24簿記論 振り返り
初めまして。
簿記論の上で三点倒立、と申します。
税理士試験を受験された皆様はお疲れ様でした。
私も8/6に東京流通センターで簿記論を受験してきました。
まだ熱が冷めていないうちに、自分がどのように本試験と向き合ったのかを振り返っておこうと思い、拙い文章ではございますが、noteへまとめさせていただきました。
既に税理士試験を受験されている方や勉強方法を熟知されている方からすると、面白みのない内容が沢山書かれているかとは思うのですが、ご了承いただけますと幸いです。
目次
【本試験の自己採点】
【自己紹介】
【受験決意後〜本試験までの過ごし方】
【本試験を終えて】
【本試験の自己採点】
自己採点はネットスクール、大原、TACで確認させていただきました。
ネットスクール/大原/TAC
第一問 14/14/14
第二問 13/13/11
第三問 33/36/36
合 計 60/63/61
提出した解答用紙と自己採点の結果に乖離がないことを祈るばかりです。
【自己紹介】
私は2021年6月に会計事務所へ就職し、ありがたいことに現在もそちらで勤務させていただいております。
就職前までは学生でしたので、現在社会人4年目です。
上司が税理士として活躍されており、私も同じように頑張ってみようと、まず昨年2023年に簿記論を受験しました。
しかし年末からの会計事務所特有の繁忙期で途中からズルズルと失速…昨年の本試験の結果は32点でした。
点数を上司へ報告したときは圧倒的に勉強量が足りないこと、将来自分がどうしたいのかを考えなさいと、お言葉をいただきました。
全くもってそのとおりだと感じました。
今後事務所には後輩も増え、税理士試験含め何かしらを頑張らないと自分の立場がなくなる…そう危機感を強く感じたのが、2024年簿記論リベンジを決意したきっかけでした。
昨年12月の出来事です。
【受験決意後〜本試験までの過ごし方】
昨年までの時間の過ごし方ではダメだと思い、新たに始めたことや起こった出来事をピックアップし、まとめさせていただきました。
内容としては15個挙げさせていただきました。
文量が大変増えてしまったため、ご了承ください、、、
1.講座選び
受験の決意は昨年12月でしたので、TACの1月開講である速修コースを受講しました。
私は家での勉強が全くできない性格のため通学(平日夜の週2回)とし、自宅〜職場までの定期圏内にある校舎を選択しました。
2.早起き
職場は8時半〜17時半が定時となっており、昨年まで私は毎日始業時間ギリギリに出勤しておりました。
勉強時間を平日も捻出できるよう、今年の1月から職場には遅くても朝の7時半までには到着し、30分は計算問題の解答時間を確保できるよう務めました。
職場は他のスタッフが続々と出勤してくるので、もし朝早く来ない日があると、「あの人は今朝は勉強していない」といった認識になります。
そのため、勉強を続けられるよう監視の目を付けてもらおうといった狙いもあって、自宅やカフェではなく、職場を朝の勉強場所とさせていただきました。
職場で勉強スペースを確保できるお礼に、掃除機がけ、トイレ掃除、ゴミ出し等、出勤日は可能な限り清掃を行っておりました。
(職場自体は広いわけではないので、大きな負担ではありませんでした)
これから後輩が出てきたとしても、職場的に問題がなければ私が掃除できればいいなと思っています。
抽象的な話にはなりますが、トイレ掃除などは運気を高めているような気持ちにもなるので、、
繁忙期はもちろん早く出社してそのまま仕事することもありましたが、
早く出社している▶︎職場にいる時間が増えている▶︎仕事に対する姿勢にも少しずつ自信が出てくる▶︎夜の授業がある日も思い切って退勤できる(ような気がする)
そんな良いサイクルが早起きで形成できていたような気がします。
(仕事自体は全然できるわけではなく、まだまだ周りに迷惑をかけている立場ですが)
3.お昼休み
昨年まで出社日のお昼休みは毎日適当に外食しておりましたが、職場でお弁当(コンビニ)を食べることにしました。
約30分で食事と休憩を済ませ、残り30分を計算問題の解き直しに充てました。
4.授業の向き合い方
授業は全て出席しました。
仕事は昨年末から繁忙期でしたが、その時期は朝早く出社し仕事の時間に充てていました。
どんなときも授業の日は定時で上がらせてくれた職場には感謝しております。
1年で4回ほどどうしても時間が合わないときは、その週のうちに他校舎の授業に参加しフォローしました。
私は視力が悪いため黒板が見えないストレスを払拭したく、座れるときの席は必ず1番前の真ん中にしておりました。
質問などは授業後で毎回しているわけではなく、余力があるときは授業後にしばらく教室で問題を解いていましたが、大体は終わったらすぐに帰っていました。
5.4月までの成績
ミニテストは1回を除き、全て満点を取りました。
実力テストはNo.2を除き上位30%以内に入ることができました。
6.上司へ勉強写真を送信
自習室で勉強したら証明として、写真を送ってきなさいと話してきてくださった上司がいました。
TACの自習室で勉強する日などは着席時の時計入りの写真、帰宅時の時計入り写真2枚を上司に送っていました。
(こんな面白みのない写真を沢山上司に送っていました)
これは講義がない曜日に勉強をする1つのきっかけになりました。
送らないと上司に翌日怒られる、、、
(怒ってくれる上司に感謝です)
少々不純ですが、勉強が継続できる大きな理由でした。
7.間違いノートの作成
4月に都合でいつもと他の校舎の授業に参加したとき、先生が間違いノートを作るのをオススメされていました。
自分の勉強方法に自然に取り入れられると思い、間違いノートを作ってみることにしました。
結果的にはこれが上手くはまり、本試験当日はこれだけ持っていって「お守り」のような感覚で大切に使っていました。
(間違いノートの一部)
問題解答後の体力で作ることが多いので誤字だらけですが、自分だけが読む用なので理解出来ればそれでヨシ!の気持ちでした。
8.直前期(5-7)月
直前期の答練は以下の結果となりました。
4月までの実力テストの感覚で直前期に臨んだ私は、答練の内容に終始圧倒されていました。
第2回までの答練は良かったのですが、以降上位3割をキープできたわけではなく、苦しい日々でした。
それでも答練は繰り返し解答&見直しを毎週少しでもできるよう、時間を作っていきました。
9.X(勉強垢)の作成
この時期は他の受験生の答練の出来や、どんな風に勉強に向き合っているのかが気になり、X(簿記論の上で三点倒立)アカウントを作りました。
刺激を受けることが多く、本当に作ってよかったなぁと思っております。
10.彼女のサポート
本試験まで意志を貫けたのは、彼女の存在があってこそでした。
授業がある日は、タイミングが合えば校舎の最寄り駅まで一緒に電車で来てくれたり、授業が終わった夜遅い時間は、沢山電話に付き合ってくれました。
講義がない日の夜遅くまで自習室にいたあとの帰り道も、沢山電話に付き合ってくれました。
彼女にも毎回のミニテストや実力テスト、答練の解答用紙は全て写真で送り、私が授業を欠席しないように協力をしてくれました。
税理士試験を受験することを応援してくれて、褒めてくれて、励ましてくれた彼女には、本当に感謝しています。
もし合格出来たら、それは2人で掴み取ったものだと心から思います。
少しでもお礼ができるようにこれからも頑張りたいです。
11.模試
まず6/9にTAC模試がありました。
結果としては恐らくCランクにほぼ近いBランク、上位へ食い込むためには得点が必要な箇所の失点が目立ちました。
実力不足、目立つケアレスミスを実感し不安に感じたため、大原での模試も後日受けることにしました。
6/29 大原の模試結果
TAC模試のリベンジとして挑みましたが、こちらもCランクがすぐ見えてくるBラインでした。
上司にも模試の結果は報告し、中々苦しいねとお言葉をいただきました。
ただ、これ以上勉強時間を確保するのも難しかったため、あとは勉強のペースを落とさないことを大事に時間を過ごしました。
本番の緊張感もどうしようもできないとは思いますが、そのなかでベストを尽くせるように模試を2回分実際に受けたことは、1つの達成感と自信に繋がったと思います。
12.一部スマホアプリの取り消し
私は趣味としてYouTubeの視聴とポケモンGO、漫画アプリのチェックがあります。
模試や答練、補助問題(過去問)の解き直しを進めるうちにこのままではダメだと思い、時間を奪われがちな上記3点のアプリを1度「封印」することにしました。
6/26の出来事で、果たしてこれが大きく成績に繋がったかと聞かれると何とも言えませんが、試験への向き合い方としては1つの方法になったと思います。
Amazonプライムはそのまま残していたので、どうしても気分転換で動画が見たいときはアニメやドラマを視聴する!といった感じで利用していました。
アプリ取り消し前とあまり変わらなかったとは思いますが、YouTubeはショート動画などをだらだらとずっと観れてしまうので、Amazonプライムで「第○話を視聴したら勉強しよう」といった考え方にはできていたのかもしれません。
13.それでも何も勉強出来なかった日
学校の先生や職場の上司からは「全く勉強をしない日は作らない、少しでもいいから毎日計算問題を解く」
そう教えてもらいましたが、実際に毎日机に向かったか?といわれますと、決してそうではありませんでした。
直前期の6,7月でもそれぞれトータルで2,3日ほどノー勉の日にちはありましたし、そんな時間を過ごしたあとは自分への嫌悪感が湧いてきます。
試験勉強の苦しいところは、この自分が計画した時間を過ごせなかったときの嫌悪感が、常時付きまとうことだと思います。
頭では分かっていても、机に向かうのができないときってあるんですよね。。。
ただ直前対策テキストのコラムに書かれていた「人間のバイオリズムには必ずモチベが落ちる時期がある」ことや、
上司が私へ「お前は馬鹿なんだから完璧なんて求めてない。でも絶対に諦めない根性を見せろ」と言ってくれた言葉がずっと記憶にありました。
何も出来ない日があったら、それも自分の人間性、といった考え方で向き合って勉強を続けることにしていました。
14.本試験当日までの残り半月
7月の第4週、8月の第1週の合計二週間は、仕事は毎日午後休をいただいておりました。
会計事務所受験生あるあるでございます、試験直前の有給取得期間です。
この約2週間で以下の答練を最後に一回転することにしました。
・直前対策答練6回分
・補助問題(過去問)9回分
・模試(TAC、大原)
・直前予想答練3回分
・ファイナルチェック2回分
上記の総合問題は全て3回転はしたと思っています(実際に数えていないので感覚値)。
速修コース終了後の有料オプション(ファイナルチェック、最終アシストゼミ)も参加し、受講させていただきました。
有料オプションは上級コースの受講者が多く、講義開始前から既に多くの方が教室に着席しており、復習されているのが印象的でした。
(私の通っていた速修コースのクラスは講義開始15分前まではほぼ教室に人がおらず、直前にぞろぞろと出席されていた印象です)
個別問題は先生がレジュメで作ってくださった、論点別のトレーニング問題集のまとめを確認しながら復習を進めていました。
15.湯島天神で神頼み
試験前最後の日曜日に湯島天神に向かいました。
沢山の絵馬が飾られており、様々な方たちの受験に対する思いが綴られており、自分も頑張らねばと刺激を受けました。
【本試験を終えて】
昨年12月に受験を決意したあと、自分に合った勉強方法やそれを長く継続できる方法を模索した結果などを、上記まとめさせていただきました。
今回社会人として簿記論を受験しましたが、本当に沢山の方々に支えてもらったと思います。
1人ではこんなに長い期間、勉強は続けてこれませんでした。
私はこれまで難関学校の入試などの受験経験がほとんどなく、恥ずかしながら一心不乱に勉強に打ち込んだのは、この簿記論が初めてでした。
学生のほうが時間が取れるから、受験に専念しやすいという意見は非常に分かるのですが、私は社会人になったからこそ税理士試験と向き合えたと思っています。
社会人となって勉強を続けられた理由として、
・職場での自分自身の立場の危機感
・勉強すれば少なからず実務での自信に繋がる
・将来の経済的な不安
・毎日上司という、目に見える目標像がある
などがあげられました。
資格試験は合否の"結果"で評価が決まってしまう(他者は受験者の"過程"を把握することが難しいため)ものなので、
来年以降の"過程"を進むうえで自分の手助けとなるよう、今年の振り返りを記載してみました。
最後までお読みになっていただいた方は、ありがとうございました。
まだまだ税理士試験はこれから…大変なことが数多く待ち受けているかとは思いますが、そのときも精一杯できることをやってみます。
今月は頭も身体もしっかり休みましょう。
私は受験期間我慢していたお酒を、沢山飲もうと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?