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「特別定額給付金 申請書在中」が届きました。 2020.6.6

 家に帰ったら、東京都大田区役所から、封筒が届いていた。

 午後に、ポストに入っていたらしい。

 左上には、「大切なお知らせです。必ず、開封してください。」とあり、住所と名前の下には、「特別定額給付金 申請書在中」と四角く囲われていて、その下に赤い文字で「申請期限 令和2年9月2日(当日消印有効)」とある。

 封筒の真ん中付近には、赤い四角い枠が2つもあり、「重要」「親展」と縦に並んでいる。


 封筒をあけると、「特別定額給付金のご案内」「申請手続きのご案内」と、ピンクの「特別定額給付金申請専用封筒」が入っている。

「申請手続きのご案内」は、「特別定額給金申請書」と一体になっている。

 「2 給付対象者」の右端に、何度もインターネット上で見た、「不要」のチェック欄がある。その悪評は知っている。
 確かに、映像で、この部分だけを見た時には、少しでも注意深ければ、申請を希望する場合に、ここにチェックすることはありえないと思っていた。 

 だけど、「1 世帯主」も、「3 受取方法」も、書き込まなくてはいけない欄は、青く太めの線で囲われている。「2 給付対象者」の「不要」の欄が並んでいるところも、青く太い線で囲われているのを見て、少し考えが変わった。

 今、コロナ禍で、普段よりも疲れやストレスが蓄積している人の方が圧倒的に多いと思う。この手続きをする人たちも、私自身も含めて、疲れがたまってきているはずで、そんな時に書かなくてはいけない、この書類は、意識的なのか無意識なのか、「青く太い線で囲まれている部分には、書かなくてはいけない」という誘導が行われていると思われても、仕方がない。それに素直に従えば、希望していたはずの「特別定額給付金」が支払われなくなる可能性が出てきてしまう。個人的には、こういう作りに、微妙な意地悪さを感じてしまった。


総務省のホームページには、こうした文章があった。

施策の目的
「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」(令和2年4月20日閣議決定)において、「新型インフルエンザ等対策特別措置法の緊急事態宣言の下、生活の維持に必要な場合を除き、外出を自粛し、人と人との接触を最大限削減する必要がある。医療現場をはじめとして全国各地のあらゆる現場で取り組んでおられる方々への敬意と感謝の気持ちを持ち、人々が連帯して一致団結し、見えざる敵との闘いという国難を克服しなければならない」と示され、このため、感染拡大防止に留意しつつ、簡素な仕組みで迅速かつ的確に家計への支援を行う。

 こうした、やや勇ましい表現だったことを、改めて知る。


 それから、1月半がたってから、「特別定額給付金 申請書在中」が届いた。
 すでに緊急事態宣言は解除されているが、東京都には、東京アラートが発動されている。

• 「東京アラート」は、都内の感染状況を都民の皆様に的確にお知らせし、警戒を呼び掛けるものです。

 大田区の自宅からは、残念だけど、夜だけ赤くなるはずの、レインボーブリッジも、都庁も見えない。


 これから、申請書を書いて、同封書類の2点を同封して、(私の場合は免許証のコピーと振り込み口座が確認できるコピー)、封筒の「給付金担当」のあとの、「行」という文字を消して「御中」と書いて、郵送してから、実際に振り込まれるまで、大田区役所の担当の方々には、とても大変で、どこか申し訳ない気持ちもあるが、それでも、あと、どのくらいの時間が、かかるのだろうか、とも思ってしまう。



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