今日も本の感想 📕 もりたくさんの「長生き地獄」
・今日も本を読んでの感想 もりたくさんの「長生き地獄」
KADOKAWAの株主優待が8月2日に届いた
旦那くんの分は8月10日に届いた
同じ日にオーダーハガキを投函したけど、本の種類によって届くタイミングが違うのかな、KADOKAWAの株主優待
株主優待って、楽しみに待ってるものほど「いつ届くかなー」ってちょっとソワソワして、やだ。待つ時間をなくしたい。
その株主優待の中から選んだ１冊、森永卓郎さんの「長生き地獄」。
1日ですらすらっと読めた。
わたしが一番印象にのこったのは
森永卓郎さんが1.8億円かけてつくった私設博物館「B宝館」
のおはなし。
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＜＜第４章の181ページあたりを要約＞＞
開館直後、週に１度毎週土曜日の開館で、年の売上１００万円、年のコストが１０００万円（つまり９００万円の赤字）。その赤字は森永卓郎さんがその他の仕事で出稼ぎし穴うめ。
2018年、毎月第１土曜日だけの開館→来場者数それほど変わらないが、赤字は３００万（うち固定資産税が２００万、反省として自宅の敷地内に博物館をつくっておけば固定資産税が6分の１ですんだ）。
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赤字になるのも自由だけど、赤字だから辞めないと（その他でおぎなえたりするなら）いけないってわけじゃないことが、わたしの心に響きました。
わたしも自分の店をやってて「あ、これ赤字になるかも、やばいな」ってときがある。
でも、好きなんだったら、続ける価値あるチャレンジ（ムリがなければ）。
もりたくさんは、自分のやりたいことをやっている大好きな場所だから、月に１度の開館に工夫したり、反省点はもちろんあるにしても、トータルでまわっているなら、その価値はじゅうぶんにあるっていうか、これをするために生きてるんだって感じが素敵（毎週土曜の開館を、月１土曜の開館にシフトって、すごい。でも、自分がそれに納得して、来場数かわらないけど経費は少ないってことなら、その選択、あり）。昨日、森博嗣さんの本「お金の減らし方」の感想を書いたけど、まさに、もりたくさんのマイ博物館の継続は素敵なお金の減らし方。
もりたくさんの場合、いつか自宅の一部を博物館にシフトするもよし（引っ越しとかめっちゃ大変そうだけど）高い固定資産税の分を出稼ぎで補い続けるもよし、楽しいからやってるってことが大前提。
けど、売上をあげるために自分スタイルじゃない展示のしかたをしたりビジネスしだすのは、ちがう、と。
「私の感性に訴えたグッズを私の感性に合う形で見せたい」
って、１８２ページにあった言葉が心に響いた
この本は「将来、国の年金は半額ちかくまで下がるよ！それでも、その少なくなった年金の範囲内で楽しく暮らせるシステムと土地をみつける工夫が大事だよ！」ってことがメインだと思うのですが、わたしはもりたくさんの私設博物館の話題が心にのこった。本の良さって、人の経験の中にある本音に触れることかもしれない。
やっぱ、本って素敵。
あと、リアルに参考になったのは、老後の理想の住まい（70歳とかになったとき？）
２４０平米ぐらいの土地に、平家の家を８０平米（８００万ほどで建てられると書いてありましたが、そうなのかな？）ソーラーパネルつき。１００平米を畑にして自給自足。のこりの土地はカーポートとか物置。こんな住まいがあれば、将来夫婦2人の年金が月額１３万になっても、食に困らずなんとかやってけるんじゃないってことでした。
やっぱ、食べる＝畑、なんですね。
わたしは、こういう老後生活をしてる3組を知ってる。青森には、多い。6年前ぐらいに町内会のイベントで会ったご夫婦。新築の平家の隣の区画を畑にしていた。そして、近所に最近引っ越してきたおじさん。まさに去年、同じような条件の場所に平家を建てて、庭の畑で自給自足してる。そして、旦那ちんの両親もまさに同じ（ソーラーパネルはついてない）。相続した土地に平家を立て直して庭の広い畑で食べきれない量の野菜を育ててる・・・。野菜を育てられる人は、最強。それを、料理できる人は最強。それを楽しめる人は最強。それができる健康な人は、最強。
役場のHPに「貸農園」をみつけたから、さっそく問い合わせてみようかな、わたしに畑が合うかを、まず試してみたい（虫が嫌いだから、心配）。
「生きる」ために必要なことは、きっと、こういう「住むところ」「食べること」。
でもって「そもそも、地球に何しに来たんだっけ？」って視点をプラスして、オリジナルの自由の道を模索したい。
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