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農業育児理論 生きる力

写真はツツジの赤ちゃん。これから立派なツツジに育っていきます(^^)

さて苗から野菜を作っていると、これも子育てに共通する事が出てきます。今日は大事な根の部分から。

種をまいてから発芽するまでは、その野菜が好む温度と水分をコントロールして、最適な環境を整えてあげます。それは過保護と言われてもおかしくないくらい、愛情たっぷりです。ですが発芽してから畑に植えるまでは、愛情はかけつつ厳しさがかなり大切になってきます。

苗には水をあげてはいけない⁉︎

虫に負けないよう、周りをネットで囲ったりはするのですが、水分はかなり制限しています。もちろん枯らしてはいけないので、限界になった時にはたっぷりあげています。その厳しさの理由は【根張り】を良くするためです。喉が渇いた苗は、自ら水分を求め根を伸ばします。しっかり根が伸びた苗は、畑に植えた後も自らの力で自然環境に耐えうる力を得る事が出来るんですね。

常に水を充分あげて育った苗は、「何もしなくても水が吸収出来る」ので、根が成長しません。そうやって育った苗は、畑に植えてからも水やりが必要になったり、環境に左右されやすい子になってしまいます。

子供にとっての根っこ

子供に置き換えてみると、この苗の時期は大体2歳〜4歳くらいまでの間。この間に愛情のかけ方を間違えると、色々な意味で弱い子供になってしまいます。この時期は自らやりたいという欲が強い時期でもあります。でももちろん最初なので、上手く出来なかったり、時間がかかります。そんな時、大人の都合だったり、つい親心で大人が手伝ってしまうとその子の【根】力が育ちません。

もちろん、どうしても出来ない時などは最後はサポートしてあげますが、彼らが自らの力を伸ばす機会を、周りの大人は作ってあげる事が、ホントにその子のためになるはず。

同じ1人の人間として

行動も、考える事も、実はかなり人間的でしっかり出来るようになる時期です。苗を育てるように、子供の力を伸ばす接し方をしたいですね(^^)

サポートして頂いたものは、農業・身体サポート事業に活用させて頂きます! 【幸せは元気な身体から!】 そんな思いに共感してサポートをして頂けたら、嬉しすぎます!!