薄暗い地下からせっせと階段上がって地下から出た。

少し息を整えようと下を向いていたら、視界に桜の花びらが何枚かひらひらと落ちてきた。

ああ、下を向いて通るのがもったいない、と思えてきて。

満開の桜を楽しめるよう顔を上げて
前を向いて歩いた。

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