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2018年冬の日本再興戦略

こんにちは、ミタムラです。

時間差で本を読むのが好きです。

2018年1月に出版されたメディアアーティストの落合陽一さんのこちらの本を読みました。

切り出したいところが多い本ですが、一番大切なメッセージは最終章の「おわりに」に書いてるこちらのメッセージかなと思います。

「ポジションを取れ。批評家になるな。フェアに向き合え。手を動かせ。金を稼げ。画一的な基準を持つな。複雑なものや時間をかけないと成し得ないことに自分なりの価値を見出して愛でろ。あらゆることにトキメキながら、あらゆるものに絶望して期待せずに生きろ。明日と明後日で考える基準を変え続けろ」

この檄文は一部でも全体でも人生を支える背骨になりうる強烈なメッセージです。とくに下記の部分は人生を楽しむ本質があるように個人的には感じます。

複雑なものや時間をかけないと成し得ないことに自分なりの価値を見出して愛でろ

以下は、読みながら共感したところや、発見を感じたところをメモしていきます。

・これからの日本に大事なのは、いろんなコミュニテイがあって複数のコミュニティに所属しつつ、そのコミュニティを自由に変えられることです。・たとえば、今のインドは江戸時代の日本に一番似ています。(第一章:欧米とは何か)
士農工商と同じようなカースト制度があって、そのカーストが自由経済とうまく折り合いをつけている特殊な事例です。(第一章:欧米とは何か)
文化とは、人の知の蓄積そのものであって、それは一番価値が高い。人の到達点を文化に変換するからこそ、アート作品は高いのですが、拝金主義の人たちにはバスキアの絵がなぜ100億円もするか始終原理以上の感覚では理解できません。(第二章:日本とは何か)
肌の色の差別に関しては解決されつつある国が多いですが、あまり解決に向かっていない国もあります。こうした問題というのは、人間を標準化するというところから生まれたというのが、これまでの多様性について学んできて僕が気づいたことです。(第三章:テクノロジーは世界をどう変えるか)
今後は「訳せない」こととは、考えがまとまっておらず、コミュニケーションが取れないことと同義になるのではないでしょうか。(第三章:テクノロジーは世界をどう変えるか)
リーダー2.0時代のリーダーの条件①「弱さ」②「意思決定と実務権限の象徴は別でいい」③「後継者ではなく後発を育てる」(第五章:政治 より本文を基にミタムラが作成)
新しい時代に磨くべき能力とは何でしょうか。それは、ポートフォリオマネジメントと金融的投資能力です。(第六章:教育)
小学校に入るまでの幼児期は五感をフルに使ったほうがいいと思います。とにかく集団で教えるという概念ではなく、個別もしくは少人数で教えるという概念を大切にするべきです。小学校で大切なのは、好きなものや好きなアクティビティを見つけることです。(第六章:教育より本文を基にミタムラが作成)

落合陽一さんは魔法の世紀以来のファンなのですが改めてキーとなる著作を読み返したくなりますね。特に今のような時期は。


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