見出し画像

ブルーベリーナイツ



ブルーベリーナイツは、1周年記念につくったフルーツサワーです。

レシピを考え始めたのは6月頃だったと思います。

どんなビールをつくればみんな喜んでくれるだろうと、思い浮かべる沢山の顔。
だけどみんないつも「2人がつくりたいと思うものをつくってほしい。」
「どんどんいろんなチャレンジをしてほしい」とおっしゃってくださるので、結局自分たちのやりたいようにやることにしました。



サワーを作りたいという目標は前々からありましたが、単なるサワーではちょっとおもしろくない。
せっかくならもうひとひねり!ということで、まだチャレンジしたことのないフルーツを副原料として加えることでレシピは落ち着きました。

原価との兼ね合いもあり、普段はフルーツを入れることに迷いがありましたが、今回は1周年記念。お客さまにびっくりしてもらえるように、そして新しいおいしいに出会ってもらえるようにとの思いでした。

ただ、サワーをつくるのもフルーツを入れるのもどちらも初の試み。少し不安もあったので、いったんサワーIPAを作って酵母の雰囲気を掴んでおこうと思いBubble of Lifeを仕込んだという経緯です。


Bubble of lifeの仕込みが終わり、無事発酵→熟成を経ていい感じの酸味が感じられることを確認して、満を持してブルーベリーナイツを仕込みました。

ブルーベリーは和歌山県産のピューレを使用しました。
どれくらい入れたらいいか2人で話し合いましたが、私は「とにかくいっぱい入れて」という無茶ぶりのみだったので、夫の思ういっぱいのブルーベリーを投入してもらいました。
ちなみに送られてきた量を見てびっくりしました、多くて。笑
自分のオーダーを忠実に取り入れてくれた夫に感謝しつつ、原価を計算するのが嫌だな〜という気持ちにもなっていたのはここだけの話です。






以前も書きましたが、1周年当日は緊急事態宣言が出されており、店内でのアルコール提供が禁止だったので、リリースすることはあきらめました。

実際にリリースしたのは緊急事態宣言が解除されてから。10月2日からのリリースとなりました。

量り売りのみでの提供となってしまうのはあまりに寂しくて、このような判断をしました。

もちろんどのビールにも思い入れがあり、たくさんの話し合いを重ねたビールなので優劣はないですが、これは特に思いを詰め込んだビールなので、店内でグラスに注いだ時の「きれいな色!」というお客様のびっくりした顔や、おかわりしてくれる嬉しさはひとしおです。飲んでくださった皆さんありがとうございました。



ブルーベリーをひっくり返して、ベリーブルー。とっても青い夜。
“コロナに翻弄されるとても憂鬱な夜たちをグラスに注いでごくんと飲み干して、新しい朝を迎える!“という、2年目を迎える自分たちの未来への思いを強くあらわした名前をつけました。

映画からとった?マカロニえんぴつの楽曲?と何名かから聞かれましたが、ご想像にお任せします!
これからも皆さんをあれこれ悩ませる名前をつけたいです。




サポートして頂いたお金は、よりおいしいビールをつくるための研究活動費に充てさせていただきます!