた。
手札固定が少し面倒なので、カードスタンドとかがあるとやりやすそう。

そういえば2人用の「デュエル」とかありますね。
完全に違うゲームと化してるとか聞いたけど、1回やってみたい。


縦に積み上がるラクダ達のレース!「キャメルアップ / Camel Up」

2~8人/20~30分/レース・賭け・ダイス/4000円ぐらい

ピラミッドの周りで走り積み上がり積み上がったまま走るラクダ達を見て、誰がゴールするか誰が最下位になるかを予想するゲーム。金貨を一番多く稼いだ者が勝利する。

ピラミッドからダイスを1個ずつ出して、同じ色のラクダが出た目1~3分進む。ラクダは1セグ毎に1回しか動けない。

しかし、このラクダ達はなぜか同じマスに横並びで立つことができないため、既にそのマスにいるラクダの上に積み上がるように着地する
その後に下にいるラクダが動く場合は、上に載ってるラクダごと移動する

これを見る観客は、ラクダ達が走るコースに、荒野オアシス等のタイルを置く事ができる。
ラクダがこのタイルを踏んだ場合、荒野なら1マス戻りオアシスなら1マス進む。もし1マス戻った先にラクダがいた場合、積まれたラクダの一番下に入る。その後置いた本人が金貨1枚をもらえる。

1セグ毎にラクダのトップを予想し、馬券ならぬラクダ券を取る事もできる。すべてのラクダが走り終わった後に1位が的中すれば金貨を5枚2位なら1枚もらえるが、3位以下だと逆に1枚支払う事になる。
ただし、このラクダ券は早いもの勝ちで、1位的中の賞金が5枚3枚2枚と下がっていく。
(ちなみに積み上がったラクダがトップの場合、一番上にいるラクダが1位となる。)

そして、ラクダがゴールした時のトップ最下位を、手札のカードを伏せて予想することもできる。
この予想が的中していれば賞金を貰えるのだが、先に予想すると高い賞金がもらえるので、早めに予想をつけることになる。

しかし、ラクダ達は予想しない走りを見せるため、トップのラクダが転落したせいで、最下位のラクダが突然トップに行ける可能性が出てしまったりするのが面白い。

1セグ毎に誰が勝つか予想するだけでも楽しめるので、レースの賭けが好きならおすすめできる。


労働者を置いてワインを作ろう「ワイナリーの四季 / Viticulture」

1~6人/45~90分/ワーカープレイスメント/7200円ぐらい

手持ちの労働者をアクションゾーン置いてアクションを行う「ワーカープレイスメント」系。

畑は荒れ地、施設はボロボロの土地を引き継いで、ワイナリーとして再興を目指すゲーム。

春に起床予定表(親から順に置いていき、数字の降順で夏からの順番が決まる)を決めて、

夏にブドウの木を買ったり自分の畑に植えたり観光客に畑を見せたり、セラー・貯水塔・ブドウ棚等の施設を建てたり夏に来る訪問者の手を借りたり、等のアクションを行い、

秋に訪問者カードをどれか1枚引いて、

冬にブドウの収穫ワインの醸造を行って顧客に売ったり、顧客の注文リストを受け取ったり、金を払って労働者を増やしたり冬に来る訪問者の手を借りたり、等のアクションを行い、

決算時にブドウ・ワインの熟成付加価値分の金額の受け取り、コマの回収手札整理(8枚以上あるなら7枚になるように捨てる)を行い、親マーカーを右隣の人に渡して、1年が終了。

1年内に使える労働者コマは限られているので、夏に使いすぎると冬で使えないということがあるので考えて動かすことになる。

これを続けて、誰かが勝利点20点を超えた年の決算時に勝利点が高い者勝利する。

他人の妨害をする要素が薄い為、個人の畑とセラーに集中できる。
ワーカープレイスメント系としてもわかりやすい部類であるらしいので、ワインとつまみを飲みながら遊ぶと楽しめるかも。

ワイン飲んだことないけどね。


金塊欲しいけど、金塊取らなくてもよくない?「お邪魔者 / Saboteur」

3~10人/30分前後/正体隠匿・タイル配置/1500円ぐらい

トンネルカードを並べて、奥地のどこか(1/3)にあるはずの金塊を掘り当てるゲーム。
金塊を掘り当てることに成功すれば、掘り当てた者から順番に金塊を得点として受け取り、3ラウンド後に一番金塊を持っているプレイヤー勝利する。

トンネルを掘る代わりに地図カードを出すことで、3箇所あるゴール地点のうち1枚自分だけ確認して、金塊があるかどうかを共有することができる。

ただしプレイヤーの中には何人か「お邪魔者」、もといサボり魔がいる。

お邪魔者の役職を割り振られた者(どっちになるかはランダム)は、見当違いの方向にトンネルを掘るとか、突然行き止まりを作るとか、落石を起こしてトンネルを塞ぐとか、とにかく通常の作業者が金塊を掘り当てられないようにすることで、お邪魔者同士で金塊を山分けすることができる。
(山札と全員の手札が無くなってもお邪魔者の勝ち)

しかも地図カードの共有の際には「ウソの情報を共有してもいい」ことになっているので、情報があってるかどうか疑心暗鬼になりながら掘り進めることになる。

お邪魔者がそういった行動を行って、作業者側が「こいつ"クロ"だな?」と察した時、その人の採掘道具(ピッケル、ランタン、トロッコ)を壊すカードを渡すことで、トンネルを掘る行動を防ぐ事ができる。勿論修理カードもある。

ということもあるので、なるべく正体を隠しながらトンネルを掘る、人狼っぽいゲームとなっている。

誰がお邪魔者なのか、どのタイミングで裏切るか、結局金塊はどこにあるのか、色々推理しながら掘り進めるのが楽しいゲーム。
3人から遊べるようにはなっているが、5~6人ほどいた方が楽しめるらしい。お邪魔者側の人数が少なすぎて若干不利になるとか。


ペンギン達のピラミッドパーティ!乗れなかったペンギンはシャチのいる海に…「ペンギンパーティ / Penguin Party」

3~6人/15分/カード配置/1500円くらい

ペンギン達が集まって、ピラミッド型に重なって遊ぶパーティ。

1段目のカード配置に縛りはないが、2段目からは1段目の2枚から同じ色のペンギンだけ置く事ができる。
例えば、1段目に緑と赤が並んでいる場所には、緑か赤のペンギンのみ乗る事ができる。

そうしていくと、次第にどこにも置けないペンギンが出てくるのだが、これはすべて1枚/点の失点になる。
自分の手番でペンギンが置けなくなった時、ペンギンがシャチの泳ぐ海に落ちたとして、残った枚数分のシャチチップを受け取る。

ちなみに、5点分として扱う大きめのシャチチップの、シャチの歯がなぜかちょっと赤くなってるので、少なくともあの海の中で何かが起こってる

結果的に失点が少ないプレイヤーが勝つのだが、手札のペンギンをすべて置く事ができたプレイヤーは、シャチチップを2点分返す事ができる。

という、かわいい見た目と楽しそうな名前からは考えられない割と殺伐としたゲーム

説明書には「必ずしもピラミッドが完成するとは限りません」といった旨の文章が書いてあるのだが、何回かプレイしてみるとわかる。

できるわけねえだろ。


戦功を挙げるか、王国を築き上げるか。2人用デッキビルド対戦ゲーム「インヴィクタス」のファラオ版

5種類ぐらいあるらしいけど、ファラオしか持ってないので、ファラオのみを使用した場合の感想を書きます

2人用/5~30分/デッキ構築・戦争/2000円ぐらい

一国の王となって、戦場で戦いながら自分の王国を築き上げる2人用の対戦カードゲーム

ターン毎に、手札・王国・後方支援から1枚を戦場に出す「出陣」、敵の王や兵士との「戦闘」のどちらかを行う。

戦場にいる兵士達は基本1ターンにつき1回攻撃できるが、兵士によって攻撃力と範囲が決まっていたり攻撃すると体力が上下する兵士がいたりするので、むやみに攻撃すると相手のターンで壊滅する恐れがある。
もしこの戦闘で、相手の王様(ファラオ)を破壊できれば勝利する。

攻撃を行う時、対象に選んだ兵士が無傷(自分のターン終了時に回復する)で、かつ相手の体力と自分の攻撃力が一致している場合、対象の兵士は墓地に行かずに「捕獲」として、戦場ゾーンの隣の「王国」に配置される。

この「王国」も勝利条件に含まれている
王国ゾーンには同じ種類の兵士を重ねて置き数が多い方の国1点入る。
これを4点、つまり4種類多く集めると勝利する。

ちなみに王様は王国ゾーンに配置できないが、戦場で相手の王様を捕獲」、つまり王様の体力と同じ攻撃力で攻撃しても勝利する。

と、これだけだとただのチェスか何かのようなカードゲームなのだが、王様と各兵士には「後方支援」で使える効果がついている。

それぞれの効果を発動できるタイミングで、自分の手元に横向きで配置することで発動できる。ただし、5枚並んでいると使う事ができなくなるので、適宜出陣させる必要がある。

この効果はシリーズによって違う(らしい)のだが、ファラオ版では以下の通り。
(王様は共通で下記のいずれかの効果を選択して使用することができる)
1.攻撃を行った兵士を起こしてもう1度攻撃を行えるようにする
2.相手の攻撃を防いで、対象に選ばれた自分の兵士を手札に戻す
3.対象の敵兵士に2ダメージを与えるこの効果で捕獲はできない
4.墓地の兵士を空いてるマスに置く(つまり死者蘇生)、その後出陣/戦闘を行う
5.相手の後方支援効果2と4を除く)を無効、その後王国から1枚手札に加える

このような効果を持つ5種類各10枚の兵士達から20枚のデッキを構築し、ランダムに選ばれる王様1枚(順番としては構築前に行う)と共に敵国との戦いに挑む。

という、TCGとかのカードバトルが好きならオススメできるゲーム。
他のシリーズを買うことで多国籍デッキを作ることもできるらしい
(1デッキに入る兵士は最大5種類まで)

2人用っていうと「人が集まるまでこれやって時間潰そうよ」っていうゲームの印象があるのだが、インヴィクタスをやる時はなるべくこれだけを長めの時間取ってやりたい

これは多国籍デッキでの対戦動画。


ゴキブリ!クモ!カメムシ!…ネズミじゃねえか!「ごきぶりポーカー / Cockroach Poker」

2~6人/20分前後/ブラフ/1800円ぐらい

ゴキブリ・クモ・カエル・ネズミ・カメムシ・サソリ・クモ・ハエ
これらの害虫が描かれた8種類64枚のカードを、適当な害虫の名前を言いながら裏向きで誰かに渡す。渡された人はそれが嘘か本当か見抜く

もし見抜いたら押し付けた人に渡す見抜けなかったら引き取る
この時のカードは手札ではなく、他のプレイヤーから見えるように置いておく
何も言わずにカードを見た場合は、渡されてない人に適当な害虫の名前を言いながら裏向きで渡す

これを繰り返して、
どれかの害虫が4枚重なった
すべての害虫が1枚ずつ揃った
自分の手番で出せるカードがない
このどれかを達成して敗北したプレイヤーが出るまで続ける

という、ただただ人間不信になるだけのゲーム。

最初は適当な人に押し付け合うだけになるのだが、負けそうなプレイヤーが出てくると、どうやってその人を飛ばすかを考えるゲームになる。
例えばクモを3枚持ってる人がいた場合、大体その人がクモの集中砲火を浴びる事になる

ちょっと短時間でワイワイやるにはうってつけのゲーム。
とはいえ2人で遊ぶにはちょっと…というルールなので、ある程度人数は欲しい。


最後だけ負ければいい変則トリックテイキング「5本のきゅうり / Five Cucumbers」

2~6人/25分前後/トリックテイキング/1500円ぐらい

サムネイルのゲーム。
緑色大好きおじさん「フリードマン・フリーゼ」氏が品種改良した、
トリックテイキング系のゲーム

と語ってはいるが、スート・マストフォロー・切り札・ビットといった要素を省いた、数字で殴り合うだけのルールなので、そういうカードゲームとして捉えるといいかも。

手札を7枚ずつ配って、スタートプレイヤーが適当なカードを捨てる。
次の手番からは、場に出ているカードの数字と同等以上、または手札の一番低い数字のカードを出しあう。

全員出した後、数字が高いプレイヤー同点は後出し勝利)がカードを引き取る(専門用語で「トリックを取る」と呼ぶ)のだが、引き取ったカードは何の得点にもならない。(あるとしたら次ターンで最初にカードを捨てられるぐらい)

一番最後、7枚目の手札を捨てる時一番高い数字を出したプレイヤーが、
その時捨てたカードに書いてあるイラストの、きゅうりの本数分きゅうりトークンを受け取る。
更にこの時「」を出したプレイヤーがいる場合、2倍のトークンを受け取る(2枚以上出ていても2倍として処理する)。
このきゅうりを6本以上受け取ったプレイヤーは、「漬物」呼ばわりされてゲームから脱落する

これを繰り返して生き残ったプレイヤーが勝利する、というゲーム。

高い数字を出して、低いカードを吐き出させる読み合いが楽しいゲームとなっており、ボードゲームの経験が浅い人でもおすすめしやすいゲームだと思う。

余談なのだが、色んな所でこのゲームを「トリックテイキング初心者におすすめ!」と紹介されてはいるが、冒頭で書いた通りあまりに要素を省きすぎなので、見る度に「ほんまか…?」と思う。


効果で殴り合う特殊UNO「ゴッズギャンビットG / GOD'S GAMBIT G

2~6人/20分前後/UNO系/3000円ぐらい
自分で購入したもの。

このゲームでは、堕ちた神々の一柱として、世界で起こるさまざまな問題を解決し、善行を積んでふたたび天界へと戻らなくてはなりません。
─説明書から引用

なんじゃそりゃ。
誰か指定して2枚とか4枚とか引かせるのが善行だとでもいうのか?


場札と同じ色か数字のカードを出して、手札が無くなれば勝ち」という、UNO系のゲーム。
赤・青・白・黒の4色と、大量のワイルドカードで戦う。

唯一違うのは、それぞれのカード(すべてではない)には特殊能力のテキストが書いてある。この能力は場札に置いた時には発動されず、使うカードの場札の色と数字が一致している時に、手元にある「カルマゾーン」に置くことで使用することが出来る。

UNOではお馴染みのドロー系が、隣の人ではなく引かせたい相手を指定して発動できるようになっていたり、相手の手札が7枚になるようにドローさせることができたり、

誰かの手番をスキップさせたり、自分の手番で手札をあわせて2~3枚捨てられたり、もう1回自分の手番になったり(もはや条件が揃えば捨てられるボーナスカードの域)、いらない手札を誰かに渡したり

といったあまりにめちゃくちゃな効果が存在する。

白背景で4色のアイコンが付いたものは所謂「ワイルドカード」で、場札の状態に関係なく出す事が出来る。場札に出した時はそのままワイルド次の色を指定する)として扱う。(ちなみに7枚になるまで引く効果はワイルド系のもの)

このワイルド系には「場札に出すことができない」という注意書きがされてるものがあり、カルマゾーンに置いて発動するのみでしか捨てる事ができない。「カルマ1枚を場札に出す系の効果の対象にもならない

無抵抗に殴られるだけではなく、「攻撃」と書かれた効果の対象に選ばれた時、場札の条件が揃っていれば防御カードを出して防ぐ事ができる。防御の効果は「手番を得る(通常カード)」「効果を跳ね返す(ワイルドカード)」の2種類。

ここまで見るとただの殴り合いゲームに見えるが、このゲームは失点制(選択ルールで体力制もある)で、誰かが手札をなくして上がった時点で、他のプレイヤーの残った手札とカルマゾーンに置いたカードに書いてある数字がそのまま失点になる。つまり、大いなる力には大いなる犠牲が伴うということ。

しかし、上がったプレイヤーだけは、カルマゾーンに置いたカードの失点は計算されない。散々プレイヤーに失点をぶつけて自分だけ失点0ということも起こりうる。

そして、4枚入っている「喇叭吹き(らっぱふき)」というカード。
こいつを引いたら即開示しなければならず(カードを引いてすぐ出した事になる)、4枚すべて場に出てしまうと、その時点でラウンドが終了してしまい、各自持ってる手札とカルマゾーンの失点を受ける、昔のアーケードゲームの永パ防止キャラみたいなカード
ちなみに、こいつを1枚山札に戻す効果と、1枚召喚する効果がある。

手札を配った時点で喇叭吹きが4枚出た場合はやり直し。

これを3ラウンド行い、失点の少ないプレイヤーが勝利して、天界に戻る事ができる
体力制の場合は、誰かが持ち点を無くした時点で点数の多いプレイヤーが勝利

というゲーム。
UNOに特殊能力要素がプラスされただけのゲームなので、たいしてこまかい説明も不要で、かつ約20分と短い時間で遊ぶことが出来るので、人数待ちとかのちょっとした時間に遊べるよいゲームだと感じた。

唯一わからないのは、「手札/カルマを場札に出す」効果で出すものは場札の色数字に従うのか?というルール。
知ってる人がいたら教えて下さい。


姫に恋文を渡すのは俺だ!「ラブレター / Love Letter」

2~4人/20分前後/推理・読み合い/2000円ぐらい

姫に自分のラブレターを届けるために、姫に近い身分の人に渡すゲーム。

16枚のカードから1枚ずつ配って、1枚伏せたまま除外した状態から始まり、1枚引いて、どれか1枚を公開して、効果に従う。
これを山札が無くなった人が効果処理するまで繰り返し、最後の手札の数字が高いプレイヤーが勝利する

カードの効果は、
「相手が持ってるカードを当てられたら相手が死ぬ(枚数が一番多い)」「相手の手札を見る」「相手の手札を見比べて低い方が死ぬ」「次の手番まで効果の対象にならない」「引いたカードとこのカードの合計が12を超えたら死ぬ」「姫を捨てたら自害
等といった、脱落系の効果が約半分を占める

追加カードもいくつか存在しており、
引いたら死ぬ」「合計が12を超えたらこのカードを捨てる」「場札には出せないが山札が無くなった時に死ぬ
などの効果を持つ。指定カードを山札から入れ替えることで使うことが出来る。

最後の勝負は、この読み合いから生き残った者のみで行われるので、いかに強いカードを抱え込んで、相手を減らしていくか、強いカードを持っているプレイヤーをどうやって蹴落としていくか、なぜ相手があえて高いカードを捨てたのか?といった読み合いがたった16枚のカードで行われる

1ラウンドが5分ぐらいで終わるので、「ちょっと一息」って時に遊べる読み合いゲーム。


サイコロ転がして街を作ろう!「街コロ通 / Machi Koro Two」

2~5人/45分前後/ダイス・都市建設/4000円ぐらい
自分で購入したもの。

街コロ」の姉妹作品、っていうかリメイク版
前作の拡張版「プラス」「シャープ」をすべて収録した上で、更に遊びやすくなるように改訂されている
とはいえ、前作を遊んだわけではないので、単体で遊んだものとして書いていく。

とある企業のオーナーとなり、様々な施設を建てて収入を稼いでいき、最初にランドマークと呼ばれる施設を3軒建てたオーナーが勝利する

最初に全員5コインを受け取り、最初の3巡で、場に出ている施設から好きな施設を1軒ずつ購入する。(買わない選択もできる)

4巡目からサイコロを振って収入を得るのだが、ダイスを振る個数を1個か2個選ぶ事ができる。(6面ダイス2個)
1個振って1~6の施設を狙うか、2個振って2~12の施設を狙うか、といった選択を毎ターン行える。

施設からの収入は、サイコロを振って、施設毎に設定された数字と同じ目が出た時にもらえる。

施設の種類は、ランドマークを含め5種類。
これらの施設は重ねて建てる事が可能で、効果は重複する

誰のターンでも発動する施設(青)」
→花畑(4)誰のターンでも2コインを稼ぐ
自分のターンのみ発動する施設(緑)」
→パン屋(2・3)自分のターンなら2コインを稼ぐ
目を出したプレイヤーからコインを奪う施設(赤)」
→ファミレス(9・10)目を出したプレイヤーから2コインをもらう
特殊な効果を持つ施設(紫)」(すべて自分のターン
→ブランドモール(8・9)自分のターンなら10コインを持つ全員から半分のコインをもらう(端数は切り捨て)

これらの施設から得た収入を集めて、ランドマークと呼ばれる施設を建てていく。これらの施設を建てる時、自分が建てているランドマークの数に応じて費用が上がっていく

例えば「議事堂」の場合、ランドマークを建てていなければ12コイン1軒建てていれば16コイン2軒建てていれば22コイン必要になる。

効果は以下の通り。

全てのプレイヤーに適用される効果
→議事堂(12→16→22)全てのプレイヤーは自分のターンでダイス2個を振り収入が無ければ3コインを稼ぐ
建てた時にコインを奪う効果
→博物館(12→16→22)このランドマーク建設時 全員から、それぞれが持つ(ランドマーク)1軒につき3コインをもらう
建てたらもう1回自分のターンを行う効果
電波塔(10→14→20)のみ
自分だけランドマーク0軒の時に建てられる効果
→貸金業(10):このランドマーク所有者はランドマークの建設費を-2する
めちゃくちゃ高いけど建てた時点で勝つ効果
ロケット基地(45→38→25)のみ。

といった感じの、ダイスロール系のゲーム。

前作を遊んだことがないので断言できないのだが、前作よりはかなり遊びやすくなっているらしい。
遊べるプレイヤーの数が増えた(4→5)こともあるが、特にダイスの選択が大きい。前作の場合、特定のランドマークを建てないと選択することができなかった

サイコロ振ってお金を受け取り施設を建てまくるというだけなので、ボドゲの経験が浅い人にもオススメできるゲームとなっている。

よほどのこだわりがなければ、この「」を買うのをおすすめする。


地獄の業火に焼かれてもらうぜ「インフェルノ / Inferno」

3~7人/20分前後/UNO系・押し付け・チキンレース/2000円ぐらい

UNO系のチキンレースゲーム。
UNO系どれだけあるねんって思ったけど結構あるもんですね

1~5の数字が書かれた、5色のカードが4枚ずつのカードから、12枚ずつ配って開始する。

スタートプレイヤーが最初に出したカードの、色と数字が一致しているカードを出していく。(わかりやすいように山札の上に置くといいかも)

ずっと出しているとそのうち出せなくなってくるのだが、その時手札の補充はせず、場に出ているカードを全て失点(1枚/点)として引き取ることになる。(場札が3枚以下の場合、3枚になるように山札から引く)

ただし、赤色のカードだけは、数字が一致している時か、最初のカードが赤色の時だけ出す事ができて、引き取る時、書いてある番号1~5が失点としてカウントされる

手札から最後のカードを捨てたプレイヤーが「アウト」と宣言した時、何れかのプレイヤーがカードを引き取るまでプレイを行って、その後失点計算を行う。これをプレイヤー人数分3人なら3ラウンド)行い、失点が少ないプレイヤーが勝利する

赤いカードをいつ捨てるかが結構大事になってくるゲーム。
手札に抱え込んでもいずれ失点になりうるので、早めに捨てる必要があるのだが、あまり早すぎると自分に戻ってくる可能性があるのが悩ましい。

被害が低いうちに引き取る選択も出来るので、なるべく低い失点で逃げ切るのが大事になってくる。

チキンレース系でも結構わかりやすい部類なのと、チキンレース系にしては短い時間で遊べるのが好印象。
当時3人で遊んだのだが、大人数だともっと楽しいことになるらしい。
楽しみだなあ…


戦争とか勝敗とかは関係ない、全員生き残れ…!「グリッズルド / The Grizzled」

2~5人(協力)/30分前後/手札管理・チキンレース/2700円ぐらい

第一次大戦中の、塹壕での戦いがテーマの協力系ゲーム。

同じ村の住人が協力して、敵の銃弾攻撃開始の笛の音ホイッスルの絵)・毒ガスガスマスクの絵)に怯え、時には味方を励まし、時には撤退、を繰り返しながら、戦争を生き延びる。
もし失敗した場合、彼らの銅像が建つ

ターン毎に、白い鳥のカードの上に乗っている山札から手札として配る。銃弾マスクのアイコンと、背景(これを総称して「脅威」と呼ぶ)が描かれた「試練カード」を場に出していき、同じ背景同じアイコンが3つ並ぶと失敗となる。

その他に、様々なデバフが付く「苦難カード」もあり、これを手元に晒す事もできる。
なお、このカードに付いた「赤い稲妻」のアイコンが4つ貯まると、戦死者が出る為敗北となる。

ただ、プレイヤー側もただ試練を受けるだけではない。
最初にプレイヤーが選んだキャラクターはそれぞれ「幸運のお守り」を持っていて、1度だけ書いてあるアイコンや背景を場から1枚消す事ができる

また、ターン終了時にスタートプレイヤーがもらう「スピーチトークン」を使って、「脅威」を1つ選択することで、他のプレイヤーの手札から指定されたものをすべて捨てる事ができる

「これはもう出せねえな…」と思ったら、コーヒーのタイルを置いて「撤退」を宣言することが出来る。
このタイルは裏に左とか右とかのマークが付いており、全員手番を終えた時に一斉に開いて書いてある方向にいるプレイヤーに渡す
このタイルが一番集まったプレイヤーが、「幸運のお守りを戻す」「苦難カードを1枚捨てる」を選択できる。

その後、「戦意が下がる」として、残った手札の枚数分を、銅像カードの上に乗った山札から、鳥カードの上に移動する。

この時に銅像が見えてしまうと敗北する


説明が難しいんですけど、ゲーム内容もメチャクチャ難しい
これ生還は無理では?って思うぐらい難しかった。

全部僕のスタートで「3枚引きましょう」って言ったせいです。
すべてわたしのせいです


タイルを並べて、入れ替えて…あれ、何するんだっけ?「ラミィキューブ / Rummikub」

2~4人/10~30分/カード配置・パズル/4000円ぐらい

4種類の色で描かれた1~13の数字と、オールマイティ扱いの顔のタイルを使うゲーム。

手札にあるタイルから、「同じ色で数字が連番(ラン)」「3色で数字が同じ(グループ)」の組み合わせ(メルドと呼ぶ)を出していき、誰かが手札を無くして上がった時に、他プレイヤーは失点計算手札の数字の合計)を行い、何ゲームか行った後に失点が少なかったプレイヤーが勝利する。

ただし、最初に出すときには、組み合わせの合計が「30以上」でなければ出すことができない。

この制限を突破した後には、他人の出したメルドを組み替えたり、手札のタイルを付け足す事ができる。
ただし、メルドがすべて完成してない状態で残すことはできないため、その手順を覚えて組み替える必要がある。

というゲーム。

ラミィキューブの大会も存在するぐらい、今なお愛されるゲームとなっている。
とはいえ、終盤結構な数のメルドが並んでくるため、大きめの机があるとやりやすいということは留意しておきたい。


で、これは「30以上の組み合わせじゃないと出せない」というルールしか知らなかった時の写真。

そしてこれはボドゲーマのレビューの記述。

初めて場にタイルを出す場合は、数字の合計が30以上になるようにしなくてはなりません。複数の役を作ってその合計が30以上であっても構いません。

お?このルールはなんなのだ?


ローカルルール、全部入り!「大富豪大貧民」

まともなサムネが出ないので文字リンクとします。

3~6人/20分前後?/大富豪・大貧民/2000円ぐらい

基本的には「大富豪・大貧民」。
各地にあったりなかったりする「7渡し」「8切り」「10捨て」「Jバック」等のローカルルールを、カードのアビリティとして搭載したゲーム。
これによってルールの有無で悩むことはない。

それだけではなく、2ゲーム目から使える特殊ルールカードで、更にゲーム性が変化する。

例えば「前ゲーム都落ちしたプレイヤーが大富豪になる」「ジョーカーが増減する最大4枚)」「スートの縛りを受けずに階段ができる」「ジョーカー以外のカードのアビリティを全て失う」という感じ。

これを各プレイヤーに2枚配って、どちらかを選択(使わない選択もできる)して、一斉に公開する
カードによって色が書いてあり、同色のものは階級が高い順に採用される

といったゲーム。
シンプルな大富豪としても遊べるので、ちょっとした暇潰しにも使えるいいゲームだと感じた。
大富豪ってなんか「誰でも知ってるでしょ」みたいな雰囲気あるし。


旅人に会いたい姫と、それを阻止したい大臣の戦い「シークレットムーン / Secret Moon」

5~8人/10分前後/正体隠匿・推理/2000円ぐらい

上記に挙げた「ラブレター」の続編。

ラブレターを受け取ったが、僧侶と相談して、手紙の主である旅人と、新月の夜に密会することを試みるが、その企みを耳にした大臣が、兵士を引き連れて姫を止めようとしてくる。しかも、その中には盗賊が紛れ込んでいる。

盗賊は選択式で、入れても入れなくてもいい

しかし、暗い森の中に潜んでいるため、姫と旅人以外はお互いが何者なのかわからないので、大臣側は姫がどこにいるか探りながら動くことになる。

今気づいたけど、僧侶も味方のはずなのに、姫と旅人の居場所がわからないって、僧侶は何をしているんだ?

最初に役職カードと行動順カードをランダムに配り、残った役職を中央にNPCとして配置する。
その後、姫と旅人のみ顔合わせを行ってから、行動順に沿って以下のアクションをどれか1つ行う。

観察:誰かの役職カードを自分だけ見る
質問:誰かの役職を聞いて、ルールに沿った返答をする
指名:誰かの役職を指名して、正解なら相手不正解なら自分が開く
   兵士が大臣を指名してしまった場合、兵士全員が行動不能になる

隠れる/かばう:誰かを指定して以降の手番で選択できないようにする
妨害誰かの行動順カードを捨てさせるが、自分が行動不能になる
攻撃捕獲):表になっている姫/旅人以外を指定して行動不能にする
待機パス):自分の行動順カードを捨てて、捨札の行動順カードを拾い、次ターンの行動順とする

この中の「質問」に関しては、役職に応じて返答が変わる

姫・旅人:(無言
兵士・僧侶:「やぁ、ご同輩
大臣:「ばっかもーん!ワシが大臣じゃ!
盗賊:(無言)か「ワシが大臣じゃ!」のどちらかを選ぶ

これを3ターン行い、
姫か旅人が裏向きのままゲーム終了、または大臣が捕獲された時点で姫陣営
姫と旅人が両方表向きになった時点、または姫が捕獲された時点で大臣陣営の勝利となる。

盗賊を入れる場合、いずれかの勝利条件を達成した時点でプレイヤーとして生き残っていれば盗賊の勝利となる。

という感じの正体隠匿ゲーム。

正式にやると「居場所がバレるので喋ってはいけない」というルールがある(正直今初めて知った)が、相談さえしなければ別にワイワイやっても問題はない。

「正体隠匿するにも嘘つくのがどうも苦手なんだよなあ…」という自分でも結構楽しめた。ラブレター同様そんなに時間がかからないのもいい。


数字を出して得点を取り合え!ダブったら無効!「ハゲタカのえじき / Hol's der Geier」

2~6人/20分前後/競り・バッティング/1500円ぐらい

1~10のプラス点と、1~5のマイナス点15枚のカードを、プレイヤー毎に配られた1~15のカードで取り合うゲーム。

手札からどれか1枚伏せて一斉に出し合うのだが、プラス点は「一番数字が高いプレイヤー」が受け取る。
逆にマイナス点は「一番数字が低いプレイヤー」が受け取る。

しかし、場に同じ数字が出てしまった場合、その数字は無効となり、残った数字で判定される。

場のカードが全て無効になった場合は、次の番に持ち越し(要はキャリーオーバー)となる。
この時の合計点がマイナスになった場合はマイナス点として扱われる。

全ての得点カードを配り終えた時、一番得点の高いプレイヤーが勝利する。

というゲーム。

わかりやすいルールで軽く遊べる(1ラウンドは10分ぐらいで終わる)ので、子供と遊ぶにはちょうどよさそう(8歳~)、と感じた。


カードを買ってデッキを強化しよう!「ドミニオン(通常) / Dominion」

遊んだのはおそらく初版だったけど、第二版が出てるそうなので、こっちを買うといいかも。

2~4人/30分前後/デッキ構築/5000円ぐらい
拡張「陰謀」と組み合わせると6人まで遊べるらしい

カードを取って自分のデッキを構築するゲーム「デッキビルディング」系の定番と言える(らしい)ゲーム。

勝利点1点のカード3枚と、1金分の銅貨7枚の初期デッキから、手札として5枚引いて、手札にある銅貨を通貨として、場にあるカードを購入する。

購入できるカードは、カード類を購入できる通貨(1~3金)と、終了時に得点になるがプレイ中は何の用途にもならない勝利点カード(1点・3点・6点)と、各種アクションカード(初心者用セットだと10種類あった)。

アクションカードは、山札からカードを引くものや、使うと通貨として扱われるもの1ターンに行えるアクションを増やすもの(基本的にはアクションの使用・カード購入は1回ずつしかできない)、

相手の手札を減らす攻撃アクションと、それを防ぐことができる防御カード自分の持つカードを除外して更に上の価値のカードに入れ替えるもの、といった効果を持つ。

カードを購入した際は、購入したカードを含めた全ての手札を墓地に置いて、山札から新たに5枚引いてターン終了
5枚に満たない場合は、墓地をシャッフルして山札に戻してから補充する。

最終的に、場のアクションカードの山が3つ無くなるか、場にある6点の勝利点カード(属州)が無くなればゲーム終了。
山札の中にある勝利点カードを計算して、最も高いプレイヤーが勝利する

というゲーム。

TCGのカードを机に並べて「どのようにデッキを組むか」と考えたことのある人なら、絶対ハマるゲームだと思う。

購入したアクションカードは、次のターン以降(手札にあれば)使う事が出来るので、リアルタイムでデッキが強化されていく感覚がとても楽しい。

アクションを増やしまくってカードをいっぱい引くコンボを決めて、勝利点カードを買い集めよう!



いかがでしたか?

っていうか感想書きながら「遊び過ぎじゃない?」ってびっくりするぐらい遊んでますね。

実は同じゲームを何回か遊んだ事もあるので実際はもっと遊んでます。

どうして?

こんな拙い文章でも投げ銭してくれると喜びます。